作品の仕上げ方には様々な形態があります。
技法や内容に適する選択が重要です。
その選択の際
何を決め手とし選択するのか?
展示効果
保存性
コストパフォーマンス
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徳永写真美術研究所では
保存性を第一とする
仕上げ方の実習に取り組みます。
ミュージアムボードという
コットンファイバー100%の無酸性マットボードを用いて
ブックマットを作ります。
まずは
作品画面の採寸をおこない窓のサイズを決め
ボードに窓抜きするガイドラインを記します。
次に・・・
マットカッターで窓抜き練習を充分におこない本番を迎えます。
高価なボードを使うため、緊張する作業ですが
全員、無事に窓抜きできまた。
今回、4つの窓を抜く方もおられました!
作品の固定には三角コーナーを使います。
右は無酸性紙で作った手製コーナー
左はポリエチレン製の既製コーナー(もちろん無酸性素材)
通常、作品の固定には紙コーナーを用いますが
コーナーを留めるテープスペースがない場合には
粘着剤付きの既製コーナーを使用します。
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このブックマット制作は
将来的には
業者さんに依頼する事も多いかもしれませんが
自身の手で一連の作業を経験しておく事は大切です。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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