前回の講座では
製版作業を終え、下地の刷りまで終えました。
今回は
下地の上に1刷することからスタート。
写真の画像は
パソコンのモニターをアミカケした原稿を刷っています。
文字が解読できる状態で刷り上がるのか
興味のあるところでした。
結果は・・・
思った以上に精緻に刷る事ができました。
その後は更に1刷り。
白とグレーのインクで刷り重ねました。
ただし、この刷り、単なる刷り重ねではありません。
角度を変えて光に照らすと
・
・
・
見えますか?
インク部分が少し膨らんでいます。
通常のインクに発泡バインダーを混ぜ
刷った後に熱を加えるとインクが発泡します。
こちらはグレーの発泡インクで刷りました。
↓
発泡インクの部分はしっとりでマットな状態となり
画面の質感を変化させる事になります。
今回は刷り研究としての実験したが
のちの作品制作では
必要に応じて
この質感の変化を活かした刷りを
おこなっていただきたいと思います。
記:徳永好恵
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・