昨日は雨の中、「書をしよう会」をやった。
帰りの電車のことが心配になったが、「ぜひ習いたい」という青年もいて、
先生に電話したら「今日はどうなろうがいきます」とのこと。
なかなか気骨のある先生と生徒たちが、気品あふれる書を楽しんだ。
ひとりが元気なじいちゃんのアーティストを訪ねて、淡路島のアトリエを訪れ、
元気をいただいたそうで、お土産にたこせんべいと、牛肉の西京漬けをぶらさげてやってきた。
みんなでその元気をおすそ分けしてもらったような夜。
昨日書いた「泣くも笑うも人生よ」の寒山拾得の世界。岩波文庫の森鴎外の短編で
「高瀬舟」とかが入ってる本の最後に「寒山拾得」がある。禅的で禅問答みたいで、最初は
わかりにくい本かもしれないけど、日本人ならぜひ一度読むことをおすすめする。
書の貞本先生の書が、大塚の「江戸一」というお店に飾ってある。そのお店の常連さんに
高橋義孝先生がおられた。彼の本の中に、「寒山が文殊菩薩で、拾得が普賢菩薩であり、
それを知らないような人は日本人ではない」と書いてある。岩波の短編を読むと、それは
わかる。今日は「かっぽれ」