♪熊本どこさ 肥後さ 肥後どこさ・・・
能登に移りすんだ三輪福さんが、こないだの「無茶しぃの会」の時に、奥能登の海藻を
干したものを土産にもってこられた。「ぎんばさ」というらしい。京都を兄からおわれた義経は、
弁慶らと奥州まで逃げた。北海道に渡った、とか、大陸に渡ってジンギスカンになったとか・・勧進帳とか各地に義経の伝説が残っている。
能登にもそんな伝説が残っていて、「義経の馬の藻」を詰めて「義馬藻」(ぎんばそ)となったらしい。
三輪福さんの説明をきくと、みな疑いもなく、「そうに違いない」と思うと思うので、ぼくも素直に納得した。
けさのわがやの朝食は、一汁一飯。具だくさんの味噌汁に、義馬藻が泳いでいた。ロマンいっぱいの味噌汁でもある。
昨日は同じく石川県の代表的なお菓子・「愛香菓」をヨッシーが土産にもって遊びにこられた。京都の「あじゃり餅」と金沢の「愛香菓」と、
ガーナチョコレートが、ぼくてきには三大お菓子。おかえしに久保さんの織部の笹皿をあげた。
笹の舟を川に流す。さらさらとたださらさらと流れている様子が人生みたいでよろし。
料理屋では、笹皿の方向で「出舟入船」のお祝いをした。たとえば東京から福岡の支店長になるお祝いでは、笹皿の帆先は左にして
「出舟」を祝い、えらくなって東京本社にもどってこられる時は、帆先が右になって「入船」を祝った。
笹と川。ぼくにゴルフを仕込んでくれた笹川さん(仮名)さんは飲むたびに「恩は石に刻め、恨み妬みは水に流せ」というのが口癖だった。
昨日は若いカップルくんが味噌作りにこられた。別別のほうろうに、別々の大豆と麹でつくってかえっていった。でもきっと、味噌が
できあがる今年の暮れか来年には、ふたりはいっしょに暮らしているのではなかろうか、そんな気がなんとなくした。
今日も味噌つくり。あと7つで二月の大仕事がおわる。
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