先般のMVGで使った天幕整備のために、近所の公園で幕を仮張して乾燥作業をした際の事です。周りに生えている木にたくさんのドングリが生っているのを見つけました。
天幕の後ろの木には樫の木の小さなどんぐり、近くには椎の木の大きなドングリが生っていました。樫の木のドングリはまだ緑色で熟していませんでしたが、椎の木はもう茶色に熟していたので、実を集めました。
集めたどんぐりで「ドングリコーヒー」を作ってみようと思います。コーヒー豆は熱帯の気候でしか育たないので、高緯度のヨーロッパではそう簡単に手に入りませんでした。そこでどうしてもコーヒーを飲みたい場合にはコーヒー豆以外の原料で「代用コーヒー」を作ったのでした。その代用コーヒーの一つがドングリコーヒーです。
集めたどんぐりを鍋の水に浸けて、浮いてきたものは取り除きます。浮いた実は虫食いの可能性が高いとの事です。沈んだドングリをよく洗い、しばらくつけておくと堅い皮が少し柔らかくなって剥きやすくなります。
実を一つずつペンチで皮をむきます。ネジザウルスは嚙みつきがよく、うまく皮がむけましたが、なかなか根気がいる作業でした。
外皮がむけたら、実を少し小さく砕きます。それを流水で一晩漬けてアクを抜きます。アク抜きは必要ないとする資料もありますが、ドングリにはタンニンが多いので、アク抜きはしっかりやります。
一晩流水に浸けてアクが抜けたら(多分抜けていると思います)広げて乾かします。ここでしっかり乾燥させてから次の行程に移ります。
その2に続く。