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長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

一滴の会

2010-03-27 07:13:21 | Weblog
ひとしずくのかい。

今日のお花のお稽古の会の名前。
山口から、原田先生が颯爽と風のようにやってきて、
凡夫なぼくたちを、一所懸命指導してくれる日。
昨日、花材の「さくら」が到着した。
季節の花を、身近なところへ、生ける、というのは、
実にすがすがしい気持ちになる。
華道というのは、先祖やなくなった人に、花を手向ける
、ところが出発点だったらしい。いろいろな命のつながりに、
感謝しながら通ってきた人間の敬虔な儀式の伝統みたいなものだ。

そういえば、京都の天竜寺にも、そんな名前の名僧がいた。
師匠から、「お庭に水をまいておきなさい」といわれ、
だだ心のおきどころもなく水をまいたら、「水をまくときは、
一本の木、草にかかるように大切にまけ」と渇をいれられ、
その瞬間に悟って、滴水?とかいう名前にした、みたいな
話。

今日から、一滴一滴を大切にしながら、ひとつぶぎとつぶを
石臼でひいた「手挽石臼水出珈琲」がメニューに登場する。
それにバニラアイスがついたものを「阿保守(アホガード)」
にして供す。

「粒々皆辛苦庵」も、だいぶ充実してきた。