鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4612回】 台風直撃のため、全く外に出ない1日

2023年08月16日 | 人として

昨日は台風が関西に上陸ということもあり、

鉄道や飛行機も運休中止が相次ぎましたので、

1日、家から全く出ませんでした。

 

一昨日、2日分の食品を買いだめ、

2日間はほぼ私が家族の食事をつくっておりました。

 

つくった料理は以下の通り。

 

・ガーリックライス

・エビチリ&天津飯

・牛のイチボステーキ

・お好み焼き

・大葉のジェノベーゼパスタ

・池森流革命そば

 

個人的に自分が食べたいと思ったメニューを家族に伝えて、

私が挙げたものの中から選んでもらう、という感じです。

 

エビチリに関しては、安いパナメイエビをしっかりと下処理し、

薬味をバッチリ効かせたチリソースで和える。

 

天津飯に関しては、溶いた卵にごま油を入れて、

ふんわり半熟に仕上げた上から

バターとオイスターソースのコク、

鶏ガラのスープのうま味を合わせた餡をかける。

 

大葉のパスタに関しては、大葉と梅、めんつゆを

組み合わせたソースをペペロンチーノに合わせる。

 

お好み焼きは大阪の風月さんをオマージュし、

粉少な目、キャベツタップリのふわふわに焼いて、

そこにバルサミコ酢と甘みを加えた特性マヨと

オタフクソースで仕上げ、ブラックペッパーをかける。

 

池森流革命そばは、YouTubeで

DEENのボーカルの池森さんが披露されていたものを

自宅で再現し、ちょっとアレンジ(エゴマ油をトリュフオイルに)。

 

そして牛イチボステーキに関しては、

弱火でじっくりと火入れしたイチボを

バターとニンニク、自宅で栽培しているローズマリーと合わせ、

アロゼして仕上げる、という感じ。

 

アロゼすると、お肉がしっとり火が入り、

肉汁の流出もおさえられ、

かつバターとガーリックとローズマリーの香りが

食欲をそそるのです。

 

私自身、かなりのグルメなのですが、

自分の舌を満足させる料理を追求しているうちに、

その辺の飲食店の料理よりも断然美味しくつくれるようになりました。

 

しかもまだ発展途上で、まだまだレベルが上がると思っています。

 

料理の何が良いかというと、

材料の下ごしらえや調味料の準備、

更には盛る器のチョイスや盛り付けなど

本当に頭のトレーニングにもなることです。

 

料理好きな人は、段取り上手、仕事が速い人が多い、

と個人的に思っています。

 

ということで、台風直撃で一歩も家から出ませんでしたが、

個人的には料理に没頭することができ、

非常に充実した1日となりました。

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【4611回】 住宅業界もエンタメの要素を

2023年08月15日 | 住宅コンサルタントとして

物価上昇に対し、収入の向上が追い付いていないことと

デフレしか経験してこなかった日本人が、

インフレに精神的に慣れきっていないこともあり、

消費者の消費マインドは一部の富裕層を除き、

高くはありません。

 

今、家を建てようと決断できる方の絶対数は

昨年後半から今年にかけて減少しています。

 

なので家を今、建てようと決断されている方に

来場していただくための企画は、あまりヒットしません。

 

弊社のクライアント様で言えば、

2023年上半期に関して、

完成見学会の新規来場数は、なかなか伸びませんでした。

 

お客様が建てた実邸は、

家を建てることを本気で考えている方でなければ、

なかなか敷居が高いかと思います。

 

逆に実邸を軽い気持ちで見に行く人は、

かなり少ないのです。

 

一方で敷居を下げたイベントに関しては、

来場数は以前と比較して来場数は減少していません。

 

むしろ、伸びているクライアント様も結構おられます。

 

「なんか楽しそう」とお客様が思うイベントを企画すると、

結構お客様が来場して下さるのです。

 

これからの住宅会社には、

エンタメ的な要素を取り入れた、

来場されたお客様が楽しめるイベントの企画力が

欠かせなくなるでしょう。

 

その発想力を磨くためにも、

いろんなエリアのいろんな施設を調査に行くことは

経営者やマーケティング担当者には欠かせません。

 

特にお子さんが楽しめ、子育て家族が殺到している施設に

これからの時代の競争を勝ち抜くヒントがあると思っています。

 

いろんなところに足を運び、

感性を磨いていきたいものです。

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【4610回】 料理界のレジェンドの著書

2023年08月14日 | 住宅コンサルタントとして

個人的に料理が趣味で得意なのですが、

料理を好きになった要因の一つは、

私が大学生の時にはじまったTV番組、

「料理の鉄人」の影響も大きかったと思います。

 

料理の鉄人の中でも、特に好きだったのが

和の鉄人 道場六三郎さん。

 

このお盆休暇の前にたまたま道場さんの著書、

 

「91歳。

一歩一歩、

また一歩。

必ず頂上に辿り着く」

 

を購入していたので、一気に読ませていただきました。

 

道場六三郎さんの生き方、考え方が

非常に具体的で理解しやすい言葉で書かれているのですが、

90歳を超えて尚、「料理がうまくなりたい」と心から思い、

いろんなことにチャレンジされている姿勢と、

料理で最も大切なのは「想いやり」という考えに

思いっきり共感し、うなずきながら読んでおりました。

 

スマホも使い、圧力鍋やフードプロセッサーも使いこなして

調味料や出汁などが中将より少ない分量で調理をしたり、

誰の発想にもない組み合わせで調味料をオリジナルでつくったりと

とにかく料理のことを考えることが大好き、

ということが伝わってきます。

 

今の仕事で、「もっと成長したい」という気持ちを

道場六三郎さんのように自分は持ち合わせているか?

 

クライアント様にもっと良い提案をできるようになるために、

調査研究や準備に抜かりはないか?

 

そんなことを自問自答しながら、読ませていただきました。

 

また、料理は相手のことを想いやってつくることが基本であり、

例えばお化粧直しをした女性でも、口紅が気にならないよう、

小さめのおにぎりをつくってお出ししたり、

老人の方の場合だと大きすぎる材料は食べにくいので

食べやすい大きさにして出すように、など

召し上がるお客様のことを想いやることが大切である、

と道場六三郎さんはおっしゃっています。

 

これ、仕事をする上での基本中の基本であり、

こういう人間性をお持ちな上に料理も超一流だから、

ろくさん亭にずっとお客様も通い、スタッフもついてくるのでしょう。

 

料理の腕が一流でも、スタッフがついてきてくれなかったり、

お客様に愛されないお店は、今、やっていけないでしょう。

 

どの職業でも、専門的なスキルがどれだけ高くとも、

やはり関わる方たちから愛され、

応援されるような人間性を持たないと

やっていけないということでしょう。

 

この本を読み終えて、

私が「銀座ろくさん亭」を予約したことは言うまでもありません。

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【4609回】 人口が少ない都市でも成立する高級店

2023年08月13日 | 住宅コンサルタントとして

今回の北見・網走へ来た目的の1つは、

網走市にあるお鮨屋さんに行くことでした。

 

そのお鮨屋さんを知ったのは、

北海道の各地方を取材した雑誌だったと思いますが、

人口が少ない網走(人口33000人くらい)で、

しかも高齢化が進んでいる定型的な地方都市で、

成立している高級店、という部分に興味があったのです。

 

網走より大きい北見市(人口11万くらい)でも、

高級鮨店は現状、無いのですが。

その3分の1以下の市場規模で客単価1万5千円以上で

商売が成立している秘訣はどこにあるのか?

 

個人的に非常に興味がありました。

 

時間通りに目的のお鮨屋さんに着くと、

大将とアルバイトの女性スタッフの2名がおられました。

 

私たちが一番乗りだったため、

大将といろいろとお話させていただくことができました。

 

大将、大学卒業後、イギリスやオーストラリアなどで暮らしていて、

日本に帰ってくる予定では無かったそうなのですが、

ちょっと魚の勉強をしようと、海外でお世話になった方が

たまたま網走の方で、その方の紹介で網走に来たそうです。

 

ほんの数か月、魚の勉強をしてから

ロンドンに戻ろうと思っていたそうですが、

そこからずっと網走だそう。

 

そして会話しながらおまかせがスタートし、

しっかりとコミュニケーションを取りながら、

タイミング良く料理を出していただきました。

 

気づけば、店内は満席に。

 

カウンター8席の鮨屋さんですが、

私たちの隣は結婚記念日のカップルで

おそらくはお医者さんのご夫婦。

 

その横は東京農業大学網走キャンパスの

陸上部のコーチと陸上関係の方でしょう、

会話の内容からすると・・・。

 

そして最も離れたところにお座りの方は、

おそらく同伴のカップルでした。

 

お医者さんと陸上部コーチはリピーターのようでした。

 

おそらくこのお鮨屋さんのメインの顧客層は、

会社経営者・医療系・公務員系の方たちでしょう。

 

ただ人口3万強だから、その層の絶対数が少ない。

 

ゆえに固定費を抑えるべく、

仕込みから調理までワンオペで回るだけの客席数にして、

ホール兼洗い物をバイトさんにやっていただく。

 

そしてこの味と接客力は、網走では抜きんでているので、

固定のお客様がちゃんとつく。

 

人口が少ないエリアで、

単価を下げて客数を狙うのではなく、

少ない客数で利益が出るように経営されているのだと思いました。

 

ところが、お料理を出していただいている途中で、

大将が名刺を出してご挨拶をして下さったのですが、

何とこのお店以外に鮨バーを2店、経営されているではありませんか!

 

しかも隣の方との会話の中で、

隣町美幌の回転鮨屋さんの経営も引き継いでされるようで、

実はこの大将、超やり手の経営者だったのです。

(もちろん、料理人さんとしても素晴らしいレベルでした)

 

石川県小松市のアパレル店兼カフェもそうですが、

優秀な経営者は、人口が減少していようが、

高齢化が進もうが、地方都市であろうが、

その中でしっかりとファンをつくり、利益を出されているのです。

 

経営がうまくいくかうまくいかないか?

 

それは外部環境でも市場でもなく、

経営者のセンスと能力、そして行動力次第なのだ、

ということを改めて感じました。

 

網走のこのお鮨屋さん、定期的に通わせていただこうと思います。

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【4608回】 昔、住んでいたアパート巡り

2023年08月12日 | 住宅コンサルタントとして

1996年10月~2000年9月まで住んでいた北見。

 

この間、担当エリアはずっと北見だったのですが、

会社の組織編制により、旭川と北見を4回、引っ越しました。

 

北見で計3つのアパートに住んでいたのですが、

2番目に住んでいたアパートだけ、

どうしても場所を思い出せないのです。

(1番目と3番目の場所は明確に覚えていて、

かつ過去にも足を運びました。

20年以上経過しているのに、どれもちゃんとありました)

 

それが私たち夫婦にとって、とても引っ掛かっていたので、

かすかな記憶を頼りに、2番目のアパートを探すことに・・・。

 

レンタカーで住宅街をうろうろ回っているって、

ちょっと怪しいですよね・・・。

 

探すこと30分、

ようやく2番目に住んでいたアパートを発見したのですが、

このアパートの周辺、とても素敵な公園があって、

しかも当時よりも断然、手入れされているのです。

 

その公園で池を眺めながら、

BBQをしたら最高やなぁ、と感じておりました。

 

また3番目のアパートに住んでいる時に

長男が生まれたのですが、

その時も私、毎日夜中1時過ぎまで仕事をしていたので、

全く子育てを手伝っておりませんでした。

 

当時、夕方になると、長男の機嫌が悪くなるので、

ほぼ毎日、家内は長男を夕方にベビーカーに乗せ、

近くの公園にお散歩に行っていた、

ということも、初めて聞きました。

 

その公園、噴水があって水遊びもでき、

芝も手入れされていて、本当に素晴らしい公園でした。

 

そんな話を聴きながら、

コンサルに転職する前から私は仕事しかせず、

北海道という縁もゆかりもない土地で

ワンオペで家事と子育てをやってくれていたんだなぁ、と

家内には頭が上がりません。

 

更に上司や先輩、お客様に恵まれ、

出会う方たちにも恵まれていたおかげで、

充実した日々を過ごすことができていたのです。

 

本当に人様には昔から恵まれているなぁ、と

改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

夜は焼肉へ。

 

北見と言えば、焼肉が有名なのですが、

大阪の鶴橋のように街中が焼肉の臭いで包まれます。

 

北見で一番美味しい焼肉屋さんで焼肉を食べた後、

私は酔っぱらって寝ておりましたが、

家内は北見の友人と夜中まで話し込んでいたようです。

 

人様に恵まれ、楽しくいろんな経験を積ませてもらった北見。

 

この先も定期的に訪れたくなると思います。

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【4607回】 2023年の夏季休暇

2023年08月11日 | 人として

昨日、クライアント様でのお仕事を終えた後、

伊丹空港で家内と待ち合わせをし、

今年の夏季休暇の目的地に移動しました。

 

今年の夏季休暇の前半は、北海道で過ごします。

 

北海道といっても広いので、

具体的にどこで過ごすかというと、

北見・網走に行ってきます。

 

1996年4月に社会に出て旭川市に赴任し、

その半年後の10月に転勤の辞令が出て以来、

2000年10月に旭川に戻るまでの間、

仕事をさせていただいた街です。

 

北海道の中でも人口が少なく、

観光地としても人気はそれほど高くないですが、

やっぱり私たち夫婦にとって、愛着がある街なのです。

 

北海道の中心は札幌なので、

札幌には工事部隊やアフターメンテナンス対応部隊など、

いろんなスタッフ陣が充実していて、

業務は分業制が敷かれていましたが、

北見営業所は最も組織がコンパクトで、

工事部隊もアフター部隊も無いため、

全ての業務を自分でこなさなくてはならなかったのです。

 

でも、これが良かった。

 

おかげでクレームの現場対応や

メンテナンスの対応、工事の手配など、

全ての業務を営業マンがこなさなくてはならなかったので、

現場対応力を身につけることができたのだと思います。

 

北見・網走の大自然を眺めながら、

当時、営業車で走りまくっていたのですが、

その時はこの大自然の中を運転できることの価値を

何も感じていなかったです。

 

久しぶりの北見・網走の大自然とグルメを堪能したいと思います。

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【4606回】 地元を本気で盛り上げる姿勢が共感を生む

2023年08月10日 | 住宅コンサルタントとして

通販を中心にいろんなビジネスを展開しているジャパネットが

今、長崎で展開している「長崎スタジアムシティプロジェクト」。

 

長崎駅の近くの土地にサッカースタジアム、アリーナ、

ホテルや商業施設、オフィス棟などを建設し、

長崎に人を呼び込み、長崎を活性化することを目的に

一民間企業であるジャパネットが中心となり

民間主導で開発が進んでいます。

 

高田旭人社長とホリエモンの対談番組を見たのですが、

もう高田社長の考えに惚れてしまいます。

 

一民間企業が本気で長崎の人口を増やし、

地元を活性化したいって、

民間企業の社長でありながら、県知事のような発想で、

地元を本気で良くしたいと思い、行動されている。

 

これ、長崎県民でもない私でも、引き込まれます。

 

Jリーグのサッカー観戦に興味が無い私でも、

このスタジアムが完成したら、ホテルに泊まって

プールからサッカーを見たいなぁと思います

 

長崎は近年、人口流出が

日本の国内の中でも非常に多く、

そこに危機を持った高田社長が

もう一度長崎の魅力を高め、

訪れる機会や長崎に住み続ける理由をつくろうと

民間企業でありながら、やれることをやりたいと

このプロジェクトはスタートしたのでしょう。

 

本来、地元を良くするための施策って、

政治家が考えるべきことだと思いますが、

政治家の大半は国から予算を引っ張ってきて

箱物をつくるとか、鉄道や道路をつくる、

という次元で終わっていて、

人が住みたくなるとか人が訪れたくなるという本質を

理解できていないように思います。

 

経済やエンタメの勉強が足りないように思います。

 

福岡市の高島市長や千葉県の流山市の井崎市長のように、

消費者・市民のニーズが理解できる首長が

民間から生まれ始めているのは明るい兆しですが・・・。

 

民間企業でありながら、地元のために

真剣に取り組まれている高田社長が手がけているプロジェクト、

完成したら必ず長崎を訪れたいと思っています。

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【4605回】 素直で未来ある若手スタッフさんたちの成長

2023年08月09日 | 住宅コンサルタントとして

弊社のクライアント様は各社様、

本当に素直で勉強好きな会社さんばかり。

(すなおで勉強好きでないと、お付き合いが続かないのです)

 

そしてそういう会社に就職して、

勤続年数が長くなってくると、

当然ながらスタッフさんたちもすなおで勉強好きになってきます。

 

まさに「環境が人をつくる」です。

 

クライアント様の若いスタッフさんたちは、

年齢的に我が家の子ども達とかぶるため、

もう本当に自分の子どものような感じで見てしまいます。

 

順調に成長し、お客様や関わる方たちから

必要とされるビジネスパーソンに育って欲しい。

 

しっかりと稼げるようになって、

家族や大切な人達を守れるようになって欲しい。

 

若いうちから良い習慣を身につけ、

40代、50代になってもバリバリ通用して欲しい。

 

などなど、おせっかいが過ぎることは重々分かっているのですが、

まあとにかく、皆さんが可愛すぎて、感情移入しまくりなのです。

 

未来ある、すなおなクライアント様のスタッフさんが

順調に成長していく姿を見させていただけることは、

もう本当にありがたく、幸せなことなのです。

 

若手スタッフさんが仕事のスキルはもちろん、

人としても成長されるうえで少しでも貢献したいと思うので、

50歳を超えてもコツコツといろんなインプットを

継続できているのかもしれません。

 

そう考えると、実は私がクライアント様の若手スタッフさんに

育てていただいているのかもしれません。

 

いずれにしても日々、自己研鑽。

コツコツとやるべきことをやっていきたいと思います。

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【4604回】 正解は無い中で、どう考え、どう行動するか?

2023年08月08日 | 住宅コンサルタントとして

8月7日の日経新聞で、

「教育岩盤~突破口を開く~」というコーナーがあり、

そこの内容に非常に共感しました。

 

以下、日経新聞より。

 

「日本の教育は物事に必ず1つの正解があると考え、

早く効率的にたどり着くことを重視してきた。

『正解主義』という傾向だ。

幕末以来、追い付くべき目標が常に国外にあった日本に

高度成長をもたらした半面、容易に変わらない『岩盤』と化した」

 

以上、引用終わり。

 

もうこの仕事をさせていただいていると、

本当にその通りだ、と思うことがしょっちゅうあるのです。

 

この正解主義の思考にとりつかれている方に

いろんな施策提案をすると、

提案したことはやっていただけるのですが、

提案したことしかやらなかったり、

情熱を込めて、熱く実行せず、

ただ表面的にやられたりする訳です。

 

そして実行する中でお客様の反応を見て、

 

「こう変えるともっと良くなるのでは?」

 

というような仮説も生まれず、

1ミリの進化も改善も無いまま、

ただただ当初言ったことをやられるのです。

 

お客様の嗜好もライバルのレベルも変化が速い現代、

これでは成果が出ないのですね。

 

正解を安易に求める方は、

現場の状況を見て臨機応変に改善する思考が弱くなり、

そのうち仮説すら出なくなるような気がしています。

 

ビジネスの現場において、正解はありません。

 

というか、現時点での正解は存在するのですが、

それが時間の経過と共にドンドン変わるのです。

 

すなわち状況に応じた臨機応変な改善改良であったり、

ゼロベースに再度、正解を探すということが重要なのです。

 

正解が無い中で、どう考え、どう行動するか?

 

正解主義に侵されていませんか?

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【4603回】 「我が社と付き合った方が絶対にあなたにとって良い」と言えるか?

2023年08月07日 | 住宅コンサルタントとして

1996年から2005年まで、

私は建築資材メーカーで

住宅会社向けの営業をやっていましたが、

会社や上司に恵まれ、営業マンとして

結果を出すことができました。

 

当時の私の営業スタイルは、

お客様の社内にどっぷりと入り込ませていただき、

その会社内の業務がスムーズに回るよう、

いろんな提案をさせていただいたり、

他のメーカーがやっていないような勉強会を仕掛けたりと、

購買部や工事部だけでなく、

お客様社内の全部署と関わらせていただくような、

独特のスタイルだったと思います。

 

最も棟数をやっているお客様に行くと、

複数名の現場監督と発注や納材の打合せ、

積算部と見積の打合せ、

営業マンにいろんな情報提供をして、

社長がいれば、経営的なお話をさせていただいたり、

その後、リフォーム部門に行って、リフォームの打合せをしたり、と

2時間くらいはお客様のところで打合せをさせていただいてました。

 

「鬼の机、用意しようか?」

 

と言っていただいたお客様も何社かありました。

 

入り込ませていただくと、

とにかくどっぷりとお付き合いをさせていただくのですが、

もちろん、最初から入り込ませていただける訳ありません。

 

最初は新規開拓から入るのです。

 

今まで自社と取引しなくても

何も困らなかった住宅会社さんに、

新規で取引をしていただけるようにするのが自分の仕事。

 

ここで本当に頭を使って仕事をするクセがつき、

それが今につながっています。

 

当時、私は新規開拓に関して、

商品を売り込むところから入る、ということは

一切ありませんでした。

 

お客様と雑談をするために

商品をきっかけにすることはありましたが、

とにかくいろんな質問をお客様の各担当者に投げかけて、

その会社の問題点はどこにあって、

社内の人間関係や指示命令系統はどうなっていて、

誰にアプローチするのが最も効果的なのかを把握する。

 

そしてキーマンに対し、自社とお付き合いすること、

それから私が担当者になることで、

どれだけ貴社に貢献ができ、監督の仕事が激減するか、

ということをとにかくコツコツと訴求していきました。

 

「御社の将来を考えると、絶対に我が社とお付き合いした方が良いです」

「毎日、それだけ大変だったら、私から購入していただければ、

あなたの仕事、かなり軽減でき、楽になります」

 

ということを中心に訴求し、

先方が当社とお付き合いしてもいいかな、

と思うまで、詰めた金額提示は一切しませんでした。

 

そして最後に価格の詰めを行うのです。

 

決して価格から入らない。

 

先にこちらとお付き合いしたい、という気持ちになっていただく。

 

そういうスタイルでやっていたので、

一度、入り込ませていただいたお客様に

後から他社にひっくり返された、ということがありませんでした。

 

「あなたから買いたい」と思っていただくことが先で、

価格など条件面を詰めるのは後。

 

この流れが営業の基本だなぁ、と個人的に思っています。

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【4602回】 経済を理解し、未来をお客様に伝えられるようにする

2023年08月06日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界専門のコンサルの私ですが、

クライアント様によく経済の話もお伝えします。

 

幹部の方はもちろん、

営業マンや設計さんにもお伝えするのですが、

まあ100歩譲って設計さんやコーディネーターさんは

経済にあまり詳しくなくてもOKですが、

営業マンはちょっと勉強しておかないと、

お客様に対し、いつ家を建てるべきか、という商談の時に

薄っぺらさが露呈される、ということは

理解しておいた方が良いでしょう。

 

経済は今後、どうなるのか?

結果、金利はどうなって、物価はどうなるのか?

だとすれば、家を建てる予定がある方は、

いつ建てることがベストなのか?

 

こういうことを表面的ではなく、

ちゃんと本質を理解した上で

お客様にお伝えできるようになることが、

営業マンとして欠かせないと思うのです。

 

今、日本は株価が上昇傾向ですが、

この理由な何なのか?

 

都内のマンションの販売価格が

ここ10年でかなり上がりましたが、

その理由はなぜなのか?

 

全国でも、福岡や札幌の土地価格が上がっていますが、

その要因は何なのか?

 

アメリカ・中国・ヨーロッパの経済や政治は

どういう状況で今後、どうなっていくのか?

 

こういう部分も新聞や経済系の番組を見たりすることで、

何となく理解ができるかと思うのです。

 

「今後、こうなっていくことが予想されるので、

だから今、○○すべきだと思います!」

 

と真剣に語る営業マンに、お客様はついていくと思います。

 

日頃からいろんなことに関心を持ち、

コツコツと学び続ける、継続できる人が、

最後に勝つのです。

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【4601回】 イイ男に送迎してもらう時間が楽し過ぎた

2023年08月05日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、仕事が終わってから最寄りの空港まで

クライアント様の若手のエース格の方に送っていただきました。

 

とにかく素直で人間性が素晴らしく、

もうそれはイイ男なんです。

 

空港までの時間があっと言う間で、本当に楽しかったです。

 

 

これからの住宅業界は商品で差がつきにくくなる。

 

だから商品以外の部分で差をつけなくてはならない。

 

具体的には一流のおもてなし、接客力も重要になる。

 

一流の接客力、おもてなし力を身につけるには、

まず自分たちが一流のそれを体感し、

価値を自ら感じていなければ、お客様に再現できない、

というようなことを私はよく言います。

 

そして今、私がイチオシの施設を

営業研修の中で紹介したのですが、

研修中にその施設について調べられ、

夜、彼女と相談して、予約しようと思います、

と考えていることを話して下さいました。

 

伸びる営業マンの条件として、

すなおに即、行動する、ということがあります。

 

おススメの本を紹介されたら、即購入する。

おすすめのレストランを紹介されたら、

最短で予約していってみる。

 

おススメされるということは、

それはお導きということですから、

日程的、金額的に可能であれば、体感してみる、

ということは、自らの運気を高めることにもつながります。

 

昨日、お送りいただいた、若手エース格の営業さんは、

まさにそういう部分を持ち合わせておられるんですね。

 

クライアント様のスタッフさんの中には、

本当に魅力的なイイ男がたくさんおられます。

 

将来ある若手で、しかも人間的にイケてるイイ男、

そういう方に伸びていただくために、

私ができることは、何でもさせていただきたい、

といつも思っています。

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【4600回】 定期的にあらわれる壁

2023年08月04日 | 住宅コンサルタントとして

どんなに優秀な会社でも、

どれだけ優れたビジネスパーソンでも、

仕事の結果が順調である、という機関が

ずっと続く訳ではありません。

 

別に手を抜いている訳ではなく、

以前と同じ、いやそれ以上に真剣に取り組んでいるのに、

結果が出なくなったり、不調に陥ることはあるのです。

 

この要因はいくつかあるかと思いますが、

一つの要因は、ライバル会社の進化成長や

市場のお客様の嗜好の変化など、外部環境の変化。

 

そしてもう一つの要因は、

慣れや慢心などにより、

仕事の精度や品質が落ちたり、

お客様にこちらの慢心さが伝わったりするなど、

自分自身に原因があるケース。

 

いずれにしても、結果が出ていない、ということは、

お客様に選ばれる水準にない、という現実を

神様から教えていただいている訳なので、

自分たちが変わるしかありません。

 

原因が、外部環境の変化にある場合は、

自社の商品やサービス、マーケティングの質を上げたり、

情報発信の媒体を変えたり、発信頻度を高めたり、

営業ツールの見直しであったり価格や仕様の変更など。

 

仮説を立てて、実行し、検証し、改善するのみです。

 

また自分自身に原因がある場合は、

初心を思い出すこと、

一つひとつの仕事を丁寧におこなうこと、

仕事があることへの感謝の気持ちを再認識すること、

「細部に神宿る」という言葉を忘れず、

細かい部分こそ丁寧に慎重におこなうことなどをするだけです。

 

そしてこれもまた、仮説を立て、実行し、検証し、改善する、

ということを高速で回すのみです。

 

壁にぶち当たった際、「どうすればいいんだ」と

ひたすら悩んだり、落ち込んだりする暇があれば、

仮説を立ててとっとと実行し、

その原因がどこにあるのかを探った方がよっぽど良い。

 

私自身、壁にぶち当たったら、

何をすべきかをリスト化して、

片っ端から実行していきます。

 

すると行動していく中でいつの間にか解決することが多く、

自分の場合は単純に行動量が不足していることが原因、

ということが多いのですね。

 

どれだけ真面目にコツコツと取り組んでいても、

定期的に壁にぶち当たることはあるでしょう。

 

その時の自分なりの対処の仕方を決めておくと良いと思います。

 

行動でしか、壁は乗り越えられないのです。

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【4599回】 一流の人こそ、猛烈に忙しいのに、やることをやっている

2023年08月03日 | 住宅コンサルタントとして

2023年、結構大変な一年になると感じていたので、

今年の1月2月に、各クライアント様に対し、

2023年の基本戦略をご提案させていただきました。

 

まあその内容は面倒で手間と時間がかかることが中心で、

しかも自社だけではなく外部の方たちを巻き込んで

いろんな取り組みをやっていきましょう、

という内容も多々あったので、

これらを実行していくことは大変だということは、

提案した私自身もよく分かっております。

 

しかもそれらを継続しなければ、成果はでない、

ということもお伝えしておりました。

 

1回やるだけでも大変なのに、

それらを継続することは、本当に大変かと思います。

 

でも弊社のクライアント様の中で、

役員や現場の店長が最も忙しいであろう、

ある県のダントツナンバー1の住宅会社さんは、

これを見事に継続してやって下さっているのです。

 

どれだけ忙しかろうが、時間が無かろうが、

やると決めたことをやり続ける愚直さをお持ちだからこそ、

今の地位におられるのだと思います。

 

もう本当に尊敬します。

 

一方、仕事が順調でなく、時間はたっぷりとある工務店さん。

 

前もって会員制の勉強会の年間開催日と時間が

ちゃんと決まっているにも関わらず、

見事に欠席したりするのです。

 

仕事が順調で、時間の確保が難しい人ほど、

時間と約束を守りますし、時間をつくってしっかりと学んでいます。

 

暇な奴ほど、自分のスケジュールをコントロールできず、

予定通りに仕事をこなしていけないのです。

 

後者が淘汰されるのは当たり前の話なのです。

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【4598回】 いろんな部分が気になるタイプだからこそ・・・

2023年08月02日 | 住宅コンサルタントとして

私自身、かなり面倒臭いタイプの人間だと思います。

 

私の父母、そして姉たちは、

そういう部分をよくわかっているので、家内に対し、

 

「よく竜也の奥さんをやってられるわね~。

もう感心するし、尊敬するわ~」

 

としょっちゅう言っているのだと思います。

 

例えば、先日、こんなことがありました。

 

大変お世話になっている方を接待するために、

あるレストランを先月、予約しようと、

お店に電話をしました。

 

私が予約したい日は、まだかなり先なので、

ひょっとしたらイベントなどをするかもわからない。

現時点では仮予約となりますが、

それでよければ押さえます、ということだったので、

もちろん了承しました。

 

で、お店の方から名前と連絡先を質問されたので、

それに対して誠実に回答したところ、

漢字も聞かれたので、そちらも丁寧にお答えしました。

 

で昨日、そのお店から電話がかかってきて、

特にイベントも開催しないので、

希望の日、正式に予約させていただきます、とのこと。

 

それはとても嬉しかったのですが、

私のことを「キヤマさん」と何度も言うのです。

 

更に予約をするにあたり、

お名前を漢字でフルネームで教えて欲しい、とも言われました。

 

もう私、その時点で半ギレでございます。

 

・そもそも前回の予約時に、「オニヤマ」という名前で予約し、

更にその際にも漢字を訊かれたので、「鬼山」と伝えていること

 

・漢字を前回、訊いていたにも関わらず、

今、私のことを「キヤマ」と何度も呼んだこと

 

・そもそも、予約を受けるのに、漢字を訊く必要があるのか?

カタカナで何の問題があるのか?

漢字で予約を受けても、読み間違いをしたら意味ないし、

そもそも前回、丁寧に伝えたにも関わらず、間違って

私の名前を呼んでいるでしょ?

 

ということを言ってしまいました。

 

そしてこのレベルの接客しかできないお店に、

大切な方をお連れして良いものか?

 

きっと実際にお店に行った際も、

段取りとか悪そうでイライラさせられるかも、

と思い、再度、お店を探そうと思いました。

 

また、予約をネットで取っているのに、

予約確定後、電話をかけてくるお店にも

非常に違和感を感じます。

 

ネットで予約したのだから、

メールやSNSでやり取りして欲しいし、

そもそもクレジットカード番号も登録しているので、

キャンセルとなってもお店側のリスクはゼロなのに、

電話をかけ、こまごましたことを聞いてくるのって、

無駄やん!と思ってしまったり・・・。

 

更には価格は一流のお店やお宿なのに、

活けてるお花が造花だったり、

器がダサかったりしても、気になってしまいます。

 

でも、そういう細かい部分が気になってしまうからこそ、

クライアント様にいろんな改善提案することが可能となったり、

新たなビジネスのアイデアが浮かんだりするのかも、

と前向きに捉えております。

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