鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第319回】 自分が仕事を通じてやりたいこと

2011年11月15日 | 住宅コンサルタントとして
「仕事を通じて、一体自分が何をやりたいのか」という原点を忘れてはいけない、と
今更ながら強く思う、鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

たくさんの仕事に囲まれ、日々の仕事に追われると、
仕事の目的を忘れてしまう時がありますよね?

私は、幸運なことに、自分が本当にやりたい仕事をさせていただいているのにも関わらず、
「仕事を通じて自分がやりたいこと」の意識が薄くなってしまうことがあるように思います。

私は、本当に良い家ばかりが日本で建つようになれば、と思っています。
今、ご縁を頂戴しているクライアントの中で、本当に素敵な家をつくっている会社があります。

そのクライアントが建てた家を実際に見ると、ものすごくワクワクします。
本当に見させていただいているだけで、幸せな気持ちになるのです。

そんな素敵な空間で毎日を過ごすことが出来るとしたら、
そこに住む人の人生は絶対に楽しいし、充実したものになると思うのです。

奥様は、その素敵な家をさらに素敵にするために、自身の感性をフル稼働して、
素敵な雑貨や食器、絵などでコーディネートするだろうし、
そういう我が家の変化を見て育ったお子様には、素晴らしい感度が身につくでしょう。
そういう感度は、やはり素晴らしい住環境で育つことで養われると思います。

そして、自分の子どもがそういう素敵な感性を身につけられたとしたら、親としては嬉しいですよね。

そんな住む人がワクワクする家であったり、休日体と心の疲れを癒してくれる家が
日本でたくさん建ったとしたら、絶対に今の日本よりも心があったかい日本になると思うのです。

だから、そんな良い家をつくっていきたいと思っている住宅会社さんが、
よりたくさん家の受注出来るようなお手伝いこそが、自分がやりたい仕事なのです。

ただ、自分達のエゴのために棟数を伸ばしたり、売上を高めようとしている会社。
お金儲けのために住宅に取り組んでいる会社。
良い家づくりに真剣に取り組んでいない会社。
こういう会社のお手伝いはしたくありません。

自分が仕事を通じて本当にやりたいことを日々、強く意識すると、
自分の軸がブレずに済みますよね。

皆さんは、仕事を通じて何をしたいですか?
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【第318回】 №1営業マンとの食事

2011年11月14日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアでクライアントの見込み客を対象にセミナーをさせていただいた後、
夕方移動し、先日の№1営業マンセミナーで講師をやっていただいたあの方と
夜お食事をご一緒させていただいていました。

ただ、2人ではなく、もう1人、某資材メーカーの敏腕営業マンの方も一緒に、
合計野郎3人でのお食事でした。

この日、例の№1営業マンは見学会を開催していたのですが、
相も変わらず2日間で約30名の管理客の方にご来場いただいたそうです。

しかも、今回の見学会の会場は、会社の近くではなく、かなり遠い場所での見学会。

皆さんは、会社から車で1時間以上かかるエリアでの見学会で、
何名の管理客に来ていただくことが出来るでしょう???

まあ、相変わらず超人的な動員力ですよね。

また、昨日のお食事の中で、また素敵なエピソードをお聞かせいただきました。

あるお客様ご夫婦がいらっしゃって、
何としても自社で家を建てたいとお考えいただいているそうなのですが、
№1営業マンからしたら、

「ウチで建てない方が、お客様のためではないか?」

という考えにどうしてもなってしまうケースがあったそうです。

というのは、お客様が購入された土地の敷地面積が小さく、
大家族で住むにしても建物の大きさが制限されます。
しかも、自社では3階建ては出来ないそうで、他社の3階建てでされた方が、
お客様の幸せにつながる・・・。

そう確信して、お客様に「ウチで建てない方がいいです!」と言ったそうです。

すると、お客様の奥様が涙を流されて、

「でも、私たちはあなたに家づくりを頼みたいんです」

とおっしゃられたそうです。

これって、ホント、究極的な話ですよね。

「当社で家づくりをするよりも、他社さんで家づくりをされた方がいいです!」

とお客様に言った際、皆さんなら「でも、私たちはあなたに建てて欲しい」と言ってもらえるでしょうか?

商品を売るのではなく、自分をちゃんと売ることが出来ているでしょうか?
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【第317回】 最良のパートナー

2011年11月13日 | 住宅コンサルタントとして
若くてこれから先が楽しみな工務店の経営者を見ると、
本当にワクワクしてしまう、鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

ビジネスパーソンとして、成功する上でとても重要なことは、
どんなパートナーに巡り合うか、ということがとても重要だと思います。

昨日、とあるエリアで合同イベントに参加していたのですが、
その中で社長が一所懸命お客様の接客をしている中、
その様子を遠くから見守り、素早くお茶を出したり、資料を用意したりしている
奥様がいらっしゃいました。

また、自分の友人を一所懸命お誘いし、
動員にとても貢献して下さっている奥様もいらっしゃいました。

自分のご主人である社長が接客している間、美しい姿勢で見守っている奥様を見ると、

「絶対、商売に成功するよな~、こういう夫婦って」」

と思ってしまいます。

出すぎず、控えめなのですが、さりげなく気の利いた行動がとれる方が
パートナーでいると、絶対に運気が上がるような気がします。

また、こういう対応が出来るのが、大和撫子ではないか、と思うのです。

実際に家の中ではどうなのか分かりませんが、
外ではご主人である社長を立てる。
そして控えめであると同時に、社長のことを尊敬している。

また、社長自らも、日頃の生き様がカッコよく、トコトン仕事に打ち込んでいる。

こういう理想の夫婦が、ビジネスで失敗するわけがありません。

そういう意味で、仕事で成功する上では、どんなパートナーと巡り合うかということが
とても重要なのかもしれません。

皆さんは、最良のパートナーと巡り合えていますか?
もしくは、パートナーの方から見て、皆さん自身がベストパートナーになることが出来ていますか?
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【第316回】 詰めること

2011年11月12日 | 住宅コンサルタントとして
いい歳しているのに、若い人たちに任せることをせず、
いつまでも権力にしがみついているジジイが大嫌いな、
鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

昨日、読売巨人軍の清武代表が記者会見をしていましたが、
是非とも頑張ってほしいものです。

ナベツネのようなジジイは、本当はもう身を引かなくてはならないと思います。
本田宗一郎さんの身の引き方とかを勉強しなかったのかなぁ、と思います。

さて、昨日はとある住宅会社さんのコンサルティングにお伺いしていたのですが、
私自身、まだまだ気づけていないことが多いなぁ、と感じまくっていました。

営業マンとして、図面を作成し、お客様に提出したり、
見積を提出することがあるかと思います。

それらを提出した際、それからその後の詰め方を実は知らない方が多い、
ということに、昨日気づくことが出来ました。

見積を提出し、お客様に「高い」と言われた後の話の詰め方を
ロープレの中でやっていただいたのですが、
これをなかなか上手く出来ない営業マンは、実は結構多いのではないか、
と昨日感じたのです。

ダメダメ営業マンは、お客様に「高い」と言われたら、

「じゃ、いくらだったら契約していただけますか?」

という話をしてしまうのですが、これだと値引きをしなければ、契約することが出来ません。

こういうスタイルをやっている会社がもしあったとすれば、
利益率は悲惨なことになっているはずです。

また、「弊社は値引きは一切出来ません」という会社は、
それはそれで素晴らしいのですが、
商品力・提案力・デザイン力等が圧倒的に競合他社に勝っていなければ、
こんな話をしても通用するわけがありません。

こういう際の商談の煮詰め方をそういえば私もクライアントの皆様に
お伝え出来ていなかったかもしれません。

こういう場合、正しい商談の煮詰め方というものが存在します。

この方法を知っていると、
全てのお客様から受注をいただくことはもちろん出来ないのですが、
他社より高くとも、契約に向けて話を進められることが断然増えるのです。

そして、値引きをしなくとも契約出来たり、
競合他社より価格が高くとも契約出来たりする確率が高まるのです。

こうした話について、今月、来月のコンサルティング時に、
一応クライアントの皆様にお伝えさせていただきますね。
(まぁ、大半のクライアントは出来ていると思いますが・・・)

こうした「高い」と言われた際の対応について、
私自身は前前職の経験が非常に役に立っています。

当時は、年間6億円前後の注文をお客様から頂戴していましたが、
一度も「安い!」と言われたことはありませんでした。

毎回、見積をご提出すると「もっと安くならないの?」「高いね!」としか言われませんでした。

そんな中、営業マンとしてお客様から注文をいただかないといけません。

私自身、20代の頃、高くとも買っていただくために、本当にいろいろと知恵を絞り、
1回1回の商談に知恵を絞って挑みました。

その当時の経験が、まさか今、役に立つとは、正直思ってもいませんでした。

今日以降のコンサルティング時や勉強会の中で、
この商談時の「詰める」ということについて、お話をさせていただければと思います。

もし、私が忘れているようでしたら「商談の詰め方の話をして!」と
リクエストしていただければと思います(←よく忘れるのです・・・)。
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【第315回】 商売の王道とは・・・

2011年11月11日 | 住宅コンサルタントとして
是非、クライアントの皆様、勉強会のメンバーの皆様には、
小手先の商売ではなく、商売の王道を突き進んでいただきたい、と
いつも思っている、鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

小手先の商売とは、

「こういうビジネスモデルを導入したら業績が伸びた!」

というような、胡散臭い情報に飛びつき、コロコロと方針を変えたり、
節操なくいろんなノウハウを買い漁ったり、FCに加盟しまくることです。

そういう会社、良くありますよね(笑)。

こういう会社は、目先の業績を高めること、売上を成長させることにまず関心があって、
お客様にご満足いただくことや自社の商品やサービスを磨くこと、
更にはスタッフの成長などは二の次なのです。

まあ、こういう会社の社長に話を聞くと、

「我が社はお客様満足度を最優先に考えています!」

なんて言うのですが、実際はそれよりも自分のプライドを満たしたり、
単に数字を上げたいだけのことが多かったりするのです。

私がお客様の立場だったら、

「こうやったら、簡単に売上が伸びる!」
「新卒でもラクラク売れる!企画型コンパクト住宅!」

なんてノウハウに飛びついている会社に、家づくりを託したいとは思いません。

そんなことよりも、良い家をつくる上での設計の勉強をしていたり、
インテリアや素材を常に研究している会社に家づくりを託したいと思います。

商売の王道とは、自社の商品やサービスを愚直に磨き続けることです。
そして、今、もしくは過去自社で家を建てて下さったお客様を大切にし、
そうしたお客様に喜んでいただくための活動をすることです。

更に、スタッフの根本的な考え方、仕事に対する姿勢をより良い方向に持っていくために
社内で考え方の共有をしたり、勉強し続け、全員の人間力を高めていくことです。

まずはこうしたことが出来ていなくてはなりません。
その上で、新規のお客様とどう出会い、
その方たちにどうすれば家づくりを託していただけるのかを追求していくのです。

自分達の商品やサービス、人間力を磨かず、新規のお客様の獲得ばかりに目が向くのは、
愚の骨頂としか私には思えません。

家を建てる、購入するお客様の気持ちを考えられる会社に、まずなることです。
単なるお金儲けのために、この仕事をやっている人たちが、個人的に大嫌いです。

そしてお客様に対する正しい考え方や取組が出来ている会社には、
素晴らしいお客様たちが自然とコミュニティーをつくってくれることでしょう。

その素晴らしいコミュニティーが、皆さんの会社を正しい成長・発展に導いてくれるのです。

ですから、小手先のノウハウ・ビジネスモデルに飛びつく前に、
まずやるべきことをやらなくてはならないのです。

自分が家を建てるとしたら、自社に家づくりを託したいですか?
そういう会社・スタッフにまずなることからはじめましょう!
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【第314回】 情報の精度

2011年11月10日 | 住宅コンサルタントとして
疲労が溜まって、腰痛の症状も出ている鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

最近、とても腰が痛いです・・・。
仕事中はとても楽しいので、そんなこと忘れていますが、
帰りの移動中、結構苦しんでおります。

さて、相も変わらずコンサルティング会社やノウハウ販売会社、FC本部のセミナーのDMは、
誇大広告だらけで、個人的に正直うんざりしています。

「このビジネスモデルがこれだけ当たった!」
「このビジネスモデルで、何とこれだけ業績がUPした!」

なんて言葉がDM上で踊りまくっていますが、
こうした数字の真実味はほとんどありません。

例えば、「昨対比160%の業績」とうたっていても、
それは昨年同月比(要するに1ヶ月のみの比較)だったり、
もしくは昨年異常に業績を落としている会社の数字をベースにしていたりと
要は数字なんて見方を変えれば、どうとでも表現できるのです。

虚の数字が踊りまくっているわけです。
このブログをお読みの方は、気を付けましょう。
というか、皆さんよく理解されていますよね。

まあ、セミナーを頻繁にやっている会社やコンサルタントは、
コンサルティング契約やFC加盟をたくさん撮りたいのか、
もしくは現在の数字に困っているわけです。

本当の一流のコンサルタントやFC本部は、そんな暇はありません。
だって日常のコンサルティングで日程は一杯だし、
加盟先がたくさんあれば、そのフォローで大忙しだし・・・。

だから、ガツガツしている人たちは、基本的に暇でお客様がほとんどいない人たちです。
もしくは、ご縁を頂いても、そのご縁がすぐに切れてしまう(要するに底が浅いのです)から
常にお客様が不足している人たちです。

先日も、とある住宅会社2社がモデルとして取り上げられているセミナーDMを見ましたが、
そのモデルとして取り上げられている会社は、私もよく知っている会社でした。

しかしながら、そもそも今ご縁を頂戴しているクライアントと商圏が同じなのですが、
その会社とバッティングもしないですし、名前もエリアでは聞かない会社なのです。
(そのエリアのダントツ№1は、ご縁を頂戴している私のクライアントです)

まあ、新規のお客様の獲得に頑張る前に、

「やるべきことがあるんじゃないの?」

と個人的に思いますが、コンサル会社やFC本部の数字に騙されてはいけません。

簡単に業績が上がることはありません。
また簡単に業績が上がるビジネスモデルを追いかける癖付がつくと、
最終的に自分達が苦労します。

本当に業績が安定的に上がっている会社、
一時的な業績向上ではなく、足腰の強い会社は、
そんなに簡単に真似が出来ることをやっていないのです。

変な魔法、楽なビジネスモデルを求めるのではなく、
商売の王道を追求し、真の力をつけることに全力で取り組むべきです。

こういう時代だからこそ、情報の精度を高めていきたいものですね。
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【第313回】 ちゃんとした危機感を持つ

2011年11月09日 | 住宅コンサルタントとして
いつも何かに追われている感がある、鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

おかげさまで、たくさんの素晴らしいクライアント企業様に恵まれ、
スケジュールは半年先まで詰まっています。

また、我が社は月次決算をやっておりますが、
おかげさまで売上・利益共に計画を達成することが出来ており、
決算内容は非常に美しい形です。

でも、私は危機感でいつもいっぱいです。

自分自身が成長し続けなければ、お客様にすぐに飽きられてしまいます。
そしてお客様のお役に立てなくなってしまいます。

当たり前ですが、契約をキャンセルされてしまうでしょう。

コンサルタントという仕事はタレントと同じで、
仕事が無ければ1銭も入って来ませんので、のたれ死ぬしかありません。

常に価値を感じていただけるよう、常にお役に立てるよう、自分を磨き続けるしかありません。

だから、自分の足で調査に行き、
自分の頭で考えに考え抜いています。
四六時中、クライアント企業様のことを考えています。
そして現場の空気を吸うよう、クライアントの現場に立ち、時には接客もします。
(最近はあまり出来ていないのですが・・・)
素晴らしい先人の考え方に触れるようにしています。
常にいろんなことを考え、アクションを起こし続けます。

どれだけ先のスケジュールが埋まっていても、
どれだけ自己資本比率が高くとも、
この危機感は無くならないでしょう。

逆に無くなったとしたら、私はこの仕事を辞めなくてはならないと思っています。

また、エリアダントツの業績をあげておられるクライアントの経営者の方々も
実はメチャクチャ危機感を持っていらっしゃいます。

絶対に潰れないのに、2位のライバルに圧倒的差をつけているのにも関わらず、
「気を抜いたらすぐに潰れますから・・・」
と危機感がありまくりです。

しかしながら、危機感が薄い会社、危機感が薄いビジネスパーソンが
残念なことに結構たくさんいらっしゃいます。

サラリーマンならしょうがないのかもしれませんが、
客観的に自分の市場における価値を考えた方がいいでしょう。

今、仮に自分の会社をクビになったとしたら、
同業他社は皆さんにいくらの年棒を払ってくれるでしょう?

また、危機感が薄い会社に共通しているのは、
複数の事業をやっていることです。

1つの事業が業績がイマイチの時は
別の事業が補ってくれることが多いそうです。

元請の調子が悪い時は、下請の仕事がたくさん入る、とか、
公共の仕事が調子悪い時は、民間が調子いいとか・・・。

でも、そういう会社は、「民間一本」「元請一本」と事業展開を絞っていて、
「ここで受注しなければ、我が社の明日は無い」と覚悟を決めている会社に
勝てないと思います。

複数の事業をやって、リスクを分散しているように見えますが、
実はその安心感が最大のリスクだったりします。

ちゃんとした危機感を持って、常に先を見て手を打ちたいものですね。
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【第312回】 一次情報的生き方

2011年11月08日 | 住宅コンサルタントとして
お話をさせていただいていて、とても深みを感じ、魅力的な人と
何か浅くて、全く魅力を感じない人の差は一体どこにあるのか?
最近、こうした考えがいつも頭から離れない、
鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

住宅というのは、お客様にとって一生に一回のお買いもの。
当然、良い家を少しでもお安くお得に建てたい気持ちがありますが、
お客様が最終的に数社に絞った段階では、

「どの担当者・会社だったら任せられるか?」

と、恋愛感情に似た気持ちで、依頼先を決めると思います。

最後の最後では、やはり営業スタッフが
「どこまでお客様に惚れてもらっているか?」
ということが、重要になると思うのです。

そのためにも、営業マンは自分の魅力を高め続けなくてはなりません。

一つ言えるのは、魅力的な営業マンというのは、
自分で現地に足を運んだり、自分自身でたくさん経験を積んでいる、ということです。

一方、軽い営業マンというのは、推測でモノを言うというか、
本を見たり人から聞いたことを引用しているだけのことが多いです。

実際に現場に行ったこともない。
食べたこともない。
ホンモノを見ていない。
にも関わらず、知識だけで語るような人には、
言葉に目の前のお客様の心に響く力を持たせることは出来ないのです。

そういう意味で、魅力的な営業マンになるためには、
何でも自分で体験する、現地に赴く、本人に会って直接教えてもらう、
というような、一次情報的な生き方をしなくてはならないのです。

現代は普通に生きていたら、FC店や大量生産された商品に囲まれて、
規格化されたモノやサービスの中でしか過ごさないということになってしまいます。

その環境を自分で打破し、お金も時間もかかるのですが、
ホンモノのこだわりを持った人・製品・サービス・作品に触れることをどれだけやれるか、
ということが、その人の魅力度アップには欠かせないと思います。

皆さんは、どれくらいホンモノに触れることが出来ていますか?
皆さんの発する言葉は、お客様の心に届いていますか?
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【第311回】 ひたすらに、自分を磨く

2011年11月07日 | 住宅コンサルタントとして
先日の№1住宅営業マンセミナー開催後、
参加された皆様の満足度が本当に高くて、それにとても気分が良く、
味を占めて2012年、また面白いイベントを何本も企画している
鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

これからの時代、本当にスタッフ個々の人間力を高めていくことをやらなければなりません。
言ってみれば、「人の差別化」が重要になる時代です。

業界のボーダーレス化がますます進む2012年は、
中途半端なローコスト戦略を取っている会社は、
10年後には事業を維持できなくなるくらい、業績を落とすことになるでしょう。

スタッフの底上げをすることを面倒くさがり、
売れるスキームばかりを発想している会社は必ず限界が来ます。

そういう競争に巻き込まれることなく、良い家をつくり続けるためにも、
会社、スタッフ共に自分の魅力を磨き続けるしかありません。

そのために、私が企画したいことは、ズバリ「ホンモノに触れる」ということです。
2012年は、クライアントの皆様、勉強会のメンバーの皆様に、
ホンモノに触れていただき、自分を変えるきっかけをご提供出来ればとひそかに考えていたりします。

なぜ、そういう企画をしたいかと言うと、
ホンモノの人が語る言葉の重さ、更にはその人の魅力に、
人は惹かれるからです。

先日の№1セミナーのゲスト講師のT氏も、T氏が魅力的でホンモノだから
お客様がたくさん集まるわけで、T氏のスキル・知識・テクニックを普通の人が持ったとしても
そんなに簡単にお客様は家づくりを託して下さいません。

ホンモノの人の言葉というのは、魔法の魅力を持っていて、
それはテクニックや手法というレベルでは測れないと思います。

例えば、「作り手がどれだけ緊張感を持って作っているかが重要です」という言葉も、
ホンモノの人が言えば、それはすごくお客様の心に刺さりますし、
薄っぺらい人が言えば全く聞き流されてしまうのです。

「どんなことを言うか?」ではなく、「どんな人が言うか?」ということが
これからの時代、重要になってくる、ということです。

住宅会社のクライアントの皆様も、サッシ・建材店のクライアントの皆様も関係なく、
ホンモノに触れていただくイベントを2012年、企画いたしますので、
是非、志や価値観が同じ皆様は、共に勉強しましょう!

またこうした企画は、クライアントの皆様や勉強会のメンバーの皆様限定で開催する予定ですので、
案内希望の方は、鬼山までメールを頂戴出来ればと思います。
鬼山アドレス⇒tatsuyaoniyama@gmail.com
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【第310回】 覚悟を決める

2011年11月06日 | 住宅コンサルタントとして
11月3日に、たまたま朝、テレビ朝日系列の「モーニングバード」という番組を見ていて、
フリーになった羽鳥アナの髪型の変化に驚いた、鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

その番組の中のAウーマンというコーナーの中で、たまたま紹介されていたのが、
和紙作家の堀木エリ子さんです。

私自身は恥ずかしながら、堀木さんのことを初めて知ったのですが、
世界的にも堀木さんの作品は高く評価されていて、
11月9日から日本橋になる三越本店で、あのバカラとコラボレーションしたイベントを
開催しているそうです。

学校を卒業し、銀行で働いていた堀木さんは、
乞われて和紙製品の企画会社に経理として転職されました。

しかしながら、その会社で、福井を手漉き和紙工房で、
和紙職人さんの仕事っぷりを見て感動されたそうです。

冬場、冷たい水の中に手を入れ、腕を真っ赤にしながら和紙を漉いているその姿に
「この伝統は守らなければならない」と感じたそうです。

しかしながら、和紙業界は、手漉きのものではなく、機械で漉いた安いモノが主流となってきていて、
堀木さんが経理として転職された和紙商品企画会社も閉鎖することになってしまいました、

ここで、当時経理だった堀木さんは、「私がやる!」と覚悟を決めたそうです。

「自分がやらなければ!」と、本人いわく「勝手な使命感」に燃えていたそうです。

そこで福井の手漉き和紙工房で一から修業し、自分で工房を持つまでになったそうです。

懸命に修業し、腕が上がるにつれ、独創的な和紙製品を生むようになった堀木さんですが、
当時の和紙業界の職人さんからは「一緒にせんといてくれ!こんなん、和紙じゃない」と
かなりの抵抗、反発があったそうです。

またその職人さんの反発も乗り越え、順風満帆に思えた時、悪性の腫瘍が発見されました。

その時、いつ死んでもいいように遺言状を作成したそうです。

しかしながら、死ぬまでに自分がやり遂げたいことを遺言状に書いたときに、
逆にメラメラと闘志が湧いてきます。

そして病を克服して退院した後、遺言状に書いた全てのことを3年でやり切ったそうです。

ただ、テレビをつけていただけだったのですが、完全に番組に吸い込まれるように見てしまいました。

堀木さんは、番組の中で、心にしみるような素晴らしい言葉をいくつかおっしゃっていました。

その中で私が最も心に届いたのは、

「天職とは、見つけるものでも見つかるものでもない。
今やっている仕事を懸命にやり続ける中で、それが天職となるのだ」

という言葉です(←言葉の1つ1つが若干違うかもしれませんが、意味はこんな感じでした)。

更には、

「伝統的なことも最初は革新的なことだったに違いない。
だとすれば、今自分がやっている革新的な和紙製品づくりも
やり続けることによって、伝統になる」

とか、

「出来る前提で物事を進める」

など、メチャクチャ共感できる言葉を番組の中で言って下さった堀木さん。

勝手に、「いつか一緒にお仕事でけへんかなぁ。一緒にさせていただきたいなぁ」と思ったのでした。

覚悟を決めて、仕事に真正面から向き合っている人は、老若男女問わず、ホントに素敵ですよね。

皆さんは、覚悟を決めてお仕事に取り組むことが出来ていますか?
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【第309回】 「落ち着け!」というサイン

2011年11月05日 | 住宅コンサルタントとして
昨日のブログでも書いた、「スケジュールの間違い」の他にも
信じられないようなドン臭いことを連続でやってしまっている、
鬼山住宅コンサルティング、鬼山です。

昨日の夜から出張で、とある県に来ておりますが、そこでまた事件が!

私、実は目が昔からとても悪く、普段はコンタクトレンズを愛用しています。
(目の調子が悪い時は、眼鏡で行動しています)

視力は両目とも0.03前後で、眼鏡かコンタクトレンズが無いと生活できません。

今まで出張を数えきれないほどやってきた私。
出張時には、必ずコンタクトレンズと眼鏡を忘れたことが無かったのですが、
何と今回、生まれて初めて眼鏡とコンタクトレンズを忘れる、という失態をやらかしました。

まあ、誰にも迷惑をかけていないのが救いですが、私にとっては一大事件です。

夜になると目が疲れるので、ホテルではすぐに眼鏡に変えるのですが、
寝る直前までコンタクトレンズで過ごさなくてはなりません。
しかもコンタクトレンズやケア用品を忘れたので、
本日家に帰るまで昨日からしているコンタクトをまた朝起きてから装着しなくてはなりません。

眼科医の先生が聞いたら、「それマジアカン!」と怒られそうですが、
眼が見えないと仕事になりませんから、やらざるを得ません。

先ほど昨日付けていたコンタクトレンズを装着しましたが、何だか目に違和感があります・・・。

昨日、今日と、何だか歯車が狂っている感じ・・・。
でも、これは何かに気づきなさい!というサインなのかもしれません・・・。

今まで自分自身がやったことのないミスを続けてやったのですから、
頭がボケ出しているのか、それとも精神的余裕がないのか・・・?

もっと1つ1つの仕事を落ち着いてやりなさい、ということなのかもしれません。
もっと事前の準備をしっかりしなさい、ということなのかもしれません。
車の運転をもっとゆっくり落ち着いてしなさい、ということなのかもしれません。
たまには精神的にリフレッシュしなさ、ということなのかもしれません。

私自身、相当なプラス発想力があり、ポジティブな人間ですから、
こういうことに気づきなさい、という神様のおぼしめしだと思っています。

もっとクオリティーの高い仕事をするためにも、1つ1つを落ち着いてやらなければ、と思う今日この頃です。
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【第308回】 初めてのミス

2011年11月04日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、信じられないミスをやってしまいました。

正直、ビジネスパーソンとしてはやってはいけないミスを自らやってしまったのです・・・。
かなり凹んでいます。

昨日の夕方から、サーカス「クーザ」を見て、
その後伊丹空港から翌日のコンサルティングのため、移動しようとしていました。

そこは当日朝の移動では間に合わないエリアにあるので、前日入りしています。
昨日、飛行機に乗る前に、いつもお迎えに来て下さっているスタッフの方に電話しました。

「明日、よろしくお願いします!いつも通り、7時15分に着きます」と私。
「えーっ?何のことですか?先生、来週ですよね???」とクライアントのスタッフ。

飛行機に乗るホント直前に、このやりとりなわけです。
で、自分のパソコンを立上げ、1年の最初に作成した、
そのクライアントの1年間のスケジュールをチェックすると
確かに11月4日ではなく、11月11日となっているではありませんか・・・。

完全に私のスケジュールの勘違いで、ダブルブッキングなわけです。

当然ながら、自分のスケジュールに空きはありませんので、
別の日にコンサルティングを設定できるはずもなく、どうしようと立ちすくんでしまいました。

で、結局飛行機には乗らず、そのまま航空券をキャンセルし、帰宅することに・・・。

この仕事を6年間させていただいていて、初めてのミスです。
ただ、120%、私に原因があり、もう本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです・・・。

クライアントには事情を全てお話し、コンサルティングを延期させていただくことにしましたが、
2カ月に1回しかお会い出来ないので、かなり日数が空いてしまいます。

本当に申し訳ありませんでした・・・。

今後、こういうことがないよう、
自分の手帳にスケジュールを書き込む際、ダブルチェックをおこなうようにします。

自分の未熟さを改めて実感した1日でした・・・。
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【第307回】 自分なりの言葉を持つ

2011年11月03日 | 住宅コンサルタントとして
最近、ブログのアクセス数が異様に増えていることに、ちょっとビックリの
鬼山住宅コンサルティング、鬼山です。

このブログは、今年の1月1日から立ち上げました。
昨年まで連続1000回書いていたブログは、
昨年まで勤めていた会社で、会社のHPや住宅不動産グループのHPとリンクしていましたし
さらに日本ブログ村などのサイトにも参加していたのです。

それだけいろんなところとつながっていた昨年までのブログより、
何故か今のブログの方がアクセスが全然多いのです・・・。

今のブログは基本的にクライアント企業の皆様、
更には勉強会のメンバーの皆様に向けての情報発信のつもりなので、
外部リンクなど一切貼っておりません。

なぜアクセスがこんなに増えているか、自分でも分かりませんが、
これからも情報発信を続けて参りますのでよろしくお願いいたします。

さて、昨日とあるクライアントのスタッフの方に言われて、ハッとしたことがあります。

それは、私がコンサルティング時や研修時にお伝えした言葉を
そのスタッフの方が覚えて下さっていて、
それを日々の仕事をしている時に、思い出したりして下さっているそうなのです。

自分の言葉を心の中に入れて、それを覚えてくれていたり、信じてくれている方がいる・・・。
そう考えると、本当に責任が重い仕事だと思いますし、
ひょっとしたら自分が言った言葉で人生が変わる方がいるかも知れない・・・。

もっともっと勉強し、自分を磨かなくてはと改めて思いました。

最近、私自身が強く思っていて、クライアントの皆様にお話させていただいていることを
ちょっと棚卸させていただきます。

①数字は狙ってつくるもの。
②報連相は、相手への思いやり。
③家の契約にテクニックは5~10%程度しか必要ない。
90%以上はお客様に対する自分の想い。
④量稽古を愚直におこなう。ある時期に、量は質に転換する。
⑤「数字を達成させる」という強い気持ちと、
「どうすることがお客様にとってベストなのか?」というお客様を想う気持ち。
この一見矛盾する2つの考えを自分の中で1つに出来る人が営業マンとして成功する。
⑥市場、顧客は常に変化している。その変化に適応できるよう、自らを進化させる。
⑦成功している人を真似る。それも表面的な部分だけを真似るのではなく、
根本の考え方や顔の表情、声のトーンまで、徹底的に真似る。
⑧営業マンは役者である。最高の自分を演じる。
⑨一流のモノに触れる。一流のサービスを体験する。ホンモノに触れる絶対量を増やす。
⑩人は売れている人から買いたい。だから頑張ってトップ営業マンになる。
トップを取れば、その成績を維持することは、実はそんなに大変ではない。
大変ではない分、時間的・心理的に余裕があるから、ますますお客様のために
自分の時間を使うことが出来る。だからトップの人からモノも買うべきなのである。

とまあ、こんなところでしょうか???

自分なりの考えをしっかりと持ち、自分の言葉でお客様にお伝えする。
ビジネスパーソンとして、とても大切なことですね。

皆さんは、自分なりの考えを自分の言葉でお客様にお伝えすることが出来ていますか?
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【第306回】 正しい型を量稽古で自分のモノにする

2011年11月02日 | 住宅コンサルタントとして
若いうちは、とにかく量を圧倒的にこなさなければならない・・・。

これは私の持論ですし、おそらく今バリバリ仕事をやって活躍されている
30代後半、40代のビジネスパーソンの方も全く同感だと思います。

住宅の営業に関して、理想的な量稽古の形というのは、
実際にモデルハウスや見学会にたくさんお客様が来場され、
そのお客様に対して実際に接客することです。

しかしながら、住宅事業を立ち上げてまだ間もない会社や、
年間数棟の会社さんの場合、本当のお客様との接点がまだ多くないですので、
どうしても実践不足になりがちです。

そして、イベントも毎月2回とか開催できないわけです。
数か月に1回程度しか出来ない会社も少なくありません。

ただでさえ、お客様との出会いが少ないですから、実践だけでは稽古量が足りないのです。
だからこそ、立上げまだ間もない会社は、ロープレを愚直にやらなくてはなりません。

クライアントの皆様によく紹介させていだく、
私のお付き合いの長いクライアントの若手・中堅スタッフは、
本当にロープレを愚直にやっています。

日頃からたくさんのお客様と接点を持てる環境にありながら、
なぜかそういう会社さんに限ってより基本を大切にしているのです。

しかもお付き合いが始まって間もない頃に私がお伝えした、
スケッチブックに書きながら行う資金計画や家づくりに失敗しない4つのポイントのお話などを
未だにお客様に対し、愚直に一所懸命やっていただいているのです。

そりゃ、1ヶ月あたりの面談回数も業績も上がるわなっ!って感じです(←自画自賛)。

正しい型については、過去何度もご披露させていただいているかと思います。
もちろん、その型をベースに、自分のスタイルを取り入れ、
更に飛躍発展させることは素晴らしいことですし、全然OKです。

正しい型を量稽古で自分のモノにする。
そのために、ロープレをなめない。

そしてまだ数が少ない新規のお客様に対して、正しい初回接客が出来るようになると、
何故か商談出来るお客様の数がドンドン増えていき、
気が付けば来場数も上がってくる、ということにつながります。

まずは正しい型を自分のモノに出来るよう、ひたすらロープレしましょう!
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【第305回】 期限を切る

2011年11月01日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、今さらながらビリーブートキャンプをやって、かなり筋肉痛になっている
鬼山住宅コンサルティング、鬼山です。

毎年そうなのですが、体がこの時期悲鳴を上げるので、
マッサージを受けまくったりするのですが、マッサージプラス運動も大切なので、
ちょっと運動をということで、ビリーをやっていました。

運動をすると、やはり体の血流が良くなっていいですね。

本当は毎日やれればいいのですが、
まだまだ仕事の段取りやスピードも改善の余地があるのでしょう。
常に仕事を追いかけたいのにも関わらず、この時期はどうしても仕事に追われてしまうのです。

まだまだ修行が足りません・・・。

さて、業績がUPする企業に共通して言えるポイントは、スピード感があることです。

前月におじゃまして、コンサルティングをさせていただいた結果、
翌月には行動が変わっている会社は、本当に劇的に業績が改善していきます。

そういう会社に共通しているのは、「すぐに期限を切る」という癖付が出来ていることです。

何かある施策を提案させていただいた場合に、

「それ、誰がいつまでにやる?」

と言う会話が頻繁に発生するのです。

仕事をする際に常に意識をしなければならないのは、
この「いつまでに」ということを明確にすることなのです。

結果が伴っていない住宅会社の検討会に参加させていただくと、

「このお客様に対するアプローチをいつまでにやりますか?」

という質問をすると

「早急にします」

というように、時期が明確になった状態の回答が非常に少ないのです。

こういう「いつまでに」という意識の薄い営業マンは、お客様との商談の際も、
次回お客様にやっていただきたいことをお願いする際の期限の切り方が甘く、
結果商談のスピードがとても遅くなってしまうのです。

そしてこういう営業マンには、時間に対してルーズなお客様しかついてきません。

時間に対する意識が薄い者同士が、商談する訳ですから、時間だけがドンドン過ぎていきます。

経営とは、1年間にどれだけ売上を計上できるか、ということです。
すなわち、分母には必ず時間の概念があります。

売上があっても、時間が必要以上にかかりすぎては、経営としてはダメなのです。

日頃から自分自身に行動に対し期限を切る癖付が出来ている人は、
お客様もそういう時間感覚を大切にする方の比率が高くなり、
商談がスムーズに進む結果として、年間の売上が増えていくようになるのです。

皆さんは、自分の仕事に対して、期限を切ることが出来ていますか?
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