徳永写真美術研究所では
プリント技法体験講座として
3講座を開講しています。
1)シルクスクリーンプリント講座
2)サイアノタイププリント講座
3)ヴァンダイク・ブラウンプリント講座
今回はヴァンダイク・ブラウンプリント講座初日のレポートです。
この講座は全二回で完結、
初日に一通りの作業工程を体験します。
まずは、感光液を調合する事から。
上の写真は水を計っているので素手ですが
この技法では硝酸銀を使用します。
取り扱いに注意して緊張感を持って作業に取り組みます。
調合した感光液を紙に塗布、乾燥させて印画紙が完成します。
そして・・・露光
露光後は水洗→定着→水洗→乾燥という流れの作業工程。
露光後の水洗では鮮やかなブラウンに発色しますが
完成時には落ち着いた色調となります。
ヴァンダイク・ブラウンプリントは
宮廷画家アンソニー・ヴァン・ダイクが描く
茶色の美しさに称えて名付けられた技法との事。
講座後半は
20段階の濃度を印画した
データチャートを参照しながら
デジタルネガフィルムの作成にも取り組みました。
記:徳永好恵
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