4×5カメラを使用して撮影実習をおこないました。
しかし
徳永写真美術研究所では
技術の習得だけに留まりません。
写真表現として成立させるための
思考トレーニングも兼ねた撮影実習です。
今回は
画面を構築して撮影する手法に取り組みます。
まずは
“コンストラクティッドフォト”についての
レクチャーからスタート。
サンディ・スコグランド
ベルナール・フォコン
シンディ・シャーマン
ピーター・ヴィトキン
ニルス・ウド
植田正治
森村泰昌
今道子
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などの
写真作品を紹介。
レクチャー後は
持ち寄ったモチーフを前にし
撮影計画を練ります。
モチーフの魅力を分析することから。
虫メガネを通して見る状景が面白いことを発見したり・・・
フィルムフォルダーにモノクロフィルムを装てん。
大型カメラは撮影準備がたいへんです。
カメラの組み立てから始まり
重量級の三脚にカメラを据える
構図を決め、ピントをあわす
露出計で光の状態を確認
絞り・シャッタースピードをセット
シャッターチャージ
空シャッターをきる
再度、シャッターチャージ
フィルムホルダーをセット
ホルダーの引き蓋を引く
<撮影>
引き蓋を裏返しにして戻す
・
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・
35ミリやブローニーカメラでの操作とは異なり
1カットの重みを感じます。
最後に
影を採り込んだ大がかりな撮影をおこないました。
次回は全暗室での作業
シートフィルム現像に取り組みます。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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