田切通信

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忘れたころにのっぽパン

2006-08-07 21:50:57 | その他
 忘れたころにのっぽパンの話を。

   

 いきなり縦に長い写真だが、これが年に1度だけ超限定で発売されるながいずみわくわくまつり限定!!「長泉メロン」の、のっぽパンなのだ。
静岡の人にはおなじみの細長いパンだが、多数存在する季節限定品の中にあって、最も限定度数が高いものなのだ。なにしろ、お祭り当日のみ限定2000本販売、一人につき2本までの数量制限つきなのだ。これが税込み100円なのだ。「な~んだ、100円の安物パンか」とがっかりした諸兄、贅沢な口の肥えた人には関係ない世界なのでこれ以降は読まなくてもよい。

 ながいずみわくわくまつりは御殿場線の下土狩駅前の道を、歩行者専用に閉鎖して行われる。そのお祭りのイベントの一環として、地元の製パン会社である「沼津ベーカリー」と協力して、地元の名産品である「長泉メロン」を贅沢に使ったパンを毎年出しているようだ。去年の長泉メロンはホイップクリームに細かく刻んだメロンの果肉が混ぜ合わせてあった。今年はホイップクリームはそのままだが、刻み果肉ではなくメロンジャムが塗ってあった。メロンジャムと聞いて、ちょっとがっかり観があるかも知れないが、単なる安物のジャムではなく、香料・保存料などの添加物を一切使わない高級なケーキに使われるようなメロンソースである。去年の生果肉以上に香り高いメロン味で大変美味しいのだ。これが年一度とは大変残念、毎日店頭で売らないものかと思うが、保存がきかない上に、原価が高くて100円では大赤字なのだ。原料のメロンは長泉町が無償で提供しているのだろうが、それにしても製造に掛かる手間を考えるとやっぱり赤字なのだ。そこで地元サービスを兼ねた1本100円での限定販売なのだった。
 次に会えるのは来年の夏8月の頭なのだ。