昨日は、2012年3月以来、
約8年ぶりのお付き合いとなるクライアント様のところに
お伺いしておりました。
昨年10月に、そのクライアント様があるエリアに
私が別件の調査で行き、宿泊する予定があったので、
厚かましく連絡を入れさせていただき、
お食事にお誘いしたのですが、
それがきっかけでもう一度、お付き合いをすることに・・・。
いろんな要因があって、
8年前にお付き合いが終わった訳ですが、
もともと人としての相性とか、基本的な価値観は
当時から非常に合っていたと思います。
個人的に大好きな会社さんでした。
そして、この8年間の間に、業績は劇的に良くなっていて
営業利益も受注残も、非常に理想的な状況になっていました。
これから住宅会社として、
新業態にチャレンジしていただくのですが、
その中で屋号やロゴマークも一度、見直したいというお話が
先方の社長からありました。
私がそこで、
「ロゴや屋号には、結構思い入れのある経営者が多いのですが、
本当にロゴや屋号まで変えても良いのですか?」
と提言をすると、
「私が思い入れがあるのは、ウチの可愛い社員だけです。
ウチの社員が、楽しくワクワクして働けるのであれば、
ロゴとか屋号とか箱(=店舗やモデルハウス)に
何の未練も執着もありません。
ウチの子たちが、楽しく働ける会社にしたいです」
「あの子たちが、楽しく働ける会社になれば、
勝手に業績は上がります。
だからウチの子たちがワクワク働ける会社にしていきたい」
ということをおっしゃったのですね。
もう私、衝撃を受けました。
実際、会社を訪問した際、とにかくどのスタッフさんからも
素直で純粋な波動を感じまくっていたのです。
クライアント様の社員さんに対して、
こういう表現が良いとは思いませんが、
とにかく皆さん、非常に「かわいい」のですね。
その純粋さ、一所懸命さがお客様にも伝わり、
今の成果につながっているんだな、と実感しました。
本社はこの8年の間に新しくなっていたのですが、
実は社長室や会議室は、最近までクロスを貼っていなかったそうです。
プラスターボード打ちっぱなしだったそうです。
「お客様をお招きする場所以外、お金はかけない」
という考えを社員さんに徹底させるために、
敢えてそういうことをされていたそうで、
前期、良い決算が出たので、
「みんなのおかげで、クロスを貼るお金ができました。
ありがとう、ご苦労さん」
と社員さんをねぎらったそうです。
社長が社員さんを心から大切に思い、
その思いに社員さんが応えようとする。
こういう会社は強いです。
そして商売に関して、とても大切で、
とても基本的なことを教えていただきました。
社員さんが楽しく、ワクワクして仕事ができる会社。
シンプルに何を頑張ればよいのかが分かりやすい会社。
そういう会社をつくっていきたいですね。