田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

冬の大掃除6

2010-02-19 22:58:00 | 飯田線の旅
 店を出て、再び海ノ口駅に戻る。こちらは正面口。屋根の雪が厚く積もっているのが分かる。信州路は全て雪の中だ。


 車内は暖房が良く効いて暖かい。局長が缶チューハイを飲んでいる。僕らの旅は常にほろ酔い加減だ。


 松本で中央本線に乗り換え、更に塩尻でわざわざ旧線経由の単行に乗り換える。こいつは現在の塩嶺トンネルが出来る前にぐるっと迂回していた頃の中央線の旧線を往復運動している旧線専用車クモハ123-1「ミニエコー」


 長野塗色の普通列車と並んでみた。往復運動だけと言っても、それ程頻繁に走っているわけではないので、ダイヤを調べて時間調整しないとなかなか乗れない。


 辰野でミニエコーから飯田線に乗り換え、本日の目的地伊那市に到着。今日はここで宿泊だ。待合いを覗くと・・・暗くて分かりにくいけどキヨスクが閉店している。駅側に続き売店もなくなった。駅がどんどん寂れていくのは寂しい。


 駅前の風景。正面茶色のビルの1階にあるお土産屋はまだ何とかやっている様だが(この時間はもう閉店している)右隣のビルは無人化している。昔は駅前一等地だったのだろうが、この人気の無さは前に訪れた小諸駅前と重なる。


 写真中央奥、かつて定宿にしていた伊那ステーションホテル跡。一度は特別室に泊まりたい!と言っていたのが昔の笑い話だ。


 地方の小都市は駅を中心とした商業地が衰退して実に寂しい。ここ伊那市も、駒ヶ根も、天竜峡も状況は同じだ。かつて馴染みだった郷土料理屋「鍋焼城」もなくなった。地元民には評判悪い店だったけどね~・・・。冬の寒さが身にしみる。