鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4308回】 数年前に業界内で目立っていた成功企業が軒並み苦境に入った

2022年10月16日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界を研究し続けて17年になるので、

業界内でどんなことが起こっているのか、

その最先端の動向を個人的に把握しているつもりです。

 

この2022年の後半に入って顕著になってきたのが、

2~3年前に業界内で好調と言われていた会社の苦戦、

それから土地の力に頼ってきた大手も苦戦、

ということです。

 

例えばお客様が多数、殺到して捌ききれないため、

見学会を土日に開催せず、平日に開催していた会社が、

土日に開催するようになったり、

これまで営業の電話をかけたことなどなかった会社が、

いきなり電話をかけてきたり、ということが多発しています。

 

数年間、何の連絡も無かった会社から、

いきなり電話がかかってくるお客様の気持ちを

考える余裕すらなくなっているのかもしれません。

 

数年前、好調だった会社が苦戦しているのは、

業界的にコロナ禍の追い風の中、

多くのお客様に来場していただけたため、

こちらがある程度待ちの姿勢でも、

お客様の方からアプローチして下さったため、

比較的に受注が順調だった。

 

それが物価高の影響により来場するお客様が激減し、

更に家を建てるか建てないか確信が持てていないお客様に

家を建てようと決断していただく方向に持っていけなくなった、

という住宅会社側の営業力不足もあると思います。

 

今、苦戦している会社に共通するポイントは、

1組のお客様にヒヤリングをじっくりと行い、

家を建てる気持ちに持っていかなくとも、

商談に困らないくらい集客がここ1~3年好調だった、

ということです。

 

お客様がたくさん来て下さったので、

じっくりと接客しなくとも、商談に困らなかったので、

次第にヒヤリングやフォローが雑になっていった、

といった方が良いでしょう。

 

弊社のクライアント様で好調な会社に共通するのは、

新規来場からの契約率が25%を超えているということ。

(ちなみに、昨日のブログで紹介した、

決定率80%超えのマネージャーがいる会社の決定率は、

33.3%です)

 

集客が多くなると、どうしても接客も、

その後のフォローも雑になりがち。

 

1組1組のお客様とじっくりと向き合い、

その時は建てるという決断とならなくとも、

良好な関係を構築し、定期的に情報をお届けし、

その方が家を建てる環境になれば、戻ってきていただく。

 

そんな信頼関係をお客様と結べている営業マンは、

正直、あまり新規の集客数に左右されずに、

コンスタントに契約を取り続けてくれたりするのです。

 

集客はとても大切なことですが、

集客に頼り切った形で経営を考えるのは、

ちょっと危険な時代に入ったような気がします。

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【4307回】 注文住宅において、24組の新規接客→20棟契約の営業マン

2022年10月15日 | 住宅コンサルタントとして

2022年の春以降、

住宅業界全体としては厳しいですが、

弊社のクライアント様の中には、

今年、絶好調のクライアント様も多々、おられます。

 

その中でもトップクラスに絶好調な会社の

スーパープレイングマネージャー。

 

何がすごいのかというと、

自ら営業もし、圧倒的な受注をしつつ、

部下育成も猛烈に上手で、

未経験のスタッフが入社半年で

月に1.5棟ペースで受注できるように育てたり、

(アドバイスがとにかく適切)

新商品を開発したり、しくみを構築したり、

設計と工事の間を調整したり、

工程を管理するなど、

注文住宅事業を完全にマネジメントできるのですね。

 

で、自らは2023年1月~10月の10か月で、

26組の新規のお客様しか接客していないのに、

そこから20棟を受注する、という変態ぶりなのです。

 

そう、仕事変態なのです(笑)。

 

もう、意味が分かりません。

 

自身も契約しながら、

入社1年目の期待のホープを同席させ、

英才教育をしつつ、

中途入社の未経験営業さんのサポートもしっかりする。

 

営業と設計、設計とコーディネーター、

コーディネーターと工事の間をつなぎ、

更にはリフォームやアフターメンテナンスも

自ら率先してこなし、

更に役員として私のコンサル時に1日、時間を空けて、

しっかりと出席して下さるのです。

 

この役員率いる営業チームは絶好調で、

既に2023年1年間の工程表は埋まり、

2024年の工程表が埋まり始めています。

 

このスーパープレイングマネージャーから学ぶ機会を

2023年、もしくは2024年に企画したいと思っています。

 

しかも、大人数によるセミナー形式ではなく、

クライアント様のナンバー2とか役員クラス限定で、

1回あたり最大4名~6名程度にして、

深く学んでいただく形にしたいと考えています。

 

すなわち、数回に分けて開催する、というイメージです。

 

お世辞抜きで、今、

日本一のプレイングマネージャーじゃないか、

と確信しております。

 

打率8割超えのスーパー営業マンであり、

事業部全体を回す、スーパープレイングマネージャーから学ぶ、

小人数の精鋭勉強会。

 

この企画、形にしていきたいと思っています。

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【4306回】 スタッフ同士の仲の良さや会社の雰囲気を良くないと・・・

2022年10月14日 | 住宅コンサルタントとして

弊社のクライアント様や

いろんな住宅会社を拝見していると、

今の時代、重要なのは、

スタッフ同士の仲が良いとか、

会社の雰囲気が良い、ということ。

 

良い家を建てていることは大前提で、

性能と価格のバランスが良いのは当然で、

そこに加えてスタッフ同士のチームワークであったり、

一人一人のお人柄が良い会社が

今年、好調だよなぁ、と感じています。

 

会社の雰囲気を良くしていくために必要なことは、

いろいろとあるかと思います。

 

それをちょっとまとめてみると、

 

・採用(=人柄の良いスタッフを採用する)

・理念とビジョン、会社やチームの方針が明確

・結果が出ている(→業績悪いと雰囲気も悪くなる)

・社員教育に力を入れている

・トップやリーダーの考え方や仕事への姿勢が素晴らしい

・人事評価制度が明確

・会社がオープン

 

という共通のポイントがあると思っています。

 

そしてトップやリーダーが、

とにかく良い会社をつくっていこうと本気なのです。

 

どれだけ良い家を建てることができても、

どれだけ歴史と実績が豊富でも、

どれだけコスパが良くても、

お客様は最後は人柄で買う、という方が

かなりの割合、いらっしゃると思います。

 

皆さんの会社の雰囲気は、良いでしょうか?

 

お客様は一瞬で見抜きます。

 

チームワークが良く、

スタッフ全員から優しいオーラが溢れ出ている会社に

お客様は魅かれるのです。

 

そういう会社をつくっていきたいですね。

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【4305回】 そこに愛はあるんか?

2022年10月13日 | 住宅コンサルタントとして

住宅会社にとって、日々の情報発信は大切です。

 

YouTube、Instagram、TikTok、LINE、

HPの更新など、コツコツとやらなくては、

お客様に情報を届けることができません。

 

各クライアント様には、

目標投稿数を設定していただいていて、

月に何本、UPされたのか、ということを

チェックさせていただいたりしています。

 

その投稿目標をクリアすることは大切なことなのですが、

数も重要ですが、質はもっと重要です。

 

というか、いろんな会社の情報発信を見ていると、

非常に微笑ましく、思わず登場したスタッフさんの

ファンになってしまうものもあれば、

何の意図もなく、ただただUPされた感じのものもあります。

 

個人的には、情報発信に使用する動画撮影・編集にあたり、

それを見て下さる方への思いやりや愛があった方が、

絶対にクオリティが高くなるし、

その投稿を見た方にも伝わると思っています。

 

大地真央さんのCMでの名言、

 

「そこに愛はあるんか?」

 

そのものです。

 

とりあえず、ノルマの達成のために

やっつけで撮影編集した動画をUPしたとしても、

それは視聴者に確実に伝わってしまい、

ファンは増えていきません。

 

そもそも、なぜ情報発信をするのかといえば、

それは自社の家づくりの姿勢やこだわり、レベル感を

エンドユーザーに届け、自社に好印象を持っていただくため、

ですよね?

 

ということは、やはり発信には、作り手の愛が不可欠なのです。

 

ちなみに私、このブログも、

いつもある特定の方をイメージし、

その方に向けて書いていたりします。

(内容によって、イメージする方は変わります)

 

情報発信に、愛は不可欠なのです。

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【4304回】 着実なブランディングの結果

2022年10月12日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、お伺いしていたクライアント様は、

出会ってから15年と、かなり古いお付き合い。

 

お付き合いがはじまった当初、

モデルハウスは無く、

とにかく見学会を開催して見込みのあるお客様と出会い、

そのお客様に対してどのように営業していくのか、

ということをアドバイスさせていただいておりました。

 

当時は地域内における認知度も高くなく、

組織として一枚岩になれていませんでした。

 

設計さんも監督さんも、安定していなかったです。

 

専務(現社長)と奥様は、

いろんな問題を抱えておられるのに、

明るくかつ真面目に仕事に向き合っておられました。

 

そんな中、商品を高性能化し、

運命的に素晴らしい監督さん、設計さんを採用でき、

ご自宅をモデルハウスとして建築し、

お客様を案内し、体感していただけるようになりました。

 

見学会で出会ったお客様を自宅兼モデルハウスに案内し、

気に入っていただいて商談に入る、という型ができました。

 

そしてその次のステージに行くために、

旧オフィスを解体し、事務所兼モデルハウスに建て替える、

ということを提言させていただいたのですが、

忙しさを理由に、2年以上、停滞しておりました。

 

で昨年、モデルハウス兼オフィスがようやくOPENし、

そこに合わせてHPもリニューアル。

 

メイン道路沿いに洗練されたモデルハウス兼オフィス。

 

ブランドイメージも間違いなく向上する、

と確信していたのですが、とにかく社長と奥様が実務で忙しく、

定期的に情報発信ができなくなり、

私のイメージと異なる手ごたえだったのですね。

 

で、広報とコーディネーターさんを採用していただいたのですが、

このスタッフさんたちが非常に優秀かつ人間性も抜群で、

SNSの発信の量と質が劇的に改善されたのです。

 

そして地域内で確実にブランドイメージが向上したのです。

 

そんなクライアント様が、いよいよ営業マンを採用する、

ということで採用募集をかけたのですが、

営業職なのに16名も応募があり、

その方たちの最終面接に昨日、立ち会わせていただきました。

 

最終選考に残った皆さん、

本当に魅力的で素晴らしい方だったのです。

 

最終選考に残らなかった方の中にも

素晴らしい方がたくさんおられたそうで、

ブランディングがしっかりとできている会社だと

本当に素敵な方たちが応募してくれるのだな、と

改めて実感しました。

 

そして最終選考の中のお一人が

もう衝撃的にイケ過ぎていて、

住宅会社としてまた次のステージに

進むことが確定した1日となりました。

 

住宅会社のブランディングは、

 

「商品→HP→SNS→モデルハウス・オフィス」

 

の順で行うと有効だよなぁ、と改めて感じております。

 

ちなみにこの冷え切った今、

見学会もされていたのですが、

新規11組、合計23組の来場と、

これまた見事な数字で、

ほぼ商談に進んでいるそうです。

 

皆さんの会社は正しい順序でブランディングができているでしょうか?

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【4303回】 「集客」がテーマの講演の機会をいただくことで・・・

2022年10月11日 | 住宅コンサルタントとして

住宅会社の永遠のテーマである、「集客」。

 

まあ、住宅会社の経営者の方に集まっていただき、

悩みは何か、ということを質問すると、

おそらく90%以上の経営者が「集客」というと思います。

 

弊社の優秀なクライアント様の中を見渡しても、

集客が絶好調である期間は一時的であり、

10年間、集客が絶好調である、

という住宅会社は1社もありません。

(業界の平均的な会社よりは順調ですが・・・)

 

必ず、波があるのです。

 

で今、円安&物価高により、

家を建てようという意欲が

多くの20代、30代の世代で下がっています。

 

結果、大半の住宅会社で来場が激減しています。

 

そんな中、私が携わらせていただいている、

住宅のVC本部より、「集客」をテーマに

講演して欲しい、という依頼をいただきました。

 

当初、弊社のクライアント様の中で、

成果が出た事例をたくさんまとめて、

それらをお伝えする感じで考えていたのですが、

それは集客不足に対する「対処」であって、

根本的な「解決」とはならない、と気づきました。

 

根本的な解決のために、何をすれば良いか?

 

自分の身の回りで、

お客様との縁や出会いに困っていない方やお店を

いろいろと探していく中で、気づいたのは、

私たち夫婦が個人的に親しくお付き合いしているところは、

皆、全くお客様に困っていない、ということでした。

 

そしてありがたいことに、私自身も

1円も広告宣伝費を使うことなく、

2023年も12月末まで、

1日も予定が空くことなく、

パンパンに埋まっております。

 

というか、2008年以降、

15年間連続で前年のうちに予定が埋まる、

ということが継続できているのですが、

自分がこの15年で取り組んできたことを

あらためて書き出してみました。

 

すると、自分がやってきたことを

住宅会社として取り組まれたとしたら、

集客、というか良き出会いに困ることは

おそらく激減するか、解消されるのでは、

と思います。

 

ということで、10月は僭越ながら、

私自身が15年に渡って取り組んできたことを踏まえながら、

集客不足の対処法ではなく、根本的な解決法を

講演させていただこうと思っています。

 

ちなみに言っておきますが、

私が当日、お伝えする内容は、

面倒で手間がかかる施策が中心となりますので、

簡単に集客不足を解決する方法を教えてくれよ、

というタイプの経営者からは不満が出まくる内容と

なるかと思います。

 

でも、それこそが商いの本質なので、

しょうがないですよね。

 

こういう機会をいただいたことで、

自分の行動を見直すきっかけにもなりました。

 

依頼をいただいたクライアント様に、本当に感謝です。

 

ということで、10月20日、

東京ビッグサイトでお会いしましょう!

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【4302回】 大したシェアを獲得できていないのに、マクロを語るな

2022年10月10日 | 住宅コンサルタントとして

個人的に、伸びないと思う経営者の特徴として、

やたらとマクロを語りたがる、ということが挙げられます。

(←あくまで個人的見解です)

 

「日本は人口減で・・・」

「高齢化が進むから、家も建たなくなる・・・」

「景気が最悪だから・・・」

 

などなど、いろんな統計データを言われるのですが、

そもそも、エリアシェア1~2%しか獲得できていないのです。

 

「そんなデータ、関係ないのでは?」

 

と思ってしまいます。

 

中小企業が目指すべきは、

ある特定の層のお客様に熱烈的な支持を得て、

リピーターになっていただくことです。

 

住宅業界で言えば、

地域で家を建てられる方の中の、

5%に支持されるだけで、

エリアトップクラスにすぐになれるのです。

 

人口が減ろうが、家を建てる方は絶対にいますし、

高齢化が進もうが、若い方も絶対におられますし、

景気が最悪でも、儲かっている方もいます。

 

自社が順調じゃないことを

マクロ環境のせいにしていないでしょうか?

 

その思考から、何も解決策は生まれない。

 

特定少数の層のお客様に

メチャ喜んでいただけ、満足していただける、

商品やサービス、接客を提供する。

 

コアなお客様と良好な関係を継続できるような、

イベントを企画し、お客様に参加していただき、

ますますファンになっていただく。

 

そういう活動をコツコツとやっていくと、

外部環境関係なく順調に成長していけるのです。

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【4301回】 消費者として圧倒的な量をこなす

2022年10月09日 | 住宅コンサルタントとして

営業マンにしても、マーケティング担当者にしても、

優秀な方に共通するポイントは、

 

「自分がお客様の立場であったら、

どんなことをしてもらったら嬉しいか?

どんなことをしてもらったら行きたくなるか?

どんな対応をしてもらったら、買いたくなるか?」

 

という部分が感覚的に分かっている、ということ。

 

このお客様の立場、視点で考えて

自分の行動や対応を変えていけることこそが、

結果を出し続ける上で重要なのです。

 

で、その感性を磨くために、

とにかくいろんなところに足を運んでいろんな経験を積み、

消費者としてとにかく接客を受けまくっている。

 

もしくはいろんなお店や団体が発信していることに

アンテナを向けまくって、

自社に取り入れられることは無いかを常に考えている。

 

こうした活動を「仕事だから・・・」という義務感でやらずに、

とにかく楽しんでやっていたりするのです。

 

オンとオフの区別などなく、例えオフの日でも、

お客様の視点でいろんなものを見まくっている。

 

そういう人が、成長し続け、

お客様の心を掴み続け、結果を出し続ける。

 

一流のビジネスパーソンになっていくのです。

 

一方、伸びない営業マン、

結果が出ないマーケティング担当者に共通するのは、

こういうことをした方が良い、という提案を耳にしても、

 

「子どもの世話をしなくてはならないので、

そんな時間は取れない・・・」

「あちこち行く時間とお金の余裕がない」

 

などと、出来ない理由が口から自然と出て来る、ということ。

 

まあ、できない理由を述べる天才は、

どんな環境下であったとしても、

出来ない理由をただただ言ってくるので、

誰も何も言ってもらえなくなるのですが・・・。

 

お客様としてたくさんの量をこなすことが

皆さんはできているでしょうか?

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【4300回】 継続できなくなってくると・・・

2022年10月08日 | 住宅コンサルタントとして

私自身、ブログを10年以上に渡って

書き続けているのですが、

そもそも自分自身、継続力がある方ではありません。

 

そんな私が、本当にいろいろと

学ばせていただいているのが、

弘中勝さんの「ビジネス発想源」。

 

弘中さんが、6500日以上、

毎日メルマガを発信されていますので、

自分もその継続性を見習わせていただきたいとばかり、

毎日発信をさせていただいております。

 

結果、起業して以来、

4300回継続することができている訳ですが、

(その前に、サラリーマン時代に1000日、

ブログを継続していたので、厳密には5300日)

ブログを毎日、更新する中で、

結構、参考にさせていただいていたビジネスパーソンが

何人かいたのですね。

 

その方たちも数年前までは毎日、

ブログでいろんなことを発信されていたり、

新たな取り組みをいろいろとされていたのですが、

ここ数年でブログの毎日継続はお辞めになっています。

 

本も執筆されたり、

いろんなところで講演されたりしていた方もいますが、

今は本業もそれほど順調ではないように見えます。

 

継続できるだけの実力は、

当然ながらお持ちだったはずですし、

ブログの執筆に充てる時間が確保できない、

ということもなさそうです。

(そもそも時間はつくるものなので・・・)

 

継続することの重要性をご理解されていなかったのか、

それともトレンドばかりを追いかけて、

本質的なことを押さえられていなかったのかなぁ、と

個人的に感じております。

 

ある一定期間を超えて継続することは、

信用力を増すことにもつながりますし、

何より自分がブレなくなる、というメリットもある、

と私自身、思っています。

 

凡才が才能あふれる方たちに唯一、挑めるのが、

日々、コツコツと継続することだと思うのです。

 

小さなことでもコツコツと継続することで、

それがとてつもない成長につながったり、

とてつもない信用を生むことにもなったりするのです。

 

なので継続できなくなることって、本当にもったいない。

 

1年以上、継続できていること、

皆さんはありますか?

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【4299回】 若かりし頃の成功体験

2022年10月07日 | 住宅コンサルタントとして

コンサルタントの世界に飛び込んだのが、

33歳になる年齢でした。

 

当時は、クライアント様の経営者は皆、

私よりも当然、年齢が上で、

スタッフさんも幹部の方たちは年上でした。

 

ありがたいことに17年、続けさせていただいて、

50歳となった今、クライアント様の経営者も、

それから幹部やスタッフの皆様も、大半が年下となりました。

 

この17年で、本当にいろんな経験をさせていただいた訳ですが、

その中で感じたこととして、

 

「若かりし頃の成功体験が勘違いを生む」

「若くして成功すると、人のアドバイスを

素直に受け入れられなくなる」

 

というものがあります。

 

経営者のご子息で、20代から30代の頃に

ある1つの事業を任せられ、

ご本人の努力の結果、

見事に成功をおさめられた。

 

それは120%、ご本人の努力と、

ついてきて下さったスタッフさんの賜物なのですが、

自尊心が強かったり、ナルシスト系の方の場合、

かなりの勘違いをしてしまうケースが多いかと思います。

 

まあ、経営者として成功する上で、

自尊心であったり自己肯定感が強いことも不可欠なので、

経営者として大成する上で必要なプロセス、

とも言えるのですが・・・。

 

そして耳の痛いことを言ってくる人を煙たがる、

というようになっていき、

当然ながら私の提言も受け入れて下さらなくなる、

ということも多々、経験してきました。

(今もその真っ最中、というクライアント様もいます)

 

これは20代から30代にかけて、

仕事ができる方がかかる病、と言えるかもしれません。

 

私自身、自分が提言していることに100%、

自信を持っていますし、

 

「なぜ今、こういうことに取り組まなければならないか?」

 

ということをロジックで固めて説得することもできますが、

そんなことをしたところで、

こちらに対して面従腹背になるだけで、

根本的な問題解決とならないのです。

 

ゆえにクライアント様のご子息の意見を尊重し、

会社に危機的なダメージを与えないのであれば、

ご本人がやりたいことをやっていただく、

ということを選択することが多いです。

 

若かりし頃の成功体験により、

謙虚さとすなおさが欠けてしまい、

結果が出なくなったり、スタッフさんが離れていったり・・・。

 

その挫折感を経て、再度、

すなおさと謙虚さの重要性に気づくのです。

(ここで気づけない場合は、ガチでヤバイです)

 

この謙虚さとすなおさを取り戻した時から、

再度、成長がはじまるのです。

 

成功し続けている経営者に共通するのは、

謙虚さとすなおさ。

 

勘違いすることなく、

それらを常に持っておきたいものです。

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【4298回】 ねぎらい、認め、褒める

2022年10月06日 | 住宅コンサルタントとして

仕事で高いパフォーマンスを出し続ける上で、

モチベーションは欠かせないと個人的に思っています。

 

私自身、クライアント様の経営陣やリーダーの方たちには、

マーケティング戦略や商品戦略の提案や

現状の問題点の解決提案などをさせていただきますが、

現場のスタッフさんには、主に研修が中心となります。

 

最新の手法や他社のビジネスパーソンの成功事例などを

具体的にお伝えさせていただくことが中心ですが、

現場のスタッフさんとお話をさせていただく機会もあります。

 

その際、心がけていることは、

とにかくそのスタッフさんに

ねぎらいの言葉をかけさせていただき、

更に頑張っている部分を指摘し、

良いところを褒めさせていただく、ということ。

(ただ、仕事に対するスタンスが微妙な方に対しては、

全く別のアプローチをおこないますが・・・)

 

日々、接している上長からは、

日頃、励ましの言葉も、厳しい指導も

両方受けていると思うのですが、

毎日、同じ人から同じようなことを言われても

段々と新鮮さが無くなってくる、

ということを自身のサラリーマン時代の経験から、

私自身、分かっているつもりです。

 

なので、サラリーマン時代に自分だったら

こういうことを言ってもらったら嬉しいだろう、

ということを想像しながら、

スタッフさんとコミュニケーションを取らせていただいています。

 

私が就職した1996年は、

バブルが崩壊していたとはいえ、

まだ人口減も起こっておらず、

まだまだ経済が発展していた時代。

 

需要に対し、供給が足りていなかった時代。

 

正直、何も考えずに

仕事をただただ一所懸命やっていれば、

誰でも成果を出すことができた時代です。

 

ところが、現代は需要と供給のバランスが崩れ、

ただ指示通りに仕事をしていても、

お客様の要求レベルを超えていなければ

必要とされない時代な訳で、

当時と比べると本当に難しい時代となっていると感じています。

 

そんな環境下で仕事の成果を出されているだけで、

本当にすごいことだと個人的に思っているので、

スタッフさんにはまず、そういう部分から指摘させていただきます。

 

更に例えばお子さんを育てながら

仕事をしている女性スタッフさんだと、

1日のスケジュールなんかを教えていただいて、

そんな限られた時間の中で、

こんなクオリティの高い仕事をやっていただいて、

本当にありがとうございます、という感じで

自分自身の本音をお伝えするようにしています。

 

これは、本当に心の底から思ったことを

ただただお伝えしているだけなのです。

 

でもこのことが各スタッフさんの

承認欲求を少しでも満たすことにつながっているのか、

いろんなクライアント様のスタッフさん、

ちょっと嬉しそうなリアクションを取って下さるのです。

 

そうしたやり取りをさせていただいた後に、

本題に入らせていただく訳なのですが、

皆さん本当に素直に聴いて下さいます。

 

スタッフさんとのコミュニケーションの基本は、

 

「ねぎらう」

「認める」

「褒める」

 

だよなぁ、と個人的に思っています。

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【4297回】 優秀なスタッフさんを採用したければ・・・

2022年10月05日 | 住宅コンサルタントとして

素敵なお客様に来場してもらうことも、

採用に関して優秀な方に応募してもらいたいことも、

その実現のために欠かせないのは、

 

「相手の立場に立って考え、行動する」

 

ということです。

 

家を検討しているお客様や、

転職や就職を考えている一般の方が

何に価値を感じ、何を求めているか、

ということを理解し、その欲求を満たせる会社である、

ということを発信し続けることがマーケティングです。

 

この仕事をさせていただいていると、

優秀なスタッフさんを採用したい、という相談を

いろんな方からいただくのですが、

優秀なスタッフさんにとって選択肢は多数ありますから、

まずは候補の1社に入っておく必要があります。

 

個人的に現代の優秀な方が、

就職先に求めていることをまとめると

次のような感じになると思っています。

 

・提供している商品やサービスのレベルが高い

・社内の雰囲気が良く、アットホーム

・休日が極端に少なくない、残業が多くない

・職場環境が良い(キレイ、快適)

 

優秀な方に応募してもらいたい、

と思っているのであれば、

優秀な方が働きたいと思う環境であったり、

お客様に喜んでいただける商品サービスを開発するなど、

やるべきことが多々、あるはずです。

 

企業としてやるべきことをやれていないのに、

優秀なスタッフさんが応募してくれる、ということは

決して無いのです。

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【4296回】 明けても暮れてもお客様

2022年10月04日 | 住宅コンサルタントとして

業績が芳しくない住宅会社、

それから営業マンが増えています。

 

物価高の進行スピードが速くて

それに収入が伴っていないため、

マイホームどころではない、

と考えているお客様が増えている。

 

そしてロシアウクライナ問題+中国のゼロコロナ政策により、

さまざまな物の物流が順調でないため、

生産調整が続く業種の工場労働者の残業がほぼゼロで、

実質の年収低下となっていたりして、

マイホームどころでは無い、と考えるお客様が増えている。

 

とはいうものの、家を建てるお客様が0人、

ということは無いのです。

 

更には家を検討している方に

経てた方が絶対に良い、ということを

理解していただくことができていない、

ということもあるでしょう。

 

いずれにしても、

住宅業界に吹いていた、

コロナ禍の追い風が完全にストップしたのです。

 

こういう時は、どう考えれば良いか?

 

個人的には

明けても暮れてもお客様のことを考え抜く、

ということに尽きると思っています。

 

お客様が求めていること。

お客様のためになること。

お客様が満足されること。

 

それらを商品面・サービス面・接客面で提供できるように

自社のあらゆる部分を改善していくことが、

結局、最も近道だと思っています。

 

明けても暮れてもお客様のことを考える。

 

皆さんの会社はできているでしょうか?

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【4295回】 この12月から、大変なことになる

2022年10月03日 | 住宅コンサルタントとして

日本は戦後、本当に平和で、

水に困らない環境なので、

危機意識を持って生きている人って

メチャ少ないよなぁ、と個人的に思っています。

 

ただ、世界的に見ると、

世界各国は今、大変な状況となっています。

 

その最大の要因はロシアにあるのですが・・・。

 

まあこの状況にサプライチェーンや物流が適応したり、

各国の電気の生産コストが下がれば、

それほど大変なことは長くは続かないと思いますが、

それは誰にも予測がつきません。

 

世界を揺るがしている一つの大きな問題は、

電気代の高騰です。

 

北欧などでは、1年前と比較して、

倍くらいに電気代が上がっている国もあるのです。

 

スウェーデンとかだと冬の電気代が

一般的な家計で10万円を楽に超えているのですが、

それがまた今年の冬、更に上がる気配だったりするそうです。

 

日本でも、電気の発電コストが円安+石油高により、

相当コストUP分となっていましたが、

各電力会社が売電価格に反映させたい部分を

上限を政府に設定され、価格転嫁できなかったのです。

 

その上限が撤廃され、この12月の支払い分から、

猛烈に日本も電気代が上がるのです。

 

ドイツが原発停止を先延ばししたり、

各国が原発を再稼働させるなど、

エネルギーを巡って、理想と現実の狭間で

各国は難しい決断をしていかなくてはなりませんが、

それは日本も同じ。

 

この電気代上昇とか、エネルギー問題とか、

少子化のこととかを本当はメディアにガンガン流して欲しいのですが

相も変わらず芸能人の不倫や政治家の不祥事などを

ガンガン流している、頭の悪さ。

 

一般的な家庭で言うと、

今年の12月、来年1月の電気代は、

昨年同月と比べると、おそらく倍か、

それ以上になることが予測されます。

 

パンや麺、油の価格が上がった、ということは

たくさん報道してくれていますが、

値上がり幅で言うと一般家計に与えるインパクトは、

食品や日用品の上昇の比較にならないくらい、大きい。

 

特に北海道や東北に住む方からすれば、

本当に1か月の電気代が2万とか3万、昨年より上がる。

 

月に5万とか6万の請求が来てしまうのです。

 

この高騰する電気代に対する最適解を

住宅業界で仕事をする我々は、

追求していかなくてはならないのです。

 

また、社会保険や光熱費、ガソリン代など、

物価が上昇することで、

企業が負担する費用がかなり大きくなっています。

 

経営者はそのことを踏まえて

価格や利益に対する会社の考え方を

明確にした方が良いでしょう。

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【4294回】 将来を予測し、必要な能力を身につける

2022年10月02日 | 住宅コンサルタントとして

先日、前々職時代の後輩と話をしている中で、

いろんなことを教えていただいたのですが、

なるほど、と思ったのは、

事務の仕事が世間的にはドンドン減っている、

ということでした。

 

後輩は、今、9時から14時まで、

パートで仕事をしているとのことですが、

もう間もなく午前中だけの勤務になるのではないか?

 

となると、収入が減る。

 

これまで事務の仕事しかしてこなかったので、

しかも40歳を超えているので、

選択肢があまりなくて・・・、

みたいなことを教えてもらいました。

 

DX化が進み、AIが発達すればするほど、

事務の作業量は間違いなく減少しますし、

紙幣を使わなくなると金融機関の仕事も激減しますし、

DAOが一般的になると、

証券会社、それからこれまでの経験で

何となくマネジメントっぽいことをしてきた、

管理職のオッサンが不要となっていくことでしょう。

 

時代の変化に適応できなくなれば、

企業も個人も居場所が無くなる時代なのです。

 

稼げなくなるのです。

 

そんな時代に

 

「最低賃金を上げろ」

「派遣社員の制度をやめろ」

「労働者の権利を守れ」

 

なんて言っている人を見ると、

もっと勉強した方が良いし、

誰も守ってくれなくなるので

自分で稼ぐ力を身につけたらなぁ、と思ってしまいます。

 

この先、世の中がどのように変化していくのか、

ということを常に考えながら、

必要な能力を身につけていかないとならない時代です。

 

労働者や国民が、自分の権利ばかり主張しても、

そこに振り回されていたら国も企業も

本当に周回遅れになってしまうくらいの時代であることを

自覚して、日々勉強し、自分をアップグレードしていきたいですね。

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