~風の時代*Ou.kaする~

スタッフ風花の〈引継ぎ〉日記

東日本大震災のとき・・・・・

2011-03-14 | *大切なこと*
生まれてはじめて、「立っていられない」という地震を体験した。


2011年、3月11日 14時46分。



この日、私は自分のネイルを塗っている最中でした。

片方の爪を塗り終えて、

もう片方の途中に、それは起きた。



「とうとう、来ちゃったか?」



私は地震で揺れが起こると、必ず思う。

いつもいつも思う。

もう、いつでも「大地震」が来ていい頃だと思っていたから。



私が恐怖を感じるのは、揺れよりも「音」なんです。

もう、家が揺れるあの不気味な音がすごく怖い。

だから、揺れの音より大きな声で


「怖い怖い怖い怖いよ~」


って、大きな声を出していた。

もちろん一人でしたから、

周りの状況が全くわからなく、

「自分のところだけが揺れているのか」

と錯覚するほど、孤独感と閉鎖されたような気持ちで

本当に怖かった。


「このまま、マンションが崩壊するのか・・・・

 どうしよう。ここにいていいのか?・・・・」


判断ができないまま、長い長い震度5強という、

はじめての揺れが、夢の中の出来事のように感じていた。


長い時間がたち、やっとおさまり、冷静になる。

呼吸が浅く、頭がかーっとしたままなので、深い呼吸を意識した。


急いでテレビをつけたら、とんでもない地震とわかった。


これが、



『東日本巨大地震』



という日本史上、そして世界的レベルでも

ものすごいエネルギーの

マグニチュード9.0というものだった。



映画を見ているかと錯覚してしまうほど恐ろしい津波。

見ているものが、信じられない光景。

広い範囲で起こる火災。

化学工場での爆発。


そして、放射能の恐ろしさ。



自分の見慣れた場所の崩壊も、なかなか飲み込めない。

横浜の道が・・・地割れを起こす光景。

ビルの壁が崩壊し、逃げる人たち。

ハマボウルの天井落下。

・・・・・本当に現実?



自分のマンションが崩壊すると思うほど揺れる事自体が、

今でも夢だったのではないかとさえ思う。


津波で全てを奪われること・・・・・

それは、体験した人しか絶対にわからない。

自分の想像のできるものではないと思う。


今の自分に何ができるのだろう。




救出されたおじいさんとおばあさんの言葉が忘れられない。



一生懸命の笑顔に、力強い声で、


「日本を、再生しましょう!再生するだけです!」



私は、こういう人が日本を作ってくださっているのだと

心の底から、感じた。すごく感動した。リーダーだなあって。


被害を受けられた大変な状況の方たちに

勇気をもらい、逆に励まされているのだ。



こういう状況に、何ができるのか。





今、本当に、「新しい日本」に生まれ変わる時なのだと、思う。





大変な被害に遭われた方たちに

心から祈りたいと思います。



そして、「日本再生」にむけて、進んでいくしかないと思います。


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