鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4265回】 幼少期の遊びが大切

2022年09月03日 | 親として

自分で言うのも何ですが、

私、車の運転は非常に上手いです。

 

普通の運転はもちろん、

車庫入れとか縦列駐車も得意です。

 

球技も比較的、人並み以上にこなせます。

 

これは、運動神経というよりは、

距離感を計るのが得意なのだと思います。

 

私が生まれ育った、

大阪府東大阪市の石切というエリアは、

昭和40年代の新興住宅地で、

山を切り崩して土地が造成されました。

 

近所には、正興寺山という公園があって、

そこに行くのに崖を登ったり下りたりするのですが、

毎日、それを繰り返すことで、

特に崖を下る際の段差などの距離感を計ることが

自然とできるようになったのだと思います。

 

同級生とかと一緒にこの崖を下ると、

皆の平均時間の3分の1程度で

道路に着くくらい、とにかく速かったです。

 

更に小学生の時に近所で流行っていたのが

ビー玉でして、これを穴に入れる際、

距離感を計って指の力を調節する、

ということをメチャやっていたので、

距離感をセンチ単位で取るトレーニングを

毎日、やっていたようなものです。

 

結果、距離感を計る能力が高くなったのだと思っています。

 

ここ最近、車を運転していて思うのが、

運転が下手な方が多いなぁ、ということ。

 

しかも若い男性で下手な方が増えているような気がします。

 

車庫入れだったり、車線変更だったり、

運転しながら前後左右の距離感の取り方が上手くない方が

結構多いよなぁ、と感じています。

 

たまたま、子どもの脳の発達についての文献を読んでいて、

幼少期から高層マンションに住んで、

自然に触れない環境で育った子は、

身体感覚に欠けることが多く、

結果、勉強などの暗記物は得意なのに

ある一定以上の応用力が無いというか、

機転が利かない、ということが多いそうなのです。

 

言葉にしても数字にしても、

何らかの過去の自分の経験とつながっていて、

その経験が身体感覚として蓄えている人と

感覚としてとらえられていない人とでは、

理解の度合いが異なるそうなのです。

 

幼少期に、自然の中でいろんなものに触れたり、

さまざまな身体的な経験が不足していると、

身体感覚が発達せず、結果頭では理解しているものの

感覚的に掴めていない人が増えるのでは、

と思っています。

 

子どもを育てる上で、

庭付きの一戸建てで花や虫、

ペットなどを飼ったり育てたりすることが、

子どもの身体感覚を伸ばすのにとても役に立つ、

ということを改めて理解しました。

 

だから子どもさんが幼少期のうちに

マイホームを持つことが欠かせないと

個人的に思っています。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【4264回】 「会社を売... | トップ | 【4266回】 農家のマー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

親として」カテゴリの最新記事