長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

一期一会

2008-04-22 06:45:38 | Weblog
昨日は、先月で35年やったクリーニング屋を閉じた隣の主人が奥様と蕎麦を食べにきてくれた。近所の人が花束をもってきたり、涙を流しながしたり、握手したりして、惜しんだ。
ドアには、「35年間、みなさまのお陰でやってこれましたが・・・」という丁寧な張り紙をはっていたけど、春の涙雨で、一度読めなくなった。
几帳面な主人は、4月になって、片付けもほぼおわったころ、またその張り紙を
新しく張った。なにげないことだけど、彼の几帳面な性格を現していて、気持ちがいい。カウンターの中に「白が泣いている」と張り紙をして、自分と戦ってきた人
の流儀みたいなものだ。

今日は「英語で蕎麦会」
ビルスメールという変なアメリカ人の友だちが「ビール・スルメで英会話ね」
といいながら、始めた会もそろそろ10年が過ぎる。
光陰矢のごとし。

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3 コメント

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涙が出そう・・・ (かえる)
2008-04-22 08:25:44
こつこつと真面目にやってきた職業を終える時、人はどんな気持ちなんでしょう。
どんなお蕎麦の味だったんでしょう。。
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Unknown (天真)
2008-04-24 10:27:54
なかなか「閉店」の紙を張れなかったらしい。
そんな様子をみかねて、奥さんが、ささ、と張り紙を
したらしい。長年連れあった夫婦の「間」を垣間見たような・・
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ビルさんが日本にいる? (agata)
2008-07-29 14:11:20
あの ビルさんが日本にいるのですか?
久しぶりに会いたいですね
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