今回は
ピンホールカメラを用いた実習に取り組みました。
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まずは
カメラの絞り値を算出ことから始めました。
最初に孔の大きさを計測。
上の道具を用いて口径0.39mmであることを確認しました。
絞り値を算出する公式にあてはめ計算すると約F256。
撮影の際
感覚を研ぎ澄まし、光量を身体で感じる事で
撮影時間を決める事も可能ですが
今回は
露出計を用いて正確な露光時間を割り出しました。
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撮影はTIPAから徒歩30秒の公園にて。
マンモスのフィギュアを配置し撮影。
暗室にて印画紙を現像すると・・・
ネガ状の画像が仕上がりました。
マンモスが小さく左端に写っています。
その後は
写真の階調の反転作業。
ネガ画像をトリミングして構図を整え
紙ネガとして密着プリントをおこない反転させました。
撮影・現像・階調反転の工程を経て
仕上がったピンホール写真はコチラ
↓
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この日は
カメラ内部に印画紙を入れて撮影しましたが
フィルムを用いたり
デジタルカメラをピンホールカメラ仕様にして
ピンホール写真を仕上げる事もできます。
本講座では
写真の原理を学ぶ目的のため
体験的な段階で終了しますが
本格的に取り組むと奥深い写真表現が可能です。
今回の受講者の方は
あるプランを思いついたようです。
いつの日か
そのプランを拝見できる事
楽しみにしています。
記:徳永好恵
徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。