今回は
昨年夏に出張講座として承った
ワークショップのレポートです。
開催場所は奈良県営馬見丘陵公園。
日本でも有数の古墳群と豊かな自然を
保全・活用するために作られた公園です。
植物園でもある立地を活かして
“ 光で描く植物画 ”とし
日光写真を体験する内容としました。
作業をおこなう建物は
広大な花壇と古墳に囲まれています。
講座前に
植物学を専門とする担当の方と共に
モチーフとなる植物を採集しておきます。
本ワークショップは
体験してみましょうという講座ですが
感光液の調合から説明して実践・・・
各自、感光紙を作ります。
その後
好みの植物を選び植物標本ラベルを作成。
名称が分からない場合は
専門家に確認して
正確な情報でラベルを作りました。
当日はあいにくの曇天。
・・・とは言え5~10分程の時間で
露光が可能です。
露光時間にオプション制作も・・・
リピーター家族は
家からモチーフを持参されていました。
露光後は
水現像の工程を経て完成。
曇天であったため
青白の2諧調に分かれず
やわらかなグラデーションが美しい
植物画が完成しました。
最後にデジタルカメラで撮影した写真を
青写真とする方法があったり
青色の色調を緑や茶に変換できることなど
奥深い本技法の魅力もお伝えして
ワークショップを終えました。
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2020年は5月のゴールデンウィーク中に
本技法の3日間集中講座を開催します。
(5/3~5)
ご興味がありましたらご参加ください。
*
<ご案内>
4月からの講座、受講受付中です。
http://tokunaga-photo.com/class/
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて
写真・写真表現・シルクスクリーンetc.
表現の研究活動をおこなっています。
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