鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5131回】 業界内で一世風靡した会社も、10年するとボロが出る

2025年01月16日 | 住宅コンサルタントとして
新築業界内で一世風靡した会社は、
過去、何社もありました。

2010年頃、一気に出てきて、
全国にVC加盟先を一気に増やした、ある住宅会社。

店舗を地元だけにとどまらず、
いろんなエリアに出店しておりましたが、
ここに来てどうも変な方向に進んでいるようです。

昨日、その住宅会社とバチバチに競合する、
弊社のクライアント様にお伺いしていたのですが、
10年前は1勝9敗とか、10戦全敗だったのが、
ここ最近は予算がそれなりにあるお客様は、
全勝しているとのこと。

その会社と競合になった際、
性能面や換気システム、許容応力度計算の有無など、
違いをしっかりと説明すると、
リテラシーの高いお客様は間違いなく当社を選んでくれる、
とのことでしたが、そりゃそうだよな、と私自身も納得でした。

棟数が伸びて、拠点が増え、
商圏エリアも広がってくると、
やはり業務がしっかりと回らないのか、
スタッフの質が下がってくるのか?

あれだけの勢いが合った会社が、
あまりの凋落ぶりに衝撃を受けました。

業界に衝撃を与えるくらい、勢いのある会社は、
過去も何社もありましたが、
大抵10年前後で勢いが止まり、
その後、衰退していくことを見てきましたが、
この2010年頃にインパクトあった会社も
同じ道を歩んでいきそうです。

弊社のクライアント様は、地に足をつけ、
コツコツと愚直な経営をやっていきましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第5130回】 住宅会社の集客数に最も影響を与えるのは・・・

2025年01月15日 | 住宅コンサルタントとして
95%以上の住宅会社が、集客に困っています。

そして1組でも多くのお客様に来場していただこうと、
頭を悩ませ、いろんな取り組みをするのです。

その悩みに漬けこむ、
胡散臭いコンサル会社や
テレアポをゴリゴリかけてくる
WEB系の会社も多いですが(笑)。

多くの住宅会社は、
WEBポータルサイトに掲載したり、
紹介系の窓口へのエントリーをしたり、
はたまたTVCMやWEB広告への費用を増加したりと
いろいろと手を打つのですが、
どれも目立った効果がなかなか出ない。

そしてますます苦しくなっていくのです。

住宅会社のマーケティングは、
面で考え、面で実行していかなくてはなりません。

点で行動しても、あまり意味が無いのです。

そしてお客様の来場に最も影響を与えるポイントを
しっかりとおさえた上で、他の施策を展開していく。

では、住宅会社の集客の中心にくる要素は何か?

これはもう、絶対にモデルハウスや見学会場などの、
実際の建物のデザインのクオリティなのです。

デザインテイストに関して、
旬からはずれたモデルハウスでお客様を待っていても、
旬から外れた見学会場で見学会を開催しても、
残念ながら、お客様は来場して下さらないのです。

見るだけなら、YouTubeやTikTokで十分なので・・・。

お忙しいお客様が、わざわざ足を運んででも見たい、
と思えるような建物を用意することが、
集客施策の一丁目一番地なのです。

お客様が見たいと思う建物を用意できていないのに、
広告をどれだけ頑張ってもあまり意味が無い。

SNSを頑張っても、ちょっと違うのです。

この原理原則をおさえておきましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第5129回】 メンバーが定期的に入れ替わる中でトップクラスの結果を出す

2025年01月14日 | 住宅コンサルタントとして
私、17年以上、弘中勝さんの
ビジネス発想源というメルマガを愛読していまして、
まあこのブログを続けられているのも、
弘中さんがメルマガを7000日以上、
毎日書き続けられていることに影響を受けているからです。

そして弘中さんは定期的にいろんな本をおススメして下さり、
私自身、おススメの本をすぐに購入し、読んでいます。

ここ最近、弘中さんがオススメする本が、
やたらラグビーの強豪チームの本が多かったのですね。

この年末年始は、花巻東高校の野球部と、
東福岡高校のラグビー部について、
いろいろと勉強しておりました。

高校ラグビーの全国的な強豪校の一つに、
東福岡高校がありますが、
弘中さんのメルマガで東福岡高校ラグビー部の
練習法をまとめた本がおすすめされていたので、
速攻購入。

この本を読んで衝撃を受けたのが、
東福岡高校の練習が、なんと平均2時間弱という短さ。

それで全国トップレベルの強さを
何十年と維持しているのです。

そしてチームの強みは何か?
チームは何を大切にしているのか?

こうしたチームとしてのDNAを
メンバー全員で共有しているのですね、

そしてチームビルディングの5つの柱という考えが
東福岡高校ラグビー部にはあるのですが。
この考え方は、企業経営における組織づくりに
大いに参考になる点が多々、あります。

高校の部活動ではメンバーが必ず入れ替わる中で、
チームをつくっていかなくてはならないのですが、
東福岡高校ラグビー部や、花巻東高校の野球部など、
長きにわたり、全国トップレベルの結果を出している
チームのチームづくりの考え方は、経営そのものだと思いました。

クライアント様の経営者や役員の皆様に、
このあたりのエッセンスをまとめてお伝えしたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第5128回】 旅の醍醐味

2025年01月13日 | 住宅コンサルタントとして
私たちは年間20回以上、
日本全国あちこちに調査に出かけます。

目的は住宅会社の調査だったり、
異業種の繁盛店舗の調査だったりと
いろいろあるのですが、
過疎化が進むエリアで街おこしに成功しているエリアにも
定期的に足を運んでいます。

昨年は、島根県の大田市に行きましたが、
この3連休は愛媛県の大洲市に来ています。

大洲市も全国のいろんな都市と同様、
高齢化と人口減が進んでいるのですが、
街の古い建築物を市が積極的に所有者に掛け合い、
リノベーションをして、古い街並みを活かした、
非常に魅力的な街づくりに取り組んでいるのですね。

そのリノベ費用は市が一時的に負担し、
リノベした建物を借りる方への賃料に上乗せし、
何十年にもかけて回収していくようですが、
まあこうした事業って、民間だけでは難しいですよね?
(島根の群言堂さんは、民で奇跡的にされていますが・・・)

大洲市内店舗で、お花や服・雑貨など
とても素敵にディスプレイしているお店に入り、
そこのオーナーにいろいろと教えていただきました。

そのオーナーも、
もともと自分が好きなものを扱うお店を開きたい、
と思っていたところ、大洲市のこのプロジェクトを知り、
役所の方に連絡を取ったところ、
自分のような一個人に対してもとても親身になって、
真剣に対応してくれた大洲市に感謝です、
というようなことをおっしゃっておられました。

こういう方との出会いや
こうした事例に触れることができるのが、
旅の醍醐味ですね。

今年もあちこちに旅に行く予定ですが、
個人的には奈良とか和歌山とか、
関西に住んでいるのに全く行こうと思わない、
近場も今年は攻めたいなぁと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第5127回】 こういう風土をつくれるかどうか?

2025年01月12日 | 住宅コンサルタントとして
先日、クライアント様の若手スタッフさんに
車で空港に送っていただく車内で、
下記のようなことを教えていただきました。

「(まだ20代の)A副店長から、
PIVOTのある動画を見ての感想を
レポートでまとめて、と宿題が出ています」

「定期的に本とか動画を見て、
それについてどう思うのかを聞かれます」

質の良いアウトプットをするためには、
圧倒的な量のインプットとアウトプットを
日頃からやっておかなくてはならない、
といつもクライアント様にお伝えしているのですが、
定期的にこのクライアント様の若手有望株の方たちから

「おススメの本や動画を教えて下さい」

という質問をよくいただくのですね。

30代の執行役員の方や
20代の伸びしろ抜群の有望スタッフが
こういう姿勢で仕事に向き合い、
研修に参加されるのです。

先日もこのブログの中で、
私が菊池雄星さんのことを取り上げた際も、
執行役員の方からすぐに連絡をいただきました。

こういう若手役員や若手幹部候補がいる会社、
そりゃ組織として成長していきますよね。

こういう風土を社内につくれるかどうかが、
これからの住宅会社にとって非常に重要です。

というか、今、住宅会社として順調な会社は
本当にすなおで勉強好きな風土なのです。

こういう風土の組織をつくれるかどうかが、
住宅会社の勝ち負けを決定づけるのです。

会社が強制的にやらせるのではなく、
スタッフさんの中から自発的に
読書や動画視聴の習慣を身につけたり、
定期的に素晴らしい建築物やインテリアを
自ら見に行ったりする風土、
皆さんの会社にありますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第5126回】 再現性ある組織をつくる

2025年01月11日 | 住宅コンサルタントとして
注文住宅会社として、
ぶっちゃけ年間20棟くらいまでは、
しくみやマニュアルなど無くとも、
それから数値でいろんなデータを管理しなくとも、
それなりに経営は回っていきます。

そして経営判断に関しても、
トップの勘であったり感覚で
それなりにうまくいくのです。

ところが年間30棟、40棟、50棟と
業績が伸びていく中で、
スタッフの数が増えていくと
一人当たりの生産性が一気に下がったり、
あり得ないミスが続出したりしてきます。

更に小規模だと当たっていたトップの勘が、
会社が大きくなっていくと、外れがちになるのです。

結果、スタッフ個々は優秀なのに、
何故か組織としてかみ合わなくなっていき、
生産性が下がり、雰囲気がイマイチになり、
優秀な人が去っていき、また組織が小さくなる。

トップがそれなりに優秀で、
センスがあるにも関わらず、
20棟前後を行ったり来たりしている住宅会社に
よくある典型的なパターンです。

昨日、お伺いしていたクライアント様も、
ここ2年、本当に業績が順調で、
来期の受注残も着実に積み上がっている、
理想的な展開ができています。

業績の向上に比例して、スタッフも増えているのですが、
トップ自らとにかくプレーヤーとして
猛烈に仕事をされてきたため、
現状を数値で捉えるとか、データを分析するとか、
こういう部分が苦手というか、
これまでやってこなかったのです。

ところが、優秀なスタッフさんも入社されてきて、
実務を優秀なスタッフさんに任せていき、
現状を数字でおさえ、問題点を見出し、対策を打つとか、
スタッフの評価制度を構築するとか、
しくみやマニュアルをつくるとか、
こういうことをやらなくてはいけない段階に入られました。

住宅会社は多くのスタッフや協力業者様たちと
一緒に仕事をしていく必要があるため、
誰かが病気やケガで長期入院したり、
突然の退職者が出たとしても
業務が回るしくみをつくっておく必要があります。

再現性が重要になってくるのです。

再現性を組織として身につけるためには、
トップが実務から離れ、しくみやマニュアルをつくること。

そしてデータで会社の現状をおさえられるようになること。

これらが欠かせません。

こうした経営者として理解しておかなくてはならないことを
今年は特にいろんな方面でお伝えしていこうと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第5125回】 素晴らしい進化

2025年01月10日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はお付き合いして17年になる、
クライアント様にお伺いしていました。

お付き合いが始まった時は、
そのクライアント様は典型的なローコスト住宅で、
価格面以外の特徴が、正直、ありませんでした。

このままでは他社と差別化できないし、
年々進化するお客様のニーズに適応できないと、
私、思い切って商品ブランドを変えることを提案しました。

商品ブランド変更は市場に認知され、
結果も出たのですが、
次にまT別の問題が出てきたのですね。

業界全体のデザイン力が上がっているのに対し、
このクライアント様の建物のデザイン面のクオリティが
ついていけていなかったのです。

なので年に数回、抜き打ちで
モデルハウスや見学会場にお伺いし、
私自身がなおして欲しいおさまりなどを写真に撮って
改善提案をおこなう、というようなことも
10年くらい前にかなりやっていたのです。

外部のデザイナーさんの力を借りるべき、とか、
とある住宅のVCに入ってそこのデザインを学ぶべき、とか
まあ本当に面倒なことを私、お願いしまくってきたのです。

そして今の役員の方たちは、
私の面倒な提案を真剣に受け止めて下さり、
着実に進化を遂げておられました。

そして昨日、最新のモデルハウスが完成したので、
ちょっとチェックをして欲しい、とご依頼を受け、
空港まで送っていただく前にチェックしたのですが、
もう私、その出来に感動しまくっておりました。

笠木や上がり框・付け框のおさまりや
照明や小物のセンスなど、文句のつけどころが無いんです。

しかもこのモデルハウス、全て自社で対応していて、
外部の方の力を借りていないのですね。

17年間の歴史を全て見てきて、
このクライアント様の進化成長が、本当に嬉しかったのです。

これなら、絶対に多くのお客様の目をハートにでき、

「このまま建てたい」
「ここに住みたい」

と思っていただけることでしょう。

間違いなく業績向上に直結するモデルハウスでした。

クライアント様の進化成長される姿を見れて、
本当に心から嬉しい気持ちになりました。

だからこの仕事は辞められないんです。

クライアント様がより良い会社になられるサポートが出来るよう、
自分自身が常に学び続けていこうと改めて思った1日でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第5124回】 地場工務店の生き残る道

2025年01月09日 | 住宅コンサルタントとして
オールドメディアの影響力が急落している今、
TVCMや新聞広告などの効果は激減しています。

そしてここ近年、
住宅業界の各社が力を入れていたWEB広告も
効果が着実に下がってきました。

今、家を建てようと思える収入のある方は、
皆、頭が良いので、広告ではなく、
信用できる情報を求めて、いろんな形で情報収集しています。

ですから、お金の力に任せた広告ではなく、
住宅会社各社は、丁寧で分かりやすい情報発信を
コツコツとやっていく必要があるのです。

気密測定の結果の発信であったり、
現場の清掃状況や品質チェックの発信を
丁寧にやっていくと、絶対に良い効果が得られます。

そしてスタッフの人柄や、
社内の人間関係の良さが伝わるような発信も必須です。

そしてそうした発信に加え、
日頃からお仕事を請けていただいている、
職人さんや協力業者さんたちに
信頼していただけるよう、誠実にお付き合いをしていく。

段取り良く、必要な資料を事前に用意し、
前もって仕事の依頼をしておくことや、
約束や時間を守ることをコツコツやっていくと、
必ずや、良い評判が起こるのです。

こういう仕事をしていくと、
当然ながら施主様からも信頼される家づくりとなり、
本当にいろんな方たちから応援してもらえる状態となるのです。

こうして、紹介がきっかけの契約が、
全受注の50%前後となっていくと、
ダントツの地域一番店が出来上がるのです。
(規模ではなく、お客様満足度が地域ナンバー1)

こういう経営を素晴らしい住宅会社さんたちと
目指していきたい、と思っています。

そしてありがたいことに
そういうメンバーの方たちに
集まっていただいての勉強会を昨日、
開催していただいておりました。

皆で良い一年にしたいと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第5123回】 過去の成功体験を捨てる勇気

2025年01月08日 | 住宅コンサルタントとして
過去の成功体験を捨てることは、
本当に勇気がいることです。

特に過去に素晴らしい実績を出した会社は、
当然ながらプライドもあるので、なおさら難しい。

でも経営で大切なのは、
過去の実績ではなく、
今のお客様のニーズに適応できているかどうか、
なのです。

2006年頃から私自身、
ローコスト住宅の展開に未来は無い、
ということをずっと言い続けてきました。

当時、ローコスト住宅を展開することで
業績を伸ばされていたクライアント様にも、
高気密・高断熱化をご提案したり、
高デザイン化を提案したりして、
とにかく良質な家を提供していくしか、
地場工務店が生き残る術はない、
ということを言い続けてきたのです。

弊社のクライアント様のほぼ全てのクライアント様が、
この提言を受け止めて下さり、
10年以上前から皆、高付加価値化に舵を切りました。

2020年になり、コロナ禍+ウッドショック+インフレの中、
所得が高くない方は、マイホームを建てるどころではなくなりました。

毎月の家計のやりくりが大変になり、
気持ち的にマイホームを、と考えられなくなったのです。

結果、ローコスト系の住宅会社は、
2023年、24年と壊滅的な業績となりました。

そしてこの流れに加え、
住宅系ユーチューバーの発信の頻度も質も向上したため、
なおさら高付加価値型住宅を求める方が増えたのです。

こうしたことをお伝えし続けた結果、
また1社のクライアント様が
ここに来て経営戦略を変えるご決断をして下さいました。

間違いなく、いい方向に進むでしょう。

過去の成功体験を捨て、新しい領域に進むのには、
本当に勇気が必要だと思いますが、
そこをご決断下さったのです。

必ずや、業績はV字回復するでしょう。

2年後の決算が楽しみです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第5122回】 事業計画発表会

2025年01月07日 | 住宅コンサルタントとして
昨日から仕事をスタートしていますが、
昨日はあるエリアで20年以上、
圧倒的地域一番店のクライアント様の
事業計画発表会に参加をさせていただいておりました。

2025年、グループ全体として、
そして各事業会社として何を目指し、
その実現のために何に力を入れるのか?

それらを各部門の代表が、
全社員、それから金融機関やコンサルタントに向けて
発表をして下さいました。

私自身、このクライアント様の住宅事業に
17年に渡り、携わらせていただいているのですが、
毎年、このクライアント様の事業計画発表会に
参加をさせていただくことで、
自分自身にも改めてスイッチが入ります。

各社の社長が覚悟を持って、
自社の社員さんに対し、決意を述べるシーンを見ると、
こちらの気持ちも引き締まるのです。

そして長い期間、ご縁をいただいていることに
あらためて感謝の気持ちでいっぱいになるのです。

今の社長や役員の皆さんが20代、
私が30代前半の頃から、
一緒にいろんなことに取り組んできました。

大切なクライアント様でもありますし、
共に戦ってきた同志のような存在なのです。

事業計画発表会で締まった後は懇親会なのですが、
この懇親会でグループ各社内で頑張ったスタッフさんを
表彰されるのですね。

この表彰式も毎年、楽しみでして、
若くて優秀な方たちが活躍されているのを見て、
伸びしろしかないなぁ、とワクワクするのです。

集中して学ぶべき場では皆で真剣に学び、
盛り上がるところでは皆で思いっきり盛り上がる。

本当に毎回、楽しい事業計画発表会なのです。

そして改めて自分のクライアント様を思い起こすと、
意気に感じて仕事をさせていただける、
そんなありがたいクライアント様がたくさんいて、
自分はなんて恵まれているのだろう、
と心から思うのです。

この環境に感謝すると共に、
今年も誰よりも学び、業界内外を研究し、
有益なご提案ができるよう、全力を尽くしたい、
と思えた1日でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第5121回】 圧倒的な自信を全スタッフに持たせてあげる

2025年01月06日 | 住宅コンサルタントとして
今日から弊社も仕事スタートです。

2025年の住宅業界は、どうなっていくのか?

私、個人的に思っているのは、
圧倒的な自信を全スタッフさんに
持ってもらえるような経営ができるかどうか?

ここにかかっていると思っています。

では、圧倒的な自信を持ってもらえる経営とはどういうことか?

職人さんやスタッフさんが不足していく中、
その対策をしっかりと取りながら経営しているか?

地球沸騰化の時代、夏の高温対策万全の設計、
夏の高温を考えた断熱や換気システムを採用できているか?

熊本地震や能登の地震など、
とにかく最近、繰り返しの揺れが続く大きな地震が多いですが、
その地震に対し、万全の設計や対策が取られているか?

要するに、組織づくりや商品開発、社員教育など、
ありとあらゆる面で、

「そこまでやるのか!うちの会社は!」

と社員さんに思ってもらえるだけの経営を
住宅会社の経営陣が覚悟を持ってできるのか、
という部分で差がつく時代になると思っています。

全社員が、

「ウチの会社、ホンマに真剣に良い家づくりに取り組んでいます」

と胸を張ってお客様に言える会社をつくっていく。

ここで差がつく時代です。

ゆえにより経営者。経営幹部の
経営力やモノの考え方が
ますます重要となっていくのです。

弊社の今期のコンサルティングのテーマも
この真の経営力を高めていっていただく、
ということに尽きます。

この部分をクライアント様と追求していきたいと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第5120回】 義理を大切にする

2025年01月05日 | 住宅コンサルタントとして
20代の頃に中谷彰宏さんと斎藤一人さんの本に出合えたことが、
自分の人生において本当に大きかった、と
改めて思っています。

本当にいろんなことを学ばせていただいたのですが、
斎藤一人さんのある本の中に、

「とにかく義理を大切にする」

と書かれていて、その本を読んで以降、
義理を大切にした生き方を意識してきました。

義理とは、自分が受けた恩に対し、
感謝の気持ちを持つだけでなく、
それを行動に移していくことだと書かれていたと記憶しています。

例えば、昔、お世話になったお店があったとしたら、
そのお店が安くてお得だから行く、とかではなく、
とにかくお世話になったんだから、顔を出し、
店主に感謝の気持ちをお伝えしにいくことが大切だということ。

私、いろんな方やいろんなお店にお世話になりまくっていますが、
その中の一つが、広島の尾道にある、ベラビスタに入っている、
鮨双忘さんなのですね。

とにかくここの大将にはお世話になっているのです。

父母が生きているうちに一度、
どうしても連れてきたかったのですが、
昨年のはじめ、父母を連れてきた際にも
凄く配慮して下さったり、
日頃、私たちが連泊する際には
メニューが被らないように組み立てて下さったり。

年1~2回、リフレッシュのために訪れているのですが、
何と2025年の1月13日の営業を持って
建替えするために施設を3年弱、閉鎖する、
ということを年末に知り、
急遽、年明けに行ってきました。

双忘さんの大将にお世話になったので、
そのお礼をお伝えするためだけに、
1月3日、4日で尾道まで行ったのです。

大将に直接、御礼を言えて、とりあえずホッとしました。

そしてこの建替えの間、
双忘さんは福山駅前にお店を出され、
営業される予定とのこと。

お店の開業が決まったら、
ご連絡をいただけるそうなので、
もちろん、その時はお祝いを持って駆け付けたいと思います。

お世話になった方には、定期的にお伺いし、
感謝の気持ちをお伝えしたり、
そのお店を利用させていただくことで、
陰ながら応援させていただく。

義理を大切に生きていると、
同じように義理を大切にする方が集まってきて下さいます。

逆にメリットしか考えない方は離れていってくれます。

義理を大切にしていると、
自分の周囲には良いコミュニティができるのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第5119回】 言っていることとやっていることを一致させる

2025年01月04日 | 住宅コンサルタントとして
家とはただの箱ではなく、
生活を豊かに、快適に、充実させてくれるものです。

良い家を住むと、本当に暮らしの質が変わる。

それは特に冬と夏に感じられ、
冬だと朝、起きた時の室温が
家じゅうどこでも20℃くらいあり、
朝のトイレも、朝からシャワーを浴びる時も
寒いということを感じなくなるのです。

ちゃんと動線を考えて間取りをつくると、
家事の効率もまるで変ってきますし、
そもそも家の中が散らかりづらくなります。

共働きのご家族であれば、
本当に時間が無い中、毎日、
家事に子育てと大忙しですが、
その毎日が、劇的に変わるのです。

だから家づくりを考えている全ての方は、
自分たちに合った本当に良い家を
建てる必要があるのですが、
いろんな情報が世に出まくっているため、
何が必要な情報で何が不要なのか、
よくわからなくなっている方が増えているのです。

住宅会社側は、お客様のご要望を
しっかりと把握しなくてはなりませんが、
同時に

「私たちは、家づくりで大切だと考えているのは、
こういうことです」

と自分たちが大切にしていることも同時にお伝えし、
お客様と価値観を合わせることが重要なのです。

そして自分たちが大切にしていることが、
商品だったり家づくりの進め方だったり、
マーケティングに全て反映されている必要もあります。

でなければ、言っていることとやっていることに
矛盾が生じてしまうからです。

性能を重視しているのであれば、
許容応力度計算や気密測定は
全棟、やっていなくてはならない、ということです。

営業マンの営業力だけで売れる時代は終わったのです。

自分たちが大切にしていることと
自分たちがやっていることが首尾一貫している会社が、
この厳しい時代を勝ち抜いていくのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第5118回】 一族の集まり

2025年01月03日 | 人として
私は3人兄弟で、
姉2人はそれぞれ3人の子どもがいて、
そして我が家には2人の子どもがいます。

私の両親は、3人の子ども、8人の孫、
そして6人のひ孫に恵まれています。

そして一族メチャクチャ仲が良くて、
8人の孫は定期的に集まって
ボーリングとかカラオケとか行ったりしますし、
私の姉2人と家内も毎年、紅葉を見に行ったり、
はたまた今年の4月には姉2人と家内、
そして長女の娘の4人で韓国旅行に行くようですが、
まあ、私以外、一族皆仲が良いのです。

毎年、1回は皆で顔を合わせるのですが、
今回は1月1日に集まり、
父母を囲んで皆でおせちをつまみながら、
どうでもよい話をしていました。

子どもや孫、皆仲が良くて、
何かあると皆で集まって楽しくワイワイやれる。

お互い変な気を遣うことなく、
非常に良い距離感で付き合える、
この一族をつくりあげたウチの両親は、
本当に幸せだと思うのですね。

お金をどれだけ持っていようが、
社会的な地位がどれだけ高かろうが、
一族皆が仲が良く、子や孫皆が幸せで楽しく暮らしている。

それに勝るものは無いんじゃないか、といつも思うのです。

そういう視点で見ると、我が家の両親は大したものだなぁ、
と一族で集まった後、いつも思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第5117回】 これまでの成功体験が通用しない時代

2025年01月02日 | 住宅コンサルタントとして
先進国の中で、
ここまで高齢化が一気に進んでいるのは、
日本だけです。

少子化および人口減。
未婚率の上昇。
高齢化。

こんな社会、誰も経験したことが無いのです。

過去の日本の住宅業界は、
人口増と供給数不足というボーナスステージの中、
商売をさせていただくことができてきました。

総合展示場に出店すれば、お客様は来場して下さり、
広告を打てば、来場数がUPする。

性能面でもデザイン面でもイケてない建売住宅ですら、
建てれば売れるという凄く恵まれた時代でした。

ところが、業界に吹いていた追い風は完全に止まり、
厳しい外部環境の中で商売をしなくてはならなくなりました。

誰も経験したことが無い、厳しい時代に
年々減少しているお客様から選んでいただくために、
住宅会社としてどういう取り組みをしていかなくてはならないか?

正解が無い中、自分なりの回答を出して
それに沿って行動していくしかないのですね。

過去、住宅業界としての成功したやり方が、
この先は通用しない。

トライ&エラーではなく、
エラー&ラーンの時代と言われていますが、
とにかく何が正解か分からない時代、
自分の頭で考え、まずやってみて、
その中からいろんなことを学び、改善しながら正解を探す。

こういうスピード感を持って
仕事に取り組む会社やビジネスパーソンしか、
必要とされない時代になっていくのです。

誰かの真似をしていれば、
それなりにうまくいく時代が終わる。

本当の実力ある会社・人しかやっていけなくなります。

ここを乗り越えられるようなホンモノの力を
つけていきましょう!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする