この日は製版作業からです。
シルクスクリーン研究科の皆さんは
既に一通りの作業を経験済みなので
手際よく製版作業を終えました。
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すぐさま、今日の本題
“色彩を活かした刷りを学ぶ”ことに取り組みました。
まず最初に色彩についての講義により
色の概念や性質を学びました。
講義では
TIPAスタッフが作った自家製テキストを使用。
テキストには混色についての解説もあり
直ちに刷り作業で活用しました。
今回は
普段あまり使用しない色の組み合わせに挑戦。
補色の関係にある色を組み合わせると
どのような効果を得られるかなどを
考えながら刷り作業をおこないました。
蛍光オレンジとスカイブルーを使用した2色刷りです。
2色が重なった部分はモスグリーンとなり3色の表現ができました。
また、故意に版をずらす事で
浮遊感が出たような気がします。
補色をワンポイント刷る事で
象徴化させる効果がありました。
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講義で学んだ知識を
実践してみると意外な発見もあり
多くの収穫があった授業でした。
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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