桃とシャインマスカットが個人的に大好きで、
そのシーズンは山梨に来て、
直接購入しています。
山梨はフルーツ大国で、
シーズンになるとどこでもフルーツが売られていて、
瞬のフルーツを大量に購入することができます。
シャインマスカットも今や全国どこでも購入できますが、
やはり産地の出来の良いものは、
粒の大きさも実の付き具合も、
地方のスーパーで売られているのとまったく異なります。
それはもう、本当においしいのです。
で、シャインマスカットの直売所に行って、
いつも感じることなのですが、
まあ農家の方たちの大半は、
もっと勉強した方が儲かるのになぁ、ということ。
マーケティングセンスゼロの直売所が多すぎて、
皆、本当に損をしているなぁ、と感じています。
買いたくなる売り場を
作ることが出来ていない直売所が
もう本当に多いのです。
商品の陳列の見栄えの残念さ。
のぼりや看板のダサさ。
駐車場の作り方や車の入れやすさ。
購入から発送までのオペレーションの悪さ。
商品のパッケージのダサさ。
そして売っているスタッフの服装のセンスや
接客レベルの低さ、などなど。
私たちは、買いたいと思って来ているのですが、
買いたくなる環境を
つくることができている直売所や農家さんは、
本当に限られています。
現状の商品力に甘えて、
売り場づくりや接客力向上、情報発信を怠っていると、
他に素晴らしいフルーツの産地ができたり、
もっとおいしい桃やぶどうが開発されると
お客様を根こそぎ持っていかれる時が来るでしょう。
でもこれは、住宅業界にそのまま当てはまるのです。
センスが良く、しかも分かりやすい売り場づくり。
カッコいいのぼりや看板づくり。
分かりやすく行きやすい拠点と、
駐車しやすい駐車場づくり。
分かりやすい進め方の発信。
スタッフさんのファッションセンスや接客レベルの向上。
これらを怠っていては、
あっという間にお客様に魅力を感じていただけなくなり、
すぐに閑古鳥がなくようになるでしょう。
他の業種の売り場を見ることで、
いろんな気づきがあるのです。
だから経営者やマーケティング担当者は、
いろんなところに足を運んで、
自分の五感を刺激し続ける必要があるのです。