長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

相語り 相笑う

2011-06-16 08:56:07 | Weblog
昨日は、震災後に初めて常磐道で茨木にいってきた。
ちょうど震災の前の週に、八郷で蕎麦を食べ、笠間にいって
小川甚八さんの窯を訪ね、かわいらしい急須を買ってきた。
次の週に大地が大揺れしたので、まだその急須はしまったままだ。

昨日は、同じ石臼をつかっている蕎麦屋にいった。うちは珈琲の豆を
、そのお店は大豆を挽いて、豆腐をつくっている。水のきれいな山紫水明な
ところで、にごりのない豆腐を食べながら、酒をいただき、蕎麦を待つ
くらい、幸せなときはない。♪わたしまーつわ いつまでも まーつわ
といった感じで、地酒を二合空けた。
その店から笠間まで車で15分くらいだ。険しい峠を越える。笠間と益子
の間にも、峠がある。洒落ではないが、陶芸家たちが、その峠をあまた超えて
きた。通称「仏の峠」。ほとけというのは、「ほっとけ」という言霊らしい。
どちらかの町で借金をこさえ、なりゆかなくなった陶工たちが、夜逃げのように
その峠をこえて、隣の町に移りすむと、その借金は帳消しになった。ので、
その峠は「仏の峠」という。
今回の震災で、二重のローンが問題になっている。弁護士も仕事が減って
多重債務なんかの相談にいそがしそうだ。ぜひ、「平成の仏の峠」が
できてほしいものだ。
八郷や笠間の家の瓦に、ブルーシートがたくさんはられていて、今回のゆれ
の爪あとをつぶさに見た。反対に、外国人労働者が海外に逃げて、東京の
ブルーシートの人たちは、仕事がみつかって、ブルーシートとおわかれの
人も多いらしい。

夜は、千里野万馬くんが「二階で落語かい」をやってくれた。
やはり芸事は「ライブ」に限る。一期一会の緊張感がいい。
お客さんとの連帯感が、音楽のそれとは、また違っていて、
楽しかった。今回は「こほめ」。子どもをほめる話。
自分の子どものしつけもままならない時代。人の子どもをほめる、
というのは、実にむずかしい。し、そこに「笑い」の真骨頂がある。
来月27日(水)にもやることになった。みなのリクエストで、
「ちりとてちん」。今から楽しみだ。

今日は、これからbunkanに珈琲を飲みにいって、
その後は銀座の骨董やに本を返しにいって、それから表参道に
お茶のお稽古。
今発売されている、オズマガジン「下町」に、bunkanの兄弟のカフェ
が紹介された。「分室」。
千駄木に昨月オープン。どことなく、みんな兄弟みたい。

18日は「スケッチ」
若菜さんが、元気にムーチをふりふりちーぱっぱ!の日・
19日はエリカ庵。


易学がおもしろい!

2011-06-14 08:36:24 | Weblog
昨日は「易」の勉強会だった。昨年の春、コネルの開店の
時に、かわいらしいお店に似合わない風体の男がふたりいた。
町の居酒屋かなんかで、隣り合わせにはなりたくないヤクザな
感じ。生まれた町、小倉では、日常茶飯にそんな強面の人らに
あえるけど、東京、しかも下町には、あまりみかけないので、どちらか
ともなく声をかけた(相手も同じ類の臭いを感じたのかも?)
「屋台をつくっている」とのこと。てきや商売・・やはりその道の
人だと思ったけど、ちょうどそんなのを作ってほしかったので、お店の
オープンスペースのところに、屋台をつくってもらった。その後、そこで
「もなか屋」が1年間だけど、活躍した。

その福田氏が今年の年初、「今年から、また世のなかが激変しそうなので
本業(易)をやりたい」ということで、易の勉強会がスタートした。
昨日は、竹細工やダメ中のメンバーも加わって、にぎやかになってきた。
筮竹は竹だし、もともと占いは中国からきたものだ。
酒を酌み交わしながら、「みんな根っこがつながっている」と再確認。

今日は「英語で蕎麦会」
岩本先生は、いっけん好青年で、ハイハイと返事はいいが、
美人が百難を隠すように、奇人変人なところをじょうずに隠す。
最初は下戸で酒が飲めなかったが、最近は2合半くらいは飲める
ようになった。先日もクラシックのライブにきて、音楽と酒に酩酊し、
帰りしなに突然、「それ、ゆずってください」といった。
「何がほしい?」と聴くと、「そのカップ」といって、ぼくの愛用している
伊万里のくみ出し茶碗を指さした。「これは売り物ちゃうで」
といったら、好青年みたいに「そうですよね」と納得した顔をしているが、
笑ってない目がその茶碗に注がれたまんまだった。
日ごろ、お世話をしているが(普通は お世話になっている という)
「ま、いいか」と、5年お世話になったくみ出し茶碗をあげた。
昨日から、信楽の茶碗にした。

明日は、生まれが滋賀で、関大の落研だった千里家万馬くんが
落語をやってくれる。
「笑」というのは、今とても大切なことのひとつ。
わらわせてもらいまひょ。とても楽しみ。お店は休み。
19時から落語。2000円(蕎麦・珈琲つき )

今日の朝ごはんは卵かけごはん 夜は易の勉強

2011-06-13 05:15:07 | Weblog
昨日は、ゴングがなって一ラウンドでKO負け・・・
くらい、いきなり忙しくで、あっという間に蕎麦が売り切れに
なった。繁盛店の蕎麦屋が、大体2時半くらいに終わり、休憩を
とって、また蕎麦を打つ、というのがよくわかる。
でもうちは純喫茶。そのまま営業をして、夜のコンサートの
リハーサルの間に夜の分の蕎麦を打った。
5月の墨田ぶらり下町音楽祭を企画してくれたかよちゃんが
企画してくれたコンサート。藤田朗子(ピアノ)・渡辺佳代子(オーボエ)・永谷陽子(ファゴット)
やまねさんの友情出演(愛情出演)も
あり、最後はやまねさんの譜めくりまで見られるという感動的なコンサート
だった。ときどき、素敵な女子たちがテラスで談笑しながらお茶をしていると、
「パリのカフェみたい」と思うことがあるけど、昨日はサティーから始まり、
フランスの作曲家のものばかりを演奏してくれたので、まさに「パリのカフェ」
だった。

降る予定の雨もずれこんで、早朝に大雨がふっている。3時過ぎに「メダカの
火鉢の水はあふれるのでは?」と思いお店にいって、蓋をしてきた。ら、目が
さめて、そのまま・・
これから、また元気に蕎麦を打ちに出陣。

朝は卵かけごはん。
夜は「易の勉強会」

明日は「英語で蕎麦会」
岩本先生の住んでいる長屋に、南條先生の寒山拾得の絵
が飾ってある。池袋時代に彼が、長いローンで買ったものだ。
昨日から、「天真庵」のHPの表紙も、寒山拾得の絵を
飾ってもらった。
音楽とか芸術が、ほんとうに「元気」をくれる。
「笑」という南條さんの好きな言葉もいい。
水曜日は「二階で落語かい?」・・ついに落語も始まり始まりなのだ。

布袋さん

2011-06-12 08:37:53 | Weblog
出光美術館にいくと、布袋さんが月をみながら子ども相手に、
「お月様いくつ 17 8つ」みたいな絵が飾ってある。
仙崖和尚の絵だ。
布袋さん(つまり、親であり師である)が、月を指差しながら
諭させようとしているが、子ども(子であり弟子)の視線が月ではなく、布袋
さまの指を見ている。
親と子、夫婦、師弟関係は、「そんなものだ」ということを教えてくれる。
ましていわんや、会社と雇用されている関係や、国と国民の「ずれ」みたいなものは
説明するまでもない。「禅」とうのは、いろいろなことを教えてくれる。

なぜ布袋草というのか知らないけど、メダカがいる池にはかならずあって、そこに
卵を産み付ける。うちの小さな庭にも毎年、ひとついれると、増えて、メダカの
卵もふえ、家族も増える。
一昨日、その中のふたつを、お店の前の火鉢に水をはって、竹炭を入れ、そこに
いれたら、昨日の午前中に3匹のメダカが生まれた。3時ころみたら12匹
くらいいた。一気呵成に「メダカの誕生パーテイー」みたいになった。
今年は失われていく命が多いけど、また生まれ来る命もいっぱいあって、
なんだか勇気づけられる。

今日は「クラシックコンサート」 なのでお店は4時で閉店。
自粛ムードや、うつむきかげんなムードだけど、音楽や
芸術の「力」を再認識する時でもある。演奏家も聴く側も、
こみあげてくる「すごい力」に、共鳴しあう、うまくいえないけど、
その力がすごい。

南條先生の描く寒山拾得の絵によく「相語相笑」(あいかたり あいわらう)
というのがある。これも生きた「禅」だと思う。
お寺で座禅をしたり、難しい本を読まなくても日常の中、
お茶を飲んだり、食事をしたりする中に、「禅味」がある。

明日は「卵かけごはん」
夜は、易の勉強

明後日は「英語で蕎麦会」
水曜日は「二階で落語かい?」

さくらが咲いた

2011-06-11 08:44:36 | Weblog
さいたさいたさくらが咲いた。の「さくら」ではなく、
寅さんが、「おい、さくら」という、あのさくらが咲いた。
日本語は難しい。

天真庵の前の道をまっつぐ歩いていくと、荒川にぶつかる。橋を渡って
左に歩いていくと、堀切菖蒲園、というのがある。江戸時代は、いろいろな
文化が花ひらいた。お茶やお花の文化も全盛で、葛飾区には、そんな園ができ、
品種改良されたいろいろな菖蒲が、これでもかと咲き乱れている。

このさくらは、ある若い青年が遊びにきて、「ぼくがつくった新種の
菖蒲。サクラ色しているので、寅さんの妹にかけて命名しました」とのこと。
今年で3年目になり、今年は3つ咲いたので、ひとつをお店にもっていって
石臼の上に水盤にして飾ってみた。涼やかで、女性らしい風合いがなんとも
いえない。

今日は朝から雨。恵みの雨が朝から降っている。
今日は「エリカ庵」
さくらではなく、えりさんとりかさんが、やってきて、
整体をやってくれる日。

12日(日)は、「竹細工」
メトロポリタン美術館に作品が嫁いだ、森上仁先生も、そろそろ
最終回を迎える。5人目の先生は、どげな先生かいな?
森上先生の弟子で、一番最初に講師を務めた清水さんの作品が
今発売の「オズマガジン」の「下町」に紹介されている。中川ちえさん
のIN-KYO(いんきょ)というお店。

夜は「クラシックコンサート」

6月12日(日) Concert in天真庵(クラシック)
演奏:藤田朗子(ピアノ)・渡辺佳代子(オーボエ)・永谷陽子(ファゴット)
友情出演:山根孝司(クラリネット)
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)


13日(月)が「易の勉強会」
最初は怪しげ?だった勉強会が、人気を博してきた。


14日(火)が「英語で蕎麦会」
今朝、先生が住む長屋の前に、朝顔が元気に伸びていた。
すっかり、この街に溶け込んだ感じ。

15日が「二階で落語かい」
6月15日(水) 2かいde落語<12名限定>
千里家 万馬(落語)
19時開場 19時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲付き)


6月26日(日) ブラジリアン ギター デュオ らいぶ
演奏:長澤紀仁(ギター)・阿部浩二(ギター)
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)

音羽ギャラリーも明日まで。護国寺方面に用のある人は
ぜひのぞいてほしい。歩くだけでも、いいとこ。






高遊外売茶翁

2011-06-10 08:38:24 | Weblog
こうゆうがいばいさおう。
煎茶の世界では「売茶翁」(ばいさおう)というと、神さま
みたいな存在。わび茶の世界では千利休、煎茶の世界では売茶翁
を「祖」とする。お茶は、黄檗山の開祖、隠元和尚が、いんげん豆とか
禅といっしょに中国からもってきたといわれている。黄檗山は今でも
煎茶の世界では、原点みたいな場所。佐賀県で黄檗の禅僧をやっていた
売茶翁が、57歳にして、その地位を後身に譲り上洛し、茶道具をかつぎ、
名水の井戸から水を汲んで、下鴨神社の糺ノ森や東山、秋は紅葉の名所などでお茶を
売る、という生きた「禅」を実践した。茶席には旗をかかげ
「茶銭は黄金百鑑より半文銭まではくれ次第、ただにて飲むも勝手なり、
ただよりほかはまけ申さず」と書かれていたという伝説の人物。

最近毎週のように、山の中へでかけていき、湧き水をくんで、それで
お茶や珈琲を入れている。「なぜ?」と聞かれても答えようがないが、
そういう習慣がついた。昨日は、震災後初めて、千葉の方面へ車を走らせた。
アクアラインを通って、君津の方面へいって、温泉に(有名ではないがかけ流し
で、いい温泉がある)いき、枝豆でビールを飲みながら、本を読む。
昨日は「芹沢光次良」先生の読みかけの本を読みながら、飲んだ。
帰りに「道の駅」によって、野菜をいっぱい買い込んで、羽田の近くの成田
の家(かみさんの旧姓が、成田で羽田の近くに実家がある)に届けた。
ひさしぶりに、ゆずにあった。元気そうで安心した。今は亡き彼女の母親
たちと旅したのが、九州の国東半島だ。こんどの夏休に、いっしょに連れて
いきたいと思っている。成田家には、3歳とまだ〇才の「カノン」が
いて、飲み水はみなミネラルウォーターになっていた。どこの家庭も
小さい子どものいる家は、心配なことが多い。

「水」や「空気」は、みんなタダ。昔は神さまがくれたもんだから、ありがたい、
と思っていたが、それが「あたりまえ」みたいになって、大事にしないもんだから、
神さまが、少しお怒りになったのかも。今回の地震で、「変らざるを得ない」ことに
なったけど、いろいろ不便やたいへんなことも多いけど、「気づき」もいっぱい
ある。不便になったから、気づく、っていっぱいある。
「テレビなしで生活」をしたり、「パソコンの電源」を切ったり、「携帯を捨てたり」
するのも、一考かもしれない。

今日は「ねんど」の日。小学生のみくちゃんたちがやってくる日。
若い子らの将来が、いろいろ心配だけど、「食」をしっかりしていく
ことは大切だと思う。放射能には、蕎麦の中に含まれている美肌効果も
ある「ルチン」がいいらしい。これからは「そばがき」なんかが最高の
美容食になるかも?ガレットと黒豆茶なんていうのも最高の「美肌セット」?


11日(土)は「エリカ庵」
一に健康、二に健康、三四がなくて、五に仕事

12日(日)は、「竹細工」
メトロポリタン美術館に作品が嫁いだ、森上仁先生も、そろそろ
最終回を迎える。5人目の先生は、どげな先生かいな?
夜は「クラシックコンサート」

6月12日(日) Concert in天真庵(クラシック)
演奏:藤田朗子(ピアノ)・渡辺佳代子(オーボエ)・永谷陽子(ファゴット)
友情出演:山根孝司(クラリネット)
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)


13日(月)が「易の勉強会」
最初は怪しげ?だった勉強会が、人気を博してきた。


14日(火)が「英語で蕎麦会」
今朝、先生が住む長屋の前に、朝顔が元気に伸びていた。
すっかり、この街に溶け込んだ感じ。

15日が「二階で落語かい」
6月15日(水) 2かいde落語<12名限定>
千里家 万馬(落語)
19時開場 19時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲付き)


6月26日(日) ブラジリアン ギター デュオ らいぶ
演奏:長澤紀仁(ギター)・阿部浩二(ギター)
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)







♪やあまはあーおき みずはきよき ふるさと

2011-06-09 08:33:20 | Weblog
昨日は、お休みで、夜は中国語の勉強会、「ダメ中」だった。
まいこさんが名古屋から新幹線にのってやってくる。
お店をはじめて5年目になる。その間新幹線にのっていない。
ますます形が進化して、あひるのくちばし?みたいなのが、
より動物的になった気がするけど、あまりのりたいとは思わない。
スーツを着て、いろいろなところへ出張している時、よく新幹線を
つかっていた。ビュッフェ?そんな一見無駄な車両があって、そこに
いってサンドイッチとかをつまみながらビールを飲む、というのが
大好きだった。というより、そうすると、いろいろなアイデアが沸いて
きたり、頭の中が異次元な世界へ飛翔したりしてよかった。でも、ビュッフェ
がなくなってから、楽しみが半減して、のらなくなった。

昨日は、朝起きたら6時過ぎだった。ぼくてきには、寝坊。
五十肩で、「肩の痛みが目覚まし時計」、という日々が続いていたが、どうやら
そろそろこの痛みから解放されそうだ。できたら、「元気な息子が
目覚まし時計」、みたいなほうが断然いい。

昨日は、いつもの場所よりも、少し先の道志村にいってきた。河口湖あたりで
遊んでいたころ、よく通った村。「ふるさと」みたいに、♪山はあおきふるさと、
水は清きふるさと、みたいなところだ。峠の茶屋みたいなお店におばあちゃんが、
野菜を売っていた。泥がいっぱいついた里芋や、野蕗や、クレソンなどを買った。
ダイコンも葉がいきいきとしていて、「私を食べて」といってるみたいで、
買ってきた。おひたしにしたり、豆腐サラダのトッピングにしたり、そばほうとう
の具にしたりして、ダメ中の人らと、たいらげた。
美味すぎて、少し飲みすぎたけど、今朝のウンコがみな健康的だったに
違いない。「ほれぼれするウンコがでた」というのを中国語ではなんて
いうんだろう?

明日は「ねんど」の日。小学生のみくちゃんたちがやってくる日。
若い子らの将来が、いろいろ心配だけど、「食」をしっかりしていく
ことは大切だと思う。放射能には、蕎麦の中に含まれている美肌効果も
ある「ルチン」がいいらしい。
明日は、蕎麦湯で作るスープ料理なんかに挑戦してみよう。

11日は「エリカ庵」
このお陰で、五十肩も思ったよりもはやめに終結しそうだ。
エコな生活、健康で持続可能な生活をするのは、なんてたって
「健康」でなくては。

12日は、「竹細工」
ほんとうに、この日本の代表的な工芸が、今からの時代に
ピッタリな感じがますますしてきた。夜は「クラシックコンサート」

6月12日(日) Concert in天真庵(クラシック)
演奏:藤田朗子(ピアノ)・渡辺佳代子(オーボエ)・永谷陽子(ファゴット)
友情出演:山根孝司(クラリネット)
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)


13日が「易の勉強会」

14日が「英語で蕎麦会」

15日が「二階で落語かい」
6月15日(水) 2かいde落語<12名限定>
千里家 万馬(落語)
19時開場 19時半開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲付き)


6月26日(日) ブラジリアン ギター デュオ らいぶ
演奏:長澤紀仁(ギター)・阿部浩二(ギター)
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)







♪うちのテレビにゃ色がない 隣のテレビにゃ色がある・・

2011-06-07 08:37:49 | Weblog
昔昔、世のなかにカラーテレビが誕生したころ、テレビCMでエノケンが
そんな歌を歌っていた。♪さんよー カレーテレビというオチがついていた。

昨日から始まった林太郎くんの「クラシックの寺子屋」は、そんな感じだった。
寺子屋といえば、「読み・書き・そろばん」というイメージだけど、
それに、「音楽」がつく。まさか、あの吉田松陰の「松下村塾」でも、
こんな素敵な勉強はできなかっただろう、というくらい充実した勉強が
できた。

朝一番で大分の「こば」からお米が届いた。また大分とは深い縁がひとつできた。
チャリンコにのって、林太郎くんが「TKG」(卵かけごはん)を食べにきた。
彼も大分生まれだ。大分といえば、広瀬淡窓の咸宜園。「かんぎえん」という。
「みなよろし」という意味だ。身分や家柄、男女に関係なく受け入れた。
高野長英や大村益次郎なども輩出した。

先日「ねっと31」の会をやった。昔昔「二十一世紀情報産業ネットワーク
共同組合」というのをやっていた。
「無門塾」という勉強会を10年以上やった。今の「文花的な寺子屋」も
その流れにあるのかも知れない。自分が当時書いた文がのっていた。

「文」
明治維新の時にあれほどの人材が排出した理由として吉田松陰の「松下村塾」広瀬淡窓の「咸宜園」などの私塾の存在が大きかったといわれる。青雲の志に燃える青年たちが、先生と膝を突き合わせるかたちで、共に学び合った。(まさに教育ではなく共育である)私たちも21世紀を目の前にして、何か目標もなく、生き場を失った感のある日本の行く末を案じ、 「人づくり」を根っこから考えていくような私塾をつくりた いという思いで自然発生的に誕生したのがこの塾である。 「無門塾」という名は、禅の言葉の「大道無門」から命名した。大道には門はいらない。どこからでも、どんな人でもいらっしゃって結構。共に学びあって人格を、陶治(とうや)していきましょうという意味である。

広瀬淡窓にこんな有名な詩がある。

鋭きも鈍きもともに捨て難し。錐と鎚とに使いわけなば。

人はみな、それぞれに、役割がある。


明日は「ダメ中」
この勉強会も、塾頭は女性だが、なかなか充実した会だ。
勉強の後の飲み会も、豪快だ。





縁とは不思議なもんや

2011-06-05 08:53:57 | Weblog
昨日、「こば」から電話があった。天真庵とは
ふるい縁あるアーティストのひとり。ずいぶん久ぶりだ。
開口一番、「あれは、わたしです」にお互いが驚いて沈黙。

木曜日に「bunkan」で珈琲を飲んでいたら、熊野詣でをしたという
わかものがやってきた。天真庵にもきたことがある不思議な青年。
店長の夏樹くんと、話をしている。「お米」とか「国東半島」
とかいう言葉が聞こえてきたので、「なんねそれ?」と話に加わった。
その青年の友だちが大分の国東(くにさき)半島に引越し、近所の
おじいちゃんが作る無農薬のお米がおいしいので、縁ある人に
食べてもらいたい、とのこと。

不思議な縁を感じたので、その青年に「では、30kつきあう」
と言った。煎茶のお稽古からかえってきたら、お店のポストに
封筒が入っていて、夏樹くんから「サンタの友だちの人の
郵便局の口座にお金を払ってもらうと、おくられてきます」
と、下手だけど、ていねいな字で書かれてあった。
そこにひらがなで、「こばやし○○子」と書いてあった。
そんな名前の美人のカメラマンがいたけど、まさか「こば」
とは・・・。コンタックスのカメラで、林の中の写真を撮ると、
風でそよぐ草や木の声まで聴こえてきそうな作品をつくる人。
夏休は、大分の別府と国東半島をまわることになりそうだ。

12日(日)まで、護国寺の「音羽ギャラリー」で、みゆきさん、
なおさんたちのグループ展をやっている。彼女たちも天真庵を池袋
時代から盛り上げてくれたアーティスト。今日は休みやと思うけど、
近くの群林堂の豆大福は、うまい。

今日の天真庵は「易占神社」
いろいろなことを、易の勉強会の先生・福田さんが
占ってくれる日。30分3000円

明日は月曜日。「月曜日の朝は卵かけごはん」
今は妹が作っている無農薬の福岡のお米。来週からは、
大分国東半島のものになる。
明日の夜は「新企画」の「クラシック寺子屋」
歌舞伎や落語もそうだけど、少し基礎知識を勉強していると、
おもしろさが10倍くらい違ってくる。赤松林太郎くんが
クラシック音楽のおもしろさを、おもしろく解説しながら
ピアノを聴く、そして蕎麦を手繰る。そんな「寺小屋」は
江戸時代には、なかった。

落語といえば、14日(水)(19時から)に「二階で落語かい?」
という会ができる。千里屋万馬さんが、やってくれる。
蕎麦・珈琲つきで2000円。


えるはいいでー

2011-06-04 08:42:59 | Weblog
ぼくのまわりで、LEDのメーカーをやったり、
企画をやったり、販売をやっている人が多い。
ので、自然と試作品とか、新作なんかが届いて、
バラバラにいろいろなメーカーのものが、照明器具の
ショールームみたいな感じで、使われている。
お店の9割くらいは、そんな感じでLEDになった。
冬はエヤコンを使わず、炭や石油ストーブを使うので、
電気代が6000円から7000円。すごくエコなお店だ。

昨日は、カウンターの照明を全部LEDにした。調光に対応していて
しかも、あったかい色がでて、器とか料理が普通においしくうつる、みたいな
ものを探していて、やっと及第点のものがでてきて安心した。
部屋や町の明かりというのは、ほんとうに大事やと思う。

夕方は般若くんが遊びにきた。
天真庵のカウンターのイスをつくって
くらた木工家。明日まで自由が丘のSTAGE 悠で個展をやっている。

さっそく自作のイスに座ってもらい、光とのバランス
の体験をしてもらう。
イスというのも、選ぶのが難しい。陶器や木工などは、やはり
「作家もの」「一点もの」に限る。中国製とでも一見よくできた
ものがあるけど、使っていくうちに、「美人になっていく」
ほうが、ぜったいに得だと思う。100きんで買った100円の
茶碗を、100回使って飽きたら、一回の使用料が1円。
自分の気に入った作家ものの茶碗を2000円で買う。毎朝料理屋で食べて
いる気もちになり、3年使ったとする。一回の使用料は2円。
どちらを選ぶか?の問題だけど・・・

これから、原発の関係で、住むとこや、住み方生き方ががらっと変えて
いかないと、なりゆかなくなると思う。
「断捨離」がはやっているみたいだけど、「テレビを見るのやめた」
とか「車を売った」とか、「電子レンジを捨てた」とかいう人が
まわりに増えてきたように思う。自転車が売れたり、扇風機が売れたり
するのも、「昭和にもどろう」みたいでいい。
ぼくも最近は携帯を持ち歩かないし、こわれたら、次は買わない、
ときめている。

一昨年、すごく小さな家に移りすんで、その時に、家具などを8割くらい
捨てた。でもこの家には、小さな庭があり、そこに山野草が
いっぱい咲いていて、お店の花は、ほとんどがこの庭に咲くもので
飾ることができ、小さな池で泳ぐメダカたちも、毎年どんどん子ども
が増えて、友達の家の家族になったりしている。ほんとうの「ゆたかさ」
とは?を、教えてもらった気がする。