長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

月を見る君を想う

2012-05-23 08:38:38 | Weblog
金環日食の次は、空からのスカイツリー。空に浮かぶ「月」は、昔から実にやさしくて、いい。
昨日、雨の中、無茶しぃ(634)のスカイツリーがオープンした。
倍率300倍以上の確率で、展望台にあがれるチャンスを手にした人が8000人、
なのに、20万人強の人が押上に集まったらしい。
ちょっとよわよわしい男根みたいなタワーだけど、すごい集客と、東京という
街が、確実に西から東へ移動しそうな勢いが感じられる今日このごろ。

雨の中、スカイツリーの誕生日と同じ誕生日の「タケシィー」が、昨日
三線ライブをやってくれた。あいにくの雨だったけど、ときおり曇った空
から垣間見れるツリーの明かりが、幻想的ですごくよかった。
沖縄の民謡や西條八十翁の蘇州夜曲を熱唱した。彼の持ち歌「月を見る君を想う」
が、こころに染みた。テレビやネットでも、金環日食やツリーのことがわかるし、
音楽もどこでもダウンロードできる時代になった。でもその場の「風」というか
空気感は、「生」でしか感じられないし、それにまさるものはない。デジタルな
時代の象徴でもある新しい電波塔「スカイツリー」ではあるが、この無茶しぃの
照らす膝元は、もともとは、ものつくり、人が魂をこめてものをつくるアナログな
下町である。時代や街は生き物のように変わっていくけど、変わっちゃいかないものも
たくさんある。

今日、明日はお休みだけど、午前中が「卒啄(そったく)珈琲塾」
で、午後は、煎茶を楽しむ「無茶しぃの会」
新しい光の下で「懐かしい未来」に向かって、「今」や「居間」を考えてみたい。


27日は「墨田ぶらり下町音楽祭」
これに参加すると、これからの日本を元気にする力、のヒント
みたいなもんがいっぱいわかる。

31日は、「ねっと31ジャズライブ」
下町には、ジャズがよく似合う。馬場さんのピアノは
ニューヨークで鍛えられた。もう5回目くらいになるけど、
新しい時代の音を奏でてくれるに違いない。

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