自立活動は個別に計画し指導を行うものです。
なので、一般論は語れません。ケースバイケースです。1年間を通してアセスメントに基づき、ねらいを設定し、指導内容を考えて教材教具を作成し、取り組むものです。そして妥当性のある評価を行い、PDCAサイクルを意識してより良い授業づくりをしていきます。
実際の指導としては、教育課程上、日常生活の指導や遊びの指導、生活単元学習など学校教育活動全般において行われます。特別支援学校においては、各教科及び領域においてすべて自立活動が含まれます。
どんな教材を使えばいいのか、その内容ばかりが現場では求められますが、実はどんな教材があるかは二の次で、どのような力を育てたいのかというねらいが第一にあって、そのねらいを達成させるためにはどのような教材教具を用いればよいのか、という考え方が大事なのです。
アセスメントを通して、目の前のこの子には、キャリア教育の視点を通して、今、どのような力を育てるべきなのか、そのねらいを見据え、そのねらいを達成するためにどのような指導をすればよいのかを考えることが第一なのです。NCプログラムや太田ステージのLDT-Rでもいいですが、主観的なアセスメントと同時に、客観的なアセスメントも使用して、妥当性のあるアセスメントを行い、指導計画を立てるクセを付けていきましょう。
それが自立活動のイロハのイだと思います。
年度当初に思うことです。
今回の学習会の午前の部では、自立活動についてそんな話を宮前先生と共に気楽にお伝えしたいと思います。
畠山
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