写真誕生の以前から
画像の投影現象は認知されていました。
紀元前4世紀、アリストテレスの記述にもあります。
その現象を観察できる装置がコチラ
簡易カメラ・オブスクラです。
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コの字型装置の上面に孔
その下は投影面となってます。
現象を確認した後は
日食時に木漏れ日として地面に写る太陽は如何に見えるか?
・・・とアリストテレスの問答集に記される答えについて説明。
2012年の日食時に撮影した画像を紹介しました。
神社の木漏れ日は、このような状態。
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その後は
幾種かのカメラ・オブスクラを用いて
画像が写る様子を観察しました。
コチラは
18世紀、ベネチアで活躍した画家・カナレットが使ったとされる
カメラ・オブスクラを参考にして作ったものです。
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当時は
投影面に薄紙を置き画像をトレースして
絵画の下図として活用されたとの事。
それから・・・
観察にとどまらず画像の印画も試みました。
印画においては
TIPA特製カメラ・オブスクラキッドを組み立て
感光紙を入れて撮影。
撮影後、感光紙をラミネーターに通し熱現像。
ラミネーターからは青白画像となった写真が排出されます。
今回、虫眼鏡のレンズを使用したため
大きくひずむ画像となりました。
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次回は
暗室の中で光と影を操り描く“フォトグラム”に取り組みます。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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