霞ヶ浦周辺域の田んぼでは、秋から春まで水田に水がありません。田んぼの乾田化であります。現在圧倒的に普及してしまった慣行農法が、これにあたります。
これはもともと、日本海側、特に新潟県下の、どうしょうもない湿地を乾田化してみて、大成功を納めたわけです。
それを真似て、太平洋側に於いても乾田化を推し進める施策となってきたわけです。
これには、基本的な勘違いが一つあったと考えられています
当初、日本海側で成功した乾田化とは、田んぼの脇の用水も素堀であり、乾田化しても雪が降るので、田んぼは春まで湿気ったままであり、更に冬の気候の厳しさから、春から秋までの米作だけの1毛作ですから、冬に入る前に田んぼの土をを耕してひっくり返す(耕起)は殆どされまていません。それらの結果として、元々生態系の保全には十分な配慮がされた農法として、特に日本海側では幅広く定着してきています。
しかも、冬の期間は、乾田化農法でも、大量に雪が降りますので田んぼがいつもじくじくと湿気ています。さらに春の田植え時に必要な水は、折からの雪解けで河川の水量は豊富です。
太平洋岸は、冬の期間、筑波おろしのからっかぜが吹き、雨が著しく少なく、田んぼも乾燥化が進みます。千葉県や茨城県は、今まで水郷地帯でした。天然の溜池があって、それもあって、春の水を湖沼にたよるような事も少なかった分けです。
それを湿地をつぶし、溜池を壊し、乾田化したわけですから、春の田植え時に大量に必要な水確保が緊急課題となってしまったわけです。
重ねて、春に乾田の田植えで、大量に必要になった水資源として、湖沼が狙われ農業用水のための、ダム化させられました。そのため、湖沼のダム化の大きな引き金となりました。
ダム化計画には、さらに利水として工業用水、飲用水と3重に使われることが生じてしまったわけです。
運用上では、その田植え用の用水確保をするために、冬中水をため続け、田植え時に水面が最も高くなってしまう弊害を招いてしまいました。
このために、春に1年生草本が発芽出来ないという事態へとつながっています。
治水ではなく、利水の中に、大きな原因があると考えています。
これはもともと、日本海側、特に新潟県下の、どうしょうもない湿地を乾田化してみて、大成功を納めたわけです。
それを真似て、太平洋側に於いても乾田化を推し進める施策となってきたわけです。
これには、基本的な勘違いが一つあったと考えられています
当初、日本海側で成功した乾田化とは、田んぼの脇の用水も素堀であり、乾田化しても雪が降るので、田んぼは春まで湿気ったままであり、更に冬の気候の厳しさから、春から秋までの米作だけの1毛作ですから、冬に入る前に田んぼの土をを耕してひっくり返す(耕起)は殆どされまていません。それらの結果として、元々生態系の保全には十分な配慮がされた農法として、特に日本海側では幅広く定着してきています。
しかも、冬の期間は、乾田化農法でも、大量に雪が降りますので田んぼがいつもじくじくと湿気ています。さらに春の田植え時に必要な水は、折からの雪解けで河川の水量は豊富です。
太平洋岸は、冬の期間、筑波おろしのからっかぜが吹き、雨が著しく少なく、田んぼも乾燥化が進みます。千葉県や茨城県は、今まで水郷地帯でした。天然の溜池があって、それもあって、春の水を湖沼にたよるような事も少なかった分けです。
それを湿地をつぶし、溜池を壊し、乾田化したわけですから、春の田植え時に大量に必要な水確保が緊急課題となってしまったわけです。
重ねて、春に乾田の田植えで、大量に必要になった水資源として、湖沼が狙われ農業用水のための、ダム化させられました。そのため、湖沼のダム化の大きな引き金となりました。
ダム化計画には、さらに利水として工業用水、飲用水と3重に使われることが生じてしまったわけです。
運用上では、その田植え用の用水確保をするために、冬中水をため続け、田植え時に水面が最も高くなってしまう弊害を招いてしまいました。
このために、春に1年生草本が発芽出来ないという事態へとつながっています。
治水ではなく、利水の中に、大きな原因があると考えています。