長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

すすり茶

2010-04-09 07:32:06 | Weblog
昨日は休みだった。
久しぶりに天気がよかったので、界隈を散策しながら、
「珈琲の樹」でモーニングをしていたら、写真家で、こないだ
TOYOTAの車のCMにもでていたMさんが、珈琲を
飲みにきた。天真庵にもときどきお茶しにくるけど、
冗談で「テレビにでていた方ですか?」と声をかけたら、
笑っていた。5月23日の「墨田ぶらり下町音楽祭」の時
も、あさひ幼稚園で、彼が集めて編集したこの町ゆかりの
8mmビデオが公開される。とても楽しみだ。

その後、電車で浅草にいこうと思い、都営浅草線にのったら、
眠ってしまって、東銀座で起きた。ので、歌舞伎座を通って
とあるギャラリーに立ち寄って、一冊の本を買い、
浅草へいって、小さなカフェでその本を読みながら、
その本を読む。2時になったら、とある現代アートの
アーティストと雷門で待ち合わせ、おそい昼食。

その後、銀座線にのって、表参道の「織田流煎茶道」のお稽古。
昨日は、すすり茶、を久しぶりにやった。宝瓶(ほうひん)や急須を
使うけど、湯ざましかわりに使う。つまり、蓋付の茶器に、玉露を
直接いれて、お湯を宝瓶からそそぎ、ふたをして、お茶を入れる、
というとても贅沢な作法。お客さんは、ふたを少しずらして、茶葉が
口に入らないように工夫しながら、お茶をすする。昔のゴールデンバット
ではないけど、口の中に葉っぱが、入らないようにするのがコツ。
「ちゃぶだい」を使うのと玉露を使うのが、とても日本的で優美な
感じがして、いい。煎茶ではよく「清風」という言葉を好んで使って
きた。このお手前をすると、まさに、清らかな風みたいなものが感じられる。

明日は、クラシックコンサート。ヴィオラ・ダ・ガンバの大御所・
千成千徳さんが、天真庵にやってくる。
オーボエ・渡辺佳代子、チェンバロ・小川絢子。
とても素敵な夜になりそうだ。

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