インターネットやメールが始まったころ、友人の作家が
「私のメールは一行100万円」というようなことをメールで
書いてきたことがある。さすがにプロの文章だといつも感心して
いたが、「いいたいこと」を突き詰めると、「一行」もあれば充分につたわる
ことが多い。先日佐賀のがばいちゃんの訃報を知り、カウンターで鮨をいっしょに
つまんだ友達にショートメールで伝えた。
すぐにみんなから一行の返事。みんな自分の気持ちがそれぞれこもっていて、さみしい
話ではあるが、盛大な人生をたたえるエールのようなものがあって元気がでた。
毎日が一生であるし、こうして生きている瞬間瞬間
が一生であるし、その一息の刹那の中にこそ人生がある。
今日はこれから雨になる予報。
今日明日は「卒啄珈琲塾」 カフェをやりたい人、やっている人たちの焙煎教室。
自分で生豆を焙煎して、石臼でごりごり挽いて、サイフォンとかペーパーで入れる。
「自分らしさ」みたいなものがでるようになれば卒業。これまで「横に卒業」した人はあまたいるけど、
ほんとうの卒業生はまだゼロかもなんばん。
夕方は、能登からそばのお弟子様が「無茶しぃの会」に入門。
能登には「真脇遺跡」という縄文人の住んだ跡のすばらしい遺跡がある。お店をやる前に
ちょくちょく通った場所。そこにいくと「こころの原風景」みたいなものを感じる。
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