鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4005回】 安直な戦略を提案しない

2021年12月17日 | 住宅コンサルタントとして

弊社がクライアント様に提案する戦略は、

目先の数字を高めるためのやり方ではなく、

ちょっと時間はかかるけれど、

時間の経過と共に商売が年々やり易くなっていく、

という本質的な内容が多いです。

 

超ローコストブランドを立ち上げ、

価格の安さを訴求しながら、

土地を買いまくる、というやり方は、

まずどのクライアント様にも提案していません。

 

確かにその戦略を選択すると、

一時的に数字は上がりますが、

そのビジネスモデルをやり続けて、

 

自社を応援して下さるファンが増えるのか?

携わるスタッフさんが成長するか?

 

というと、そうならないのですね。

 

商いの本質とは異なると思うので、

そういう安直な戦略を提案することはありません。

 

弊社のクライアント様が市場で競合する会社の中には、

そういう戦略を取ってくる先もありますが、

大抵、どの会社がアドバイスをしているか分かります。

 

数年は、競合企業に有利な状況が続くかもしれませんが、

10年後は確実に我々が勝つ、という戦略をご提言しています。

 

圧倒的に人間力で勝つ。

価値で勝つ。

会社の格で勝つ。

安心感で勝つ。

スタッフのキャラで勝つ。

 

面倒で手間と時間がかかりますが、

確実にファンが市場内に増えていき、

スタッフさんが成長し、

自社に自信と誇りを持ってお客様に接することができる。

 

そういう王道のやり方で勝つのです。

 

時間はかかりますが、

それが中小企業、地域密着型企業の目指す姿です。

 

そして地元の方を雇用し、

地元の職人さんや販売店さんに仕事をお願いし、

技術の継承と地域の経済の活性に貢献していく。

 

地元の雇用を生む。

 

地元の方々の住環境のレベルを高める。

 

最終的に地域社会に貢献し、地域を良くしていく。

 

2022年も、商売の王道をクライアント様と追求していきたい、

と個人的に思っています。


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