鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4489回】 先輩が後輩に継承する、という素晴らしい文化

2023年04月15日 | 住宅コンサルタントとして

なぜ、家を高性能化しなくてはならないのか?

 

UA値やC値はどれくらいを目指すべきなのか?

 

住宅会社であれば、こうした問いに対する、

自分たちの考えを統一しておかなくてはなりません。

 

そのために私が数年前、

各クライアント様におススメしていた書籍が、

 

「室温を2度上げると健康寿命は4歳のびる」

 

という本です。

 

この本を読むことで、住環境と人間の健康の関係性が

非常に深く理解できるからです。

 

数年前にこの本を各社様におススメし、

素直なクライアント様は皆、購入され、

自分たちで勉強されていたのですが、

今月の営業研修の中で再度、

 

「なぜ、家を高性能化しなくてはならないのか?」

「UA値やC値はどれくらいを目指すべきなのか?」

 

という点をお伝えしております。

 

その中で、新人営業さんに、

 

「『室温を2度上げると健康寿命は4歳のびる』という本は、

読んだことがありませんよね?」

 

と質問すると、「ある」と答えてくれるクライアント様が

2社、あったのです。

 

その理由を聞くと、先輩営業さんが後輩に

 

「この本、読むと良いよ!」

 

と貸してあげたり、勧めてくれていたりしたのです。

 

素晴らしい住宅会社に共通するのは、

勉強好きの体質と社員教育に力を入れている、

ということ。

 

先輩が後輩に大切なことを教えたり、

自社の家づくりの考え方を継承していくということは、

本当に素晴らしいなぁ、と思います。

 

そしてこの2社のクライアント様に共通するのは、

営業力が非常に高いということ。

 

来場からの契約率も当然、高いのです。

 

皆さんの会社では、

先輩から後輩に継承されていることって

どれくらいあるでしょうか?

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【4488回】 現場に足を運ばないと、真の問題点は見えない

2023年04月14日 | 住宅コンサルタントとして

昨日はこれまでリモートでしかお会いしたことが無い、

クライアント様の現地にお伺いし、

直接スタッフさんにいろんなことを教えていただいたり、

こちらがお伝えしたいことを伝えさせていただきました。

 

リモートでのコミュニケーションだと、

本当にクライアント様の現場で起こっていることや

今、お抱えになっている問題点などが

ぶっちゃけ全く分からないのです。

 

どうしてもコミュニケーションが浅いレベルで終わってしまう感じ。

 

決定したことを伝達するだけなら、

リモートでも良いのですが、

熱量を届けたり、スタッフさんのモチベーションを高めるのであれば、

やはり現地に足を運び、リアルでコミュニケーションするに限る、

と個人的に思っています。

 

そこでクライアント様の社長に直談判して、

現地でスタッフさんと直接、やり取りしたい、

とお願いし、それを了承していただいた、という次第です。

 

現場の皆様が抱えている問題点であったり、

今までどのようにお客様をお迎えし、

どのように接客をされていたのか、ということを

何となく感覚的に理解することができました。

 

その上で、住宅会社として今好調な弊社のクライアント様は

このような考え方でお客様と商談を進めている、

ということをお伝えさせていただきました。

 

私が直感的に感じたのは、

商品売りしかされていないのでは、

ということです。

 

商品だけ説明する会社、営業マンは多いですが、

それでは勝率を高めるのは難しいこと。

 

そして自分たちが取り組んでいることであったり、

自分たちの強みに対して、

 

「なぜそういうことに取り組んでいるのか?」

「なぜこういう部分を強化しているのか?」

 

といった理由を説明することの重要性を

お伝えさせていただきました。

 

そしてこのクライアント様の営業力強化のために、

どういうことに取り組んでいただく必要があるのか、

ということが自分なりに体感できたのです。

 

コンサルタントも、それから経営者や営業責任者も、

問題がある場合、現場に足を運び、

現状を正しく把握することが基本なのだということを

改めて感じた1日でした。

 

現場に足を運ぶ。

皆様の会社ではできているでしょうか?

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【4487回】 ちょっとヤバイレベルになってきた・・・

2023年04月13日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、お伺いしていたクライアント様が、

ちょっとヤバイレベルになってきたと思います。

 

申し訳ありませんが、このクライアント様と同じエリアの会社は、

良識ある上質のお客様を受注することは難しいでしょう。

 

30代の若いリーダーたちが営業チームを率いているのですが、

もともとコミュニケーション能力も高く、

更には建築の知識も非常に高かったのです。

 

それに加え、人としてのレベルが

これまた猛烈に上がったなぁ、という印象。

 

話を聴く姿勢、周囲への心配りなど、

もう完璧だなぁ、と感じてしまいました。

 

高級レストランのホールや高級ホテルのフロントなど、

どんな接客をやっても成功するだろう、と

感じさせていただける感じなのですね。

 

よくよく話をお聞きすると、

世帯年収2000万のご夫婦揃ってお医者さんであったりとか、

所得が高いお客様になればなるほど、

成約率が上がっているような感じなのです。

 

住宅業界の営業マンで、このレベルで接客が出来る会社は、

私が知っている限り、弊社のクライアント様以外では、

北海道に1社、そして静岡に1社くらいかな、と思います。

(←過去に100社を超える住宅会社に調査に行った私の感想)

 

人間的レベルが高いお客様ほど、人で選びます。

 

まあ、この感覚を理解できる人は

ぶっちゃけあまり多くは無いのですが、

これは間違いありません。

 

このレベルのスタッフは、当然ながら転職市場に出てこない。

 

自社で採用して育成するしかありません。

 

まだ30代という若さなのに、

紹介がとにかく多いのも特徴で、

これ、今後ますます加速していくと思っています。

 

このクライアント様のリーダーのような、

知識経験だけでなく、人としても素晴らしい営業マンを

増やすお手伝いができれば、

業界全体がもっと良くなっていくなぁ、と思っていて

それを実現させたいと思います。

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【4486回】 本質を理解すれば、どんな質問をされても堂々と対応できる

2023年04月12日 | 住宅コンサルタントとして

人間が健康で快適に過ごすためには、

どんな住環境を用意すれば良いか?

 

この問いにシンプルに答えられるよう、

住宅業界で仕事をするビジネスパーソンは

日頃から準備をしておく必要があります。

 

その環境を実現する上で、必要な性能は、

C値、UA値でどれくらいなのか?

 

またポイントとなるのはどの部分か?

 

換気システムはどの商品が良いのか?

 

こういったことが決まってくるのです。

 

住環境に関する本質を理解しておけば、

意味のないUA値競争であったり、

床暖房が標準化どうか、といった意味のない争いに

巻き込まれないようになると思います。

 

昔からお付き合いいただいているクライアント様は

こうした本質を深く理解して下さっているのですが、

ここ最近、お付き合いがスタートしたクライアント様には

このあたりの情報伝達がまだまだ不足しているかと思います。

 

そもそも、何のために我々が家を建て、

お客様に提供しているのか?

 

それは、お客様が健康で快適に、そして幸せに暮らしていただくため、

という1点に絞れるかと思います。

 

その実現のために、我々はいろんな工夫をし、

商品を改善改良していっている。

 

そしてそれらを市場のお客様にお伝えするために、

マーケティングをやっているのです。

 

でもその本質を忘れ、

目先の集客、目先の契約に目が行きがちとなり、

事業の本質を見失ったりしがちなのですね。

 

住宅事業を行っている、そもそもの目的を理解し、

そのための目標、戦略を確実に理解すれば、

自分たちの行動に軸が出来ます。

 

ブレなくなります。

 

そうなっていただけるように、

私自身もサポートしていければと思っています。

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【4485回】 紹介が増えるために必要なこと

2023年04月11日 | 住宅コンサルタントとして

私がコンサルの世界に飛び込んだのは2005年。

 

もちろん、最初はクライアント様はゼロですし、

会社がクライアント様を見つけてくれて、

それを割り当ててくれる訳でもありません。

 

クライアント様ができるよう、

自分でいろんな企画を立てて実行し、

住宅会社や工務店の経営者とお会いする機会を

自分でつくるしかなかったのです。

 

当時、経営者との出会うための主要な方法は、

セミナーを企画し、その告知をして

全国から住宅会社の経営者に集まっていただくことでした。

 

当然、私自身もその手法に沿って、

いろんなセミナーを企画し、実行する中で

ありがたいことに2年目でスケジュールが埋まるくらい、

クライアント様が増えていきました。

 

ところが、私、すぐに気づきます。

 

「セミナーで出会って、そこで経営相談をいただく、

というやり方なんて長続きしないな」

 

と、すぐに思うようになりました。

 

そして自分としては、2つのことを目標に掲げました。

 

1つは、クライアント様に長くお付き合いをしたい、

と思っていただけるように自分が進化すること。

 

そしてもう1つは、100%紹介に移行すること。

 

ところが、2007年から自分のスケジュールはいっぱいで、

多くのクライアント様にご縁を頂戴しているものの、

紹介は全く発生しませんでした。

 

これはひとえに私の実力不足と人間力不足によるものですが、

とにかく紹介をしていただけるように自分がならなければ、

将来苦戦するだろう、ということは2007年から意識していました。

 

そして住宅会社さんとの新しい出会いを求めるためのセミナーは、

2009年以降、一切開催していなくて、

2009年以降はクライアント様や会員制勉強会のメンバーの方だけを

対象としたセミナー、視察会だけをするようになりました。

 

建材店・サッシ店・木材店対象のセミナーの最後は2015年で、

2016年以降は本当に紹介だけで成り立っている状況です。

 

2007年の頃からイメージしてきたことが、

成就するまで9年かかったということになります。

 

ありがたいことに今のクライアント様とのご縁と紹介だけで

7年間、スケジュールが埋まっている訳ですが、

紹介をいただくためには自分がどうなれば良いのか、

ということをずっと考え、行動してきたことと、

本当に素晴らしいクライアント様に出会えたおかげで

今の環境があると、心から感謝しております。

 

さて、紹介をいただけるようになるために必要なことについて

私なりの考えをまとめたいと思います。

 

・明けても暮れてもお客様のことを考える

・感謝の気持ちと謙虚さを忘れない

・お客様のお役に立つ情報を入手したら、即お伝えする

・お客様同士が仲良くなる機会をつくり、それがコミュニティ化する

・自分自身が学び続け、成長し続ける

・お客様の問題を解決できる方をこちらが紹介しまくる

・自分自身が今の仕事で十分な実績を積んでおく

 

本当にお客様のお役に立とうと心から思い、

何か有益な情報があったら即、お客様に届けている人は、

お客様からしたらありがたい存在だと思うのです。

 

そういう人がお客様に連絡をしたら、

お客様は迷惑そうなリアクションを絶対に取りません。

 

そしてお客様にいろんな方をご紹介したり、

お客様が参加しやすいコミュニティをつくったりすることで、

お客様は「この人が担当で良かった」と思って下さるのです。

 

このコミュニティに参加して下さるお客様が、

永いお付き合いをして下さるお客様で、

紹介もして下さるお客様になるのです。

(コミュニティに参加しなかったり、

うまく馴染めなかった方は離脱していきます)

 

紹介が増えるよう、ここは力を入れていきたいところですね。

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【4484回】 家族揃っての食事

2023年04月10日 | 住宅コンサルタントとして

警察官となった長男は、

帰ってこれる際は我が家に帰ってきます。

 

その目的の第一は、家族として新しく迎えた、

娘(ミニチュアダックス)2人に会うため。

 

そして第二の目的は美味しいご飯を食べるため。

 

長男が帰ってくると、家内も私もキッチンに立って、

子どもからリクエストがあった料理を作るのです。

 

第三の目的は、高性能で快適な家で

ゆっくりと寝て、ゆっくりとお風呂に入り、

疲れを取ること。

 

家族6人揃って過ごす時間は、

もう本当に楽しくて、心癒されます。

 

我が家は、家族全員、本当に仲が良いと思います。

 

高気密高断熱に加え、高性能の熱交換換気のおかげで、

花粉症の時期でも室内の空気がキレイ。

 

無垢床と漆喰のみで室内を仕上げているので、

家の空気感が本当に良いのです。

 

更にデザインもディテールにこだわっており、

家具もビジネスパートナーさんのお力を借りて、

イタリアの工房でつくっていただいたものを輸入してます。

 

全国のいろんなホテルや旅館に行っても、

家内は「我が家が一番」といつも言っています。

 

家内自身も気に入っているので、

キッチンも毎晩、ピカピカに磨いていますので、

本当にキレイです。

 

自分たちに合った空間で、

大好きな作家さんにつくっていただいた器で、

家族揃っていただく食事は最高です。

 

良い家を建てることで、人生は本当に豊かになる。

 

日々の暮らしが充実する。

 

家族全員、いつまでも仲良く、

皆が集まる家となる。

 

そんなことが分かっているので、

もし自分が家を売る立場になったとしたら、

 

「だから良い家を建てましょう!」

 

とお客様に心から言えると思います。

 

住宅業界で仕事をしているからには、

やっぱり良い家に住み、

充実した暮らしの豊かさを自ら体感することが不可欠だな、

と思っています。

 

自ら体感し、価値を感じていることこそ、

熱量を込めてお客様に伝えられるからです。

 

住宅業界で働いているからこそ、

自宅にはこだわりたいですね。

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【4483回】 憧れの人に会う

2023年04月09日 | 人として

定期的に一流のレストランに通わせていただき、

いろんなことを学ばせていただいております。

 

まずはお店のデザイン・インテリア。

お花や雑貨。

もちろん、料理そのものであったり、盛り付け方、器。

そして接客、おもてなし、世界観。

 

一流のお店からは、本当にたくさんのことを学ぶことができます。

 

そして一流のレストランと言えば、

当然ながら器も素敵なのです。

 

一流の作家さんがつくられた、

機能美もセンスも抜群の器を見ては、

本当に気に入ったものは購入するようにしています。

 

そんな私たち夫婦が大好きな作家さんに、

シライナギサさんがいます。

 

シライナギサさんを最初に知ったのは、

愛媛県のTOBEオーベルジュさんでのディナーで、

ナギサさんの器で出していただいた一品があって、

その器のあまりの美しさに、

オーナーの息子さんに質問したことがきっかけでした。

 

シライナギサさんの器はどこで購入できるのか調べると、

今、工房が金沢にあるので、

金沢のギャラリーで買えるところがあると分かり、

速攻金沢に飛び、買える分だけは購入させていただきました。

 

その後もナギサさんの器が売っていると分かれば、

どこにでも飛んでいき、購入する。

 

ところが、大半がプロの料理人さんやレストランが購入されるため、

一般の人向けに流通されるのは、ほんの少し。

 

私たちが欲しいお皿は、

どこに行っても全く出会うことができませんでした。

 

そんなシライナギサさんの個展が、

大阪府堺市のギャラリー「dtgreegallery」さんで開催されていて、

しかも4月8日、9日とご本人も来られる、という情報を家内がキャッチ。

 

こりゃ、行くしかないでしょ、ということで、

昨日、仕事終わりに新大阪駅で家内と待ち合わせし、

大阪の堺のギャラリーまで行ってきました。

 

新大阪からメチャ遠かった、dtgreegalleryさん、

素敵な古民家をリノベされたそうで、

建物もお庭も素敵過ぎました。

 

で、店舗内には、品のある素敵な女性が・・・。

 

そうなんです、念願のシライナギサさんご本人だったのです。

 

もう前から夫婦揃って大ファンであること、

全国あちこち探しまわって、3点だけ自宅で

ナギサさんの器を使わせていただいていることなどをお伝えし、

ナギサさんやナギサさんの旦那さん(同じく作家さんです)のことをを

夫婦揃って芸能レポーターのように聞きまくっておりました。

 

もう本当にあの素敵な器と

シライナギサさんご本人が思いっきり自分の中でシンクロしました。

 

そして私たちが購入したかった、お皿も2点だけありました。

 

ナギサさんに「この2点しかないのですか?」と質問すると、

最近土を変えたらしく、この大きさで制作すると、

納得のいく形に出来上がらないらしく、

土を変える前に制作したこの2点が、

このサイズのお皿の最後の作品となります、とのこと。

 

もちろん、2点とも私、購入いたしました。

 

その他にも素敵な器を3点、購入させていただき、

ナギサさんとも会話をさせていただけて、

もう本当に仕事が終わって堺まで来た甲斐がありました。

 

憧れの方に会う。

憧れの方の作品に触れる。

 

こうすると、自分の波動が上がる、ということを

ヒスイコタロウさんもおっしゃっておられましたが、

もう本当に、この日の自分の波動は上がりまくっていて、

その日の夜、全国の予約困難のお寿司屋さん3店に

予約の電話をしたところ、

何と3店とも予約がすんなり取れたのです。

 

憧れの方に会いにいく。

憧れの方がつくった作品を見るために足を運ぶ。

 

やっぱり、アクティブに動くことで、

運気が確実にUPするよなぁ、と改めて感じた1日でした。

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【4482回】 自分たちのビジョンとこだわりを伝える

2023年04月08日 | 住宅コンサルタントとして

誰もが情報を発信できるようになった今、

これまで専門家で無ければ知りえなかった情報を

普通に知り得る時代となりました。

 

ラーメン屋さんのたれやスープのレシピであったり、

住宅の素晴らしいデザインであったり、

いろんな保険商品に関してのデメリットであったり、

そんなのこれまでだと、その世界やお店で仕事しないと

手に入れられなかった情報が、

本当にYouTubeで簡単に入手できる。

 

その結果、商品で差別化をすることが

非常に難しくなりました。

 

この社会の変化を理解し、

お店のしつらえやデザインを磨き、

接客を磨いてきたお店は、

ライバル店と商品以外の面で差別化ができ、

多くのお客様に支持されるようになりました。

 

そしてこの先、やはり重要になってくるのは、

自分たちのビジョンやこだわりを伝えていくことだと思います。

 

その会社やお店の考え方、生き様で差をつけていく時代になる。

 

ビジョンとは、事業を通して目指したいことです。

 

売上100億円を達成したいのか、

それとも建てて下さったお客様の暮らしを

健康で快適なものにしたいのか、

地域の職人さんたちの技術を継承したり、

地域の雇用を守っていきたいのか?

 

こだわりとは、ビジョンを実現していく上で

自分たちが貫き通したいことを言います。

 

自然素材しか使わない、とか、

C値0.5以下にこだわるとか、

価格や仕様を分かりやすくするとか、

アフターメンテナンスを徹底的におこなう、とか。

 

ここで重要になってくるのは、

ビジョンとこだわりに一貫性というか、流れがあることです。

 

よくあるケースが、こだわりしかお客様に伝えないケース。

 

「うちはとにかく、アフターを徹底的にやっているんです」

「うちの家は、性能にこだわっていて、C値は0.5以下です」

 

というように、こだわりしか言わない会社や営業マンもあるのですが、

ビジョンからのこだわり、という流れにしないと、

お客様は共感して下さらないことが多いのですね。

 

「こういうことを実現させるために、

ここにこだわっているのね」

 

という流れが重要で、

この流れにお客様は共感して下さるのです。

 

自分たちのビジョンとこだわりを

流れをつくって伝えることができているでしょうか?

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【4481回】 一緒にご飯を食べること

2023年04月07日 | 住宅コンサルタントとして

基本的に私、

クライアント様と食事に行くことはありません。

 

ありがたいことに予定がパンパンに入っているため、

仕事が終わった後、次のクライアント様のエリアに

移動する必要があったり、

もしくは次の日の準備に追われていたりするので、

物理的に難しいのです。

 

そして気づけば、ホテル引き込もり生活が続き、

仕事でクライアント様とお会いするだけとなり、

外部をシャットアウトしたような、

かなり偏った生活になっています。

 

そして数か月に一度、こんな生活だとまずい、と感じ、

いろんな方にお会いしたり、

行ったことが無いスポットに足を運んだりと

新しい出会いや経験をするように生きております(汗)。

 

ただ、クライアント様と本音でお話しした方が良い、

と思われる状況になった時は、話は別です。

 

時間を工面して、腹を割ってお話をしたいです、とお伝えし、

クライアント様にお時間をつくっていただくこともあるのです。

 

ご飯を一緒に食べながら、本音でお話をさせていただくと、

こちらがお伝えしたいことがより伝わるような気がします。

 

そしてお互いのベクトルが合い、

頑張ろうという気持ちがお互い湧いてくるのです。

 

大切な人や大切なお客様と一緒にご飯を食べる、

ということは、本当に重要だよなと改めて感じています。

 

そして一緒にご飯を食べると、

このクライアント様、この社長のために、

自分ができることを全てやりたい、と

個人的に思えるのです。

 

大切な人とご飯を食べる。

 

時間が無い中でも、やっていくべき、大切な仕事です。

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【4480回】 「なぜ?」を語れるようになる

2023年04月06日 | 住宅コンサルタントとして

「なぜ?」という言葉を上手に使える営業マンには、

説得力が宿ります。

 

「なぜ、住宅営業をやっているのか?」

「なぜ、この会社で働いているのか?」

「なぜ、基礎断熱を採用しているのか?」

「なぜ、当社では気密性能にこだわっているのか?」

「なぜ、当社では天井断熱材をセルロースファイバーにしているのか?」

 

などなど、自分に対しても、会社に対しても、

そして家(商品)に対しても、

 

「なぜ?」

 

を語れるように、自分の頭を整理したり、

時には会社の先輩や上司に教えてもらったりする必要が

営業マンには必要なのです。

 

説得力が無い営業マンは、

例えば基礎断熱の特徴やメリット、

気密性能とは何か、

セルロースファイバーの特徴などの

説明しかできないのです。

 

「なぜ?」の後には、

会社であったり本人の信念やこだわりがついてくるのですが、

それがお客様の心を掴むのですね。

(←メリットを感じないと買わないお客様には

全く通用しませんが・・・)

 

「なぜ?」と「もし仮に・・・」という2つの言葉を上手に使って、

商談を上手に進めていきましょう!

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【4479回】 イイ男、素敵な女性が売れる

2023年04月05日 | 住宅コンサルタントとして

弊社のクライアント様の営業マンの中で、

圧倒的に売っている営業マン、営業ウーマンに

共通するポイントは、

 

「イイ男」

「素敵な女性」

 

である、ということ。

 

知識と経験がどれだけあろうが、

過去、どれだけ実績を出していようが、

現時点でイイ男、素敵な女性でなければ、

お客様に選んでいただけない、と感じています。

 

ではイイ男、素敵な女性とは、具体的にどういう方か?

 

私が個人的に感じているのは、

もちろん、清潔感があり、服や靴のセンスも良いのですが、

何と言っても、何かのやり取りをした時の

対応の速さであったり、言葉の選び方だったり、

さりげない気遣いだったり、

そういう部分が、こちらが見ていて本当に気持ち良いんですね。

 

で、同性であっても惚れそうになってしまうくらい、

魅力的だったりするのです。

 

そういうビジネスパーソンは、

非常にすなおで謙虚なのですが、

猛烈に仕事ができますし、圧倒的にレスが速い。

 

でこちらが気持ち良くなる言葉を選んで

コミュニケーションを取ってこられるのです。

 

セレクトするその言葉が、本当にセンスが良く、

嘘っぽくもなく、へりくだってもいない、

絶妙なところをついてくるのです。

 

そういう方とのやり取りを通じて、

私自身もとても勉強させていただいております。

 

自分もそのレベルに近づきたいなぁ、と

オッサンながらに思っています。

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【4478回】 業績を上げたいのなら・・・

2023年04月04日 | 住宅コンサルタントとして

もうこれも何年も前から言い続けているので、

聞き飽きている方も多いと思いますが、

木造住宅において、商品で圧倒的な差を

ライバル会社につけることはできません。

 

デザイン面でも性能面でも、寄せてつくることは可能です。

(厳密に言うと、プロや目利き力がある方の場合、

商品のディテールの差を感じることはできますが、

家を建てる顧客層の場合、9割以上の方に、

その差は分からない)

 

なので商品以外の部分で差をつける必要があります。

 

ここを理解できていない、

頭の悪い住宅会社の経営者は、

業績が行き詰まったりすると、

新しいFCやVCに加盟したり、

商品パッケージを購入する上で多額のお金を使うのですが、

業績を上げる上でキーは商品ではないことの方が

圧倒的に多いのですね。

 

2022年、2023年と、

弊社のクライアント様の中で

業績が好調な会社に言えることは何か?

 

それは、

 

「自分の会社に自信と誇りを社員さんが持っているか?」

 

ということに尽きます。

 

「ウチの会社、本当に良い会社です」

 

「他部署のスタッフも、何か困ったことがあったら

非常に協力してくれます」

 

「お客様の方を向いて、全社一丸となって

家づくりに取り組んでいる会社です」

 

と、スタッフさんが心の底から思っていて、

それがにじみ出ている会社が、

今、業績が良い会社です。

 

外から何かのノウハウを買って、

上っ面だけ真似しても、無駄なのです。

 

ではどうすれば、スタッフさんが自信と誇りを持って

仕事が出来る会社になれるのか?

 

それは簡単ではありませんが、

最も重要なのは、社長や役員、リーダーの考えや行動が

社員さんの目から見て尊敬できることが1つ。

 

そして社長や役員、リーダーが社員さんに愛情をかけ、

感謝の気持ちを持つことがもう1つ。

 

こうしたことを継続していく中で、

良い会社は出来上がっていくのだと思っています。

 

業績を上げるのには、時間がかかるのです。

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【4477回】 ネット掲示板などへの書き込み

2023年04月03日 | 住宅コンサルタントとして

人間、特に日本人は、妬み嫉みが強いと

個人的に感じています。

 

ビジネスで成功して、良い車に乗った瞬間、

いろんな妬み嫉みを言われたり、

あることないこと噂されたりネット掲示板に書かれたり、

ということを経験された方は結構いらっしゃると思います。

 

人の成功を妬んだり、

お金持ちには悪人が多い、というイメージを持っているのは、

日本人だけではないか、と思っています。

 

大抵、妬み嫉みが強い方は、

自身が満たされていないけれども自尊心が強く、

自分がうまくいっていないのは、

自分のせいではなく、周囲のせいだという

思考の持ち主のような気がします。

 

弊社のクライアント様の中で、

皆が苦戦する中、業績が良くてブレイクした場合、

結構掲示板に書き込みされていたりします。

 

しかしながら、そのほとんどが嘘であったり、

何の根拠もない情報だったりするのです。

 

そうなんです、大抵掲示板に書き込んでいるのは、

同業他社か取引業者さん、もしくは社員さんだったりするのです。

 

以前、弊社のクライアント様で、

あまりにひどい書き込みをされていたので弁護士さんに依頼し、

サイト運営者が書き込みをしていた方を特定したところ、

1人は元社員、そしてもう1人は取引を切られた業者さんでした。

 

そして実は私も、前職時代に2ちゃんねるで、

かなりの悪口を書かれていたようです(←私は知らない)。

 

中途で入社したにも関わらず、

素晴らしいクライアント様に恵まれ、

短期間で結果を出すことができて、

初年度から表彰されたりしたことを

妬む方がいたようです。

 

私、そういうのを気にしない体質ですし、

そもそもそういう根も葉もないうわさを信じる方と

お付き合いをしたいとも思わないタイプなので、

全く気にしていないし、そもそもエゴサーチもしないので、

全く知らなかったのですが、結構周囲の方が気を遣って下さいました。

 

で結果、私の悪口をネットに書き込んでいた方は誰だったのか?

 

私、お会いしたことも話したことも無い、

私よりもかなり前に入社した、中途入社の方でした。

 

その方は、当然、いなくなりました・・・。

 

業績が上がり、目立つと、

会社でも個人でも妬む輩が出てきて、

あること無いこと書かれたりすることは、

これからもあるでしょう。

 

そしてお客様の中には、

そういう書き込みを信じる方もいるかもしれません。

 

でも、直接会った際にそうした悪い書き込みを

払拭できるくらいの人間性を自分たちが有することが

非常に大切なのではないか、と思います。

 

そしてそういう書き込みを信じるお客様には、

逆に他社に行っていただいた方が良いのでは、

とも思っています。

 

そして目の前のお客様、過去のお客様、

自社のスタッフさんや取引業者様を大切にし、

その人たちに少しでもお役に立てる行動を取る。

 

自分たちを応援して下さる方を

一人でも多く増やす行動を取ることが、

最も大切なのではないか、と思っています。

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【4476回】 身体が複数、あったら・・・

2023年04月02日 | 住宅コンサルタントとして

日常的に京都駅を利用する私からすると、

今年の2月以降の京都の観光客の多さに

猛烈なビジネスチャンスを感じております。

 

私が行ったことがある都市で言うと、

バルセロナやマドリード、ヴェネツィアやローマなど、

国際的な観光都市並みに観光客が増えてきたなぁ、

と感じています。

 

日本食のおいしさであったり、

サッカーのワールドカップやWBCでの

日本の選手や観客たちのマナーの良さ、

そしてもちろんアニメの影響により、

日本の好感度は過去一なのではないか、

と個人的に思っております。

 

そして海外からの観光客に対して、

受け入れる日本側のサービスがまだまだ対応できてなくて、

そこにビジネスチャンスをメチャ、感じております。

 

自分の身体が複数あれば、

間違いなくチャレンジしたいと思っています。

 

まずは小さなところから言えば、

電車や飛行機のチケットの取得代行です。

 

海外の方がチケットを購入するのに

窓口でかなり苦労しているのを拝見する度に、

代行してあげたいなぁ、と感じてしまいます。

 

ちなみに私、海外で電車に乗る際は、

事前にチケットを手配して決済もすませ、

スマホ画面を見せればOKという状態で

特急電車に乗るようにしていますが、

日本の場合、電車に関しては

そのあたりが海外の方向けになっていない、

と感じているのです。

 

そして日本の美味しいレストランの予約の代行や

宿泊施設の予約代行。

 

そして数日間~数週間の日本満喫ツアーのパッケージの企画。

 

陶芸であったり、豆腐づくりであったり、

田植えやそば打ち、囲炉裏でのディナーなど、

日本の文化に触れるツアーを企画し、

思いっきり日本を満喫してもらうのも

とてもウケるような気がしています。

 

自分が海外に行った際、

やはり現地の人がやっていることとか、

現地の人に人気のお店に行くなど、

現地の文化に触れたいと思うので、

同じように日本の文化に触れたい方が

結構おられるのでは、と思うのですね。

 

後は実際に日本の家庭での普通のご飯を食べる、

というのもいいのでは、と思っています。

 

私自身、ビジネスパートナーさんに

連れて行っていただいた、

ミラノの一般家庭でのディナーを

ご一緒させていただいた経験が、

個人的に忘れられないくらい、印象に残っています。

 

ご主人が私たち夫婦のために、

料理をふるまっていただいたのですが、

料理とワイン、後はご夫婦のあたたかさが

本当に素敵で、メチャいい時間を過ごせたのですね。

 

身体が何個かあったら、確実にやりたいビジネスです。

 

後はもちろん、住宅の営業もやりたいんですけどね・・・。

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【4475回】 モデル企業の中身を実体験する

2023年04月01日 | 住宅コンサルタントとして

幸運なことに、私が最初に勤めさせていただいたメーカーは、

当時としては本当に素晴らしい会社で、

社内に評価制度や教育制など、いろんなしくみがありました。

 

更に半期ごとに本部の方針を受けて支店が方針を立て、

支店の方針に沿って営業所が方針を立てる、

そして営業所の方針に沿って各営業マンが自身の方針を立てる、

というように、上の方針に従って自身の方針を立てる、

というしくみも整っていました。

 

要するに、考え方や価値観が全く異なる、

多くのスタッフのベクトルを一つに合わせるしくみが

会社内にたくさんあったのです。

 

それを自分自身が体感できたことは、

今、コンサルという仕事をさせていただく上で

非常に役に立っています。

 

例えば、

 

「利益に関してウチの営業マンの意識が低い」

 

と悩んでいる経営者は、

営業マンが利益に対する意識を高めざるを得ないしくみを

考えた方が無駄が無いと思うのです。

 

私が最初に勤めたメーカーの場合、

営業マンの評価を100点満点でおこなっていて、

その点数に応じて出世が決まり、賞与も決まるのですが、

営業マンの利益に対する意識を高めたい場合、

100点満点のうち、売上は20点くらいの配分で、

利益の評価配分を50点とかにしたりしたのです。

 

要するに、売上が達成しても、利益率が低い営業マンは

評価もされないし、賞与もたくさん配分されないのです。

 

このように評価基準をその時その時の状況に合わせ、

柔軟に変化させることで、

利益率の改善であったり、サッシシェアの獲得であったり、

訪問回数に対する意識を強めたりと、

会社が重視する要素を社員さんが意識して仕事をせざるを得ない、

そんなしくみを自ら体感できたことは非常に大きかったのです。

 

そして最近、つくづく思うのは、

こういうしくみを経験した経営者としていない経営者の差は

非常に大きいな、ということ。

 

組織を回していく上で、この表にはあまり出ない、

中身を知っていただくことって、

組織が順調に大きくなっていく中で必要になるなぁ、と思っています。

 

この組織を回していくしくみは、

モデル企業を視察するだけでは難しい。

 

というのは、短期間の視察では、

どうしても表面しか見ないし、見えないからです。

 

でも、組織を上手に回していく上で重要なのは、

表面ではなく、中身なのです。

 

この本質を理解していただくには、

短期間の視察ではなく、

ある一定の日数、モデルとなる会社で、

一緒に働いていただいて、

裏からマネジメントを観る、ということを

やっていただく必要があるのでは、と感じております。

 

この辺りについて、優秀なクライアント様のお力を借りながら、

実際の組織の回し方を体感していただく学びの場を

近々、企画化しようと思っています。

 

要するに、所詮、コンサルができることなど、

たかだか知れているなぁ、と感じる今日この頃。

 

モデル企業で仕事をさせていただきながら、

組織を回すノウハウを得ていただく機会をつくりたい、

と思っております。

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