毒入りいんげんが問題になっている。
でも食卓の料理に冷凍物が主役になっているのがもっと問題なような気
がする。
宇治に黄檗山萬福寺がある。隠元和尚が黄檗禅を広めるために中国から
やってきて立てたお寺。禅のほかに、お茶やその名前の由来になった
「いんげん豆」ももってこられた。
お茶はその後、宇治でもつくられるようになり、煎茶道の総本山みたいな
役割をはたしている。煎茶の世界では「普茶料理」という精進料理がある。
いんげんの胡麻和えとか、もどき料理(おあげでうなぎの蒲焼みたいなものをつくったりする)や季節のてんぷらなどを、大皿に載せて、基本的には4人で食べる。
同じ食べ物を、仲間と分かちながら感謝しながらいただく、という精神。
天座(てんぞ)と呼ばれる食事担当の僧は、大きなすり鉢にごまをすりこぎで
磨るのが日課。けっして冷凍物はつかわない。
大事な家族の命の元になる食事。
できれば素性のしれた食材をつかって、ひとてまかけて、つくりたいものだ。
天真庵の「習いもの」(お茶・書・ねんど・英会話・論語など)の後の蕎麦会
は、普茶料理を意識したものだ。お蕎麦も久保さんの大皿に盛っていただく。
鈴木和香菜さんの個展も千秋楽を迎える。天真庵に新しい風をふかせて
もらった。いろいろな出会いに感謝感謝。
でも食卓の料理に冷凍物が主役になっているのがもっと問題なような気
がする。
宇治に黄檗山萬福寺がある。隠元和尚が黄檗禅を広めるために中国から
やってきて立てたお寺。禅のほかに、お茶やその名前の由来になった
「いんげん豆」ももってこられた。
お茶はその後、宇治でもつくられるようになり、煎茶道の総本山みたいな
役割をはたしている。煎茶の世界では「普茶料理」という精進料理がある。
いんげんの胡麻和えとか、もどき料理(おあげでうなぎの蒲焼みたいなものをつくったりする)や季節のてんぷらなどを、大皿に載せて、基本的には4人で食べる。
同じ食べ物を、仲間と分かちながら感謝しながらいただく、という精神。
天座(てんぞ)と呼ばれる食事担当の僧は、大きなすり鉢にごまをすりこぎで
磨るのが日課。けっして冷凍物はつかわない。
大事な家族の命の元になる食事。
できれば素性のしれた食材をつかって、ひとてまかけて、つくりたいものだ。
天真庵の「習いもの」(お茶・書・ねんど・英会話・論語など)の後の蕎麦会
は、普茶料理を意識したものだ。お蕎麦も久保さんの大皿に盛っていただく。
鈴木和香菜さんの個展も千秋楽を迎える。天真庵に新しい風をふかせて
もらった。いろいろな出会いに感謝感謝。