長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

今日から営業

2011-08-13 08:34:59 | Weblog
今日は5時から蕎麦を元気に打った。ラジオを聞いていると、
早朝から道路がすごいみたい。40kくらいの渋滞もあるとか・・

人のいく裏に道あり 花の山

ではないけど、いいときに東京にもどってきた。

九州では、お茶の聖地「星野村」にいき、ほたるやひぐらしの鳴く声を
聞きながら、玉露を楽しみ、佐賀の廃村になった元・公民館で蕎麦屋を
始めた狐狸庵で、田舎の蕎麦を楽しみ、実家のある宗像に辿りついた。

宗像(むなかた)。宗像神社の神域で、空海が中国から帰国した時に、
神さまに感謝して、高野山より前に鎮国寺を建立した。東郷平八郎も
日本海海戦の勝利の時に、宗像大社に戦艦三笠の羅針盤を寄贈した。
「海のシルクロード」とも呼ばれ、大陸から文化の花道みたいな役割
をはたしてきた場所でもある。出光興産の創始者・出光佐三翁も宗像出身で
生前は、宗像大社の復興に人知れず尽力した。人知れず尽力するようなことを
昔から日本人は「陰徳を積む」といってきた。近頃の経営者みたいに、
何億寄付したとか、マスコミをつかってでしゃべってる経営者にも、お参り
させたいものだ。

宗像の隣に津屋崎がある。そこに「津屋崎千軒」といって、昔栄えた商家が
すこし残っている地域がある。そこにいったら、街お越しをやっていて、
コンシェルジュみたいな店で、木工の展覧会がやっていた。
石田剛さん、大柴壱生さん。
そこから紹介された版画家の個展にいったら、ぼくの高校・宗像高校の
先輩だったり、全国に名前を知られたギャラリーの女将が、同じ北九州八幡の
生まれだったり、無駄のない縁が、どんどん広がっていった。あと何日か
いたら、天真庵の移転先まで見つかりそうなそんな勢いだった。