ここ数日ゆっくりと過ごすことができ、今日は朝から体調がいいようです。
私だけでなく友人も今年はみな調子が悪く「何となくだるい。やる気が起こらない」と言います。
私は勿論麻痺した左半身が痛み、歩くのもなかなか調子が出ません。
やっと暖かくなったと思ったらすぐに逆戻り。
天候不順のせいもあります。
お風呂にもゆっくり浸かり身体を温めるのですが起きてパソコンをしたりすると冷えるのか眠りにつくころお腹がグルグルしたと思ったら途端に下痢が始まり、全部出てしまうと今度は吐き気がします。
時にこれに不整脈が加わると本当に気分が悪く不安になります。
でも、その後はバタンキューで熟睡です。
そんな時はいつも母の事を思い出します。
若かった私は「ふうん」と聞き流し不安な母の気持ちを慰める事も無く母はきっと寂しかっただろうなと思います。
認知症の初め、泣きじゃくる母のことはヘルパーの免許を取ったばかりなので何となく不安な気持ちが伝わり夫と二人で抱きしめてあげました。
身体をさすり寝付くまで手を握って添い寝をしてあげたら安心して眠りました。
母はアルツハイマーを患っていましたので進行も速く人間性もだんだん壊れていきましたが身体に触ってあげると喜びました。
自分はこの先どうなるのだろうという不安が常にあったのだと思います。
言葉で言い表せない分身体をさすってあげたり手を握ってあげたりすると少しは気が楽になったのかもしれないなあと思います。
年齢と共にいろんな症状に悩ませられるけれど母の足跡をたどってのんびりと行こうと思えるようになりました。
今日のように「暑い日」は少し楽です。
これでさわやかな風が・・・・なければ私の体調はいいのですが。
ちょっと普通の人と「快」が変わってしまったんです。
脳の視床下部は感覚器官や運動野がありそこが侵されたために感覚には異常があります。
天候によってとても痛い日はちょっと悲しいけれどそんな日は痛みを忘れるために動き回ります。
時折表情に出るのか夫だけには判るのか「今日は痛いのか」と言います。
60歳の山を折り返しはじめ、やっと優しい言葉を聞けるようになりました。
それとも、自分も膝関節症になり病人の気持ちがわかるようになったのでしょうか。
こんな調子での~んびりと歩みたいと思っています。