鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5131回】 業界内で一世風靡した会社も、10年するとボロが出る

2025年01月16日 | 住宅コンサルタントとして
新築業界内で一世風靡した会社は、
過去、何社もありました。

2010年頃、一気に出てきて、
全国にVC加盟先を一気に増やした、ある住宅会社。

店舗を地元だけにとどまらず、
いろんなエリアに出店しておりましたが、
ここに来てどうも変な方向に進んでいるようです。

昨日、その住宅会社とバチバチに競合する、
弊社のクライアント様にお伺いしていたのですが、
10年前は1勝9敗とか、10戦全敗だったのが、
ここ最近は予算がそれなりにあるお客様は、
全勝しているとのこと。

その会社と競合になった際、
性能面や換気システム、許容応力度計算の有無など、
違いをしっかりと説明すると、
リテラシーの高いお客様は間違いなく当社を選んでくれる、
とのことでしたが、そりゃそうだよな、と私自身も納得でした。

棟数が伸びて、拠点が増え、
商圏エリアも広がってくると、
やはり業務がしっかりと回らないのか、
スタッフの質が下がってくるのか?

あれだけの勢いが合った会社が、
あまりの凋落ぶりに衝撃を受けました。

業界に衝撃を与えるくらい、勢いのある会社は、
過去も何社もありましたが、
大抵10年前後で勢いが止まり、
その後、衰退していくことを見てきましたが、
この2010年頃にインパクトあった会社も
同じ道を歩んでいきそうです。

弊社のクライアント様は、地に足をつけ、
コツコツと愚直な経営をやっていきましょう。
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