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長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

文花的なたべもの?

2007-06-10 05:52:12 | Weblog
昨日は天気もよく、朝からたくさんのお客さまがこられた。
蕎麦は2時過ぎに完売し、チーズケーキも3時ころ終了。
4時には、蕎麦打ちの特訓中の友達が「ごまそば」を持ってやってきて、
5時から「死神」を飲み始めた。こんな日は、看板をしまって、いっしよに飲みたい・・なんて不埒なことを考えていると、またお客さんがゾロゾロと入ってこられた。

「何か食べ物はありますか?」・・・と聞かれ、「何もありません」と答えたあとに、「そうだ京都にいこう」もとい「そうだ、ガレットがあります」と答え、3人分つくったら、ほかのお客さんにも飛び火した。
あまり関係ないけど、天真庵は、飛木稲荷の神域にある。

ガレットを続けて焼いていると、「お好み焼きやの親父」になったみたいだけど、
けっこうこの下町には、あう食べ物かも。
「文花〆」とか「押上おやき」とか、そんな名前でデビューさせようかしらん?

作務衣

2007-06-09 06:21:45 | Weblog
昨日は開店前から、お客さんがぞろぞろこられた。
読売系の新聞の一面で、紹介されたのだ。
毎朝7時過ぎに店に入って、まず蕎麦を打つ。そして、焙煎をして、
出汁をつくいったり、掃除をしたりすると、10時くらいになる。
そこから余裕があれば、近所を散策して写真を撮ったり、よそのお店で
珈琲を飲んだり、カッパ橋に道具を買いにいったり・・・している。

昨日は近所の「着物や」さんに作務衣の注文をしにいく予定だった。
けど開店前にお客さんがきて、10時50分にとぎれたので、そこでお店
をしめて、自転車でそのお店にいった。
打ち合わせの時間がなかったけど、お店の着物美人の店主が夜、天真庵に
きてくれた。なかなか素敵な作務衣ができそうだ。

夜食にいただいた「あいちゃんのラーメン」が五臓六腑に染み渡った。
「あいちゃんのカキ氷」もいよいよ登場する!

炎色野

2007-06-08 06:25:31 | Weblog
天真庵にくる器好きには、共通語だけど「ひいろの」と読む。
渋谷にある穴窯専門の陶芸家たちの作品を飾るギャラリー。
この写真は、昨年まで、古い民家を改装してやっていた時のもの。

昨日はひさしぶりに、炎色野をたずねた。信楽の大前悟君の個展の最終日。
これまでも、彼とは仲良くしていて、伊賀で飲んだりしたこともある。
昔は自称「おばさんキラー」で,セレブな女性があまたきたけど、最近は
ぐいのみがいいので、男性ファンが増えたらしい。

今年から変えた土は、「古設楽」の風合いがよくでていて、一段と彼の
作品をひきだたせた。
「そばがき」にぴったりのお皿を仕入れてきた。今日から天真庵の
名物になるかも・・・・力がいるけどね・・

休日

2007-06-07 07:52:20 | Weblog
今日は2週間ぶりの休み。
銀行関係の住所変更とか、たまった事務処理と、お店の買い物を
なんとかこなして、煎茶のお稽古にたどりつきたい、と思っている。
夜はひさしぶりに、神楽坂・・

できたら「ヨネクラボクシングジム」にもいきたいけど・・
骨董屋もいきたいけど・・・


今日まで炎色野さんで「大前悟」君の陶展もやっている。
信楽の若い陶芸家の中では、ピカイチな作家。
ときどき彼の焼いた器に蕎麦を盛る。
「野趣」があふれていて、「大切な原点」を思い起こすものがある。
蕎麦は野趣が大切だと思う。
「うまくなってくると、わすれてしまうものがある」ので気をつけたい。
何事も「上手」な部分で失敗するものだ。

南條先生もだいぶ体調がもどってきた。
「もう個展はやらない」という決心をしたみたいだけど・・・
彼の「寒山拾得」の絵が天真庵に飾ってある。それぞれ「五感」で味わって
ほしいけど、「寒山拾得の世界を解せない人は、日本人ではない」とエッセーで
書いていた高橋先生の言葉が染みてくる。彼は生涯「江戸一ファン」だった。

九塞溝

2007-06-06 07:11:06 | Weblog
近所におらせられる紳士のKさんが、中国旅行から帰ってこられた。
九塞溝を見にいったらしい。
出発の前日に、般若君の座椅子を、「キャ」(現金)で買っていかれた。
「納品は帰国後」という約束で、先日無事ひきわたした。
「とても座りこことがいい」ということ、でご満悦だ。

最近「品格」という言葉が盛んに使われているけど、品格とは「品(もの)の価値がわかる」という言霊。ものの価値というは、「使いこなす心」も必要だと、つくづく思う。

天真庵では最近、ウォンさん(さとわミュージック)の「九塞溝」を毎日聴いている。寒山拾得の世界を垣間見ると、自然や緑を見たりするキラキラ感がかわってくる。音楽とは「人間の根源的な悲しみ」みたいなものが凝縮されていて、ときどき
同じような波動で、心が沈むこともあるけど、悲しみの底にある「力」みたいなものにふれると、また少しこころが落ち着いたり、たかぶったりしてくる。
人のこころって、じつに不思議なものだ。


この似顔絵そっくりの人。

2007-06-05 05:24:01 | Weblog
ぼくのHPの表紙を飾っているイラスト。
なんともいえない飄々としていて、少しとぼけていておもしろい。

IT業界の新聞社で、もうすぐ上場をめざししている会社の専務の「わか」が、ひょこっと珈琲を飲みにこられた。彼とは、ゴルフをやっているころは、よくゴルフをやったし、マラソン仲間でもあり、ホノルルマラソンにも参加したことがあり、蕎麦打ちもやる・・共通の趣味が多い。
昨年から浅草の「サンバ」に参加しているらしくて、8月の本番に向けて、猛練習中とか・・

このイラストの左側の人物に、えらく似ている。
「友の遠方より来る・・・ほんとうにうれしからずや」

夕方には「ぼくちゃん」が来て、軽く飲んでいった。
この人は上場した会社の役員だった人。今は悠々自適?
か、趣味悠々よろしく隠居生活をしている。隠居しても「おしゃべり」は
現役そのままで、機関銃トーク。


カメラマン

2007-06-04 06:08:08 | Weblog
昨日はカメラマンの青年が遊びにきた。前回撮った写真をもって。
さすがに「目のつけどころ」が違っていて、お店や元気が、イキイキとした表情になっていた。まだ20代で「これから」のカメラマンだけど、きれいな女性をつれてきた。てっきり「彼女」だと思ったら、奥さんだった。さすが、カメラマン、シャッターチャンスを逃さない、といった、とびっきり美人で、性格も美人。今月から始まる「書道教室」にも参加されることになった。始まる前から、人が集まるもは、きっと、貞本先生が書いた(ふだんは、ただのノンベイ・笑)書がいいのだろう。

ステンドグラスのあいちゃんも、海斗君の行水の写真をもってきた。彼女は2眼レフのカメラが好きで、モノクロの写真を撮らせると、プロの領域。
「フルチン」で透明の手洗にあいった気持ちよさそうな表情をファインダーから見つめる眼は、素敵なお母さんの絵。

写真というのは、ファインダーの手前の人の「こころ」が写る不思議な芸術。



美人貯金

2007-06-03 06:21:44 | Weblog
昨日は、「ぬまぬま」と「まりっぺ」がお昼に下町ブラリの途中にきて、カウンターにとまった。二人とも美人貯金がいつも満額、といった感じの美人だ。
ときどき、元気をからかいながら、楽しそうに「昼そば」楽しんだ後、キラキラ商店街
などを散策にいった。「死神」を中心にふたりで「ほぼ一升」を、ままよ!と飲んでいった。実に爽快な飲みっぷりだ。

そういえば飲んでいる最中に地震がきた。ちょうど、天真庵の改装をしてくれた林君と、さかい君が蕎麦を食べにきてる最中だだったけど、神田川の歌みたいに「カタカタなった」だけで、器も建物も無事だった。

昨日も夕方は、たくさんのお客さんがきたけど、定時の7時に閉めて、
近くの「海老寿司」にいった。今年改装が終わったばかりでお店はきれいだし、
くるっとした目で、元気に応対している主人が、気持ちよかったし、鮨もうまいし、奈良の日本酒もよかった。
あんないい男が40歳を超えて独身なんて、押上の七不思議みたいな話。


街が明るくなった。

2007-06-02 06:27:43 | Weblog
昨日ふたつの宅急便がきた。
ひとつは京都の「えいこさん」から、「北尾の豆しぼり」。
丹波の黒豆でできたお菓子で、お茶請けとしても、酒肴としても
最高。京都の実力を感じるもの。

もうひとつは、世界的な建築家の白井さんから、ランプがおくられてきた。
さっそく、入り口にある般若君の李朝棚の上においた。
ら、長屋の街全体が明るくなるくらい、明るくなった。
そして、夜は京都や、白井ワールドに関係するような素敵な人たちが、
導かれるように、集まってきた。

人は人を呼び、ものも人を呼ぶ。
明るい人は人を呼び、明るいものは人を呼ぶ。

井の中

2007-06-01 06:11:36 | Weblog
錦糸町にそんな名前の居酒屋がある。
カウンターがコの字になっていて、日本酒、とくに燗酒にこだわっている。

先週天真庵にわざわざ来店してもらった。のに、前の大屋さんの代理人という
人と打ち合わせをしていたので(思い出すだけで、むしずが走るような内容だった。)、お相手ができず、般若君といった。

雨にもかかわらず、満席で、みんなが楽しそうに飲んでいた。
「いい店だ」というのが、瞬間にわかる。

五臓六腑にしみわたるようなお酒を飲みながら、個展の反省会。
昨日は朝、日本で一番有名な車の会社のえらいさんが、名古屋から
きてくれて、般若君の作品と、久保さんの黄瀬戸を買っていってくれた。
久しぶりに「見える人」とであった。