銀塩写真講座Step2での
写真の歴史を俯瞰することで
今回の受講生は
写真誕生前・創成期の映像に
興味を持ったとの事。
そこで
実体験を伴う学びとして
映像を留める装置を作りました。
写真右の手作りカメラをお手本に
4×5のフィルムホルダーを装着する仕様で
ピンホールカメラを作りました。
マイクロスコープで
穴の大きさや形状を確認。
穴のサイズから絞り値を割り出し
モノクロフィルムで撮影。
撮影後は現像作業。
全暗室にて皿現像に取り組みました。
現像後は、水洗→乾燥と進め
仕上がりを確認。
ライトビューアーに置いて
仕上がりを確認したところ
数か所
フィルムにキズが見受けられました。
また
フィルム濃度が薄い状態でした。
長時間露光の場合
実行感度が低下する相反則不軌を考慮して
撮影しなければならないことを確認。
この日は
仕上がったフィルムから
コンタクトプリント作成までをおこないました。
引き続き
本装置を用いて映像を捉えることに取り組みます。
この日の幾つかの問題点に対し
次回には改善できるようレクチャーして終了。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。