田切通信

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入間航空祭2024を見てきました その1

2024-11-08 07:35:44 | その他

 11月3日、11月の3連休の中日で祝日「文化の日」です。文化の日には毎年恒例の「入間航空祭」が行われます。これは航空自衛隊の入間基地で行われるイベントで、普段は立ち入り禁止の基地に入ることが出来ます。自衛隊の施設は大別すると「基地」と「駐屯地」があり、単に名称だけでなく違いがあります。基地は主に航空自衛隊と海上自衛隊の施設で、飛行場や港湾施設のように、その場から移動できない恒久的な建造物があります。一方で陸上自衛隊では平時は部隊が駐留しているが、有事の際はそこから出動してしてほぼ空になるので駐屯地となります。もちろん部隊は多種多様なので例外もあります。

 さて、航空自衛隊入間基地の入間航空祭ですが、コロナ以前とコロナ中とコロナ以降で、開催の仕方に変化がありました。昨年まではコロナウイルスの影響で入場人数制限した上で縮小しての開催でしたが、今年はコロナ後初の入場制限なしの開催となりました。天気も大変良く、多数の来客が予想されていました。

 

 航空祭の最寄り駅は西武池袋線の稲荷山駅です。この駅は基地の外柵沿いにあり、ホーム半分は基地内にあります。当然基地と駅施設は柵で区切られていて行き来出来ませんが、そのホーム上の柵の一部を取り外して通路を作り、臨時の改札口が作られます。年に1度この日だけの臨時改札口で、鉄道マニアにとっても面白いのではないかと思います。この臨時改札を通過すると手荷物検査場があって、危険物の持ち込みが行われないようにしているはずでした。航空祭の注意事項にもそう書いてある。しかし、手荷物検査をやっていませんでした。つまりそこそこ大きな荷物を持っていてもフリーで入場出来ました。基地内でテロなんか起こされたらどうするんだ?と驚きました。この件以外も、事前の注意事項にあっても、現場でやっていなかった(注意されていなかった)事があります。椅子・脚立・シート・三脚(一脚)の使用と、全長が40センチを超えるカメラ、つまり大きな望遠レンズ付きのカメラの使用が禁止でした。この中で現場で注意されていたのは脚立とシートだけで、一脚を使ってる人はかなり見かけました。さすがに大きな三脚を建てる人はいませんでしたが、でかい望遠レンズを付けているカメラマンは相当数いました。キャンプ用の小椅子に至っては、かなりの人が場所取りを兼ねて使っていました。

 

 臨時改札で自動改札機を通過したら、面倒な手荷物検査がないので普通に人が流れています。基地内を線路が横切っているので踏切がありますが、この踏み切は自衛隊の敷地内なので、普段は一般人は通行していません。西武線の運行本数が多いので閉まっている時間も長く、ここは渋滞になっていました。特急ラビューが通りました。

 

 清瀬駅開駅100周年のヘッドマークを付けた入間市行きの各停が通りました。遮断機に航空自衛隊の隊員が多数配置されていて安全を確保していました。

 

 大きな横断幕がありました。日付入りなので毎年作り替えているのか?予算ありますね。

 

 お祭りなので、出店も多数出ています。食べ物、飲み物以外に航空自衛隊グッズが売られていました。

 

 空自のキャラクターかな?3頭身です。子供に大人気で記念撮影にも応じていました。

 

 滑走路手前に駐機しているC1輸送機です。今回の祭りの目玉が、このC1のラストフライトでした。採用からもう大分時間がたっているので、老朽化等によって引退です。

 

 引退するC1に代わって、このC2輸送機が運用されます。同じような形状ですが、相当でかいです。航空祭では各種航空機の展示飛行が予定されていますが、展示飛行以外にも、こうして時おり個別に飛行していました。

 

 滑走路脇のエリアに駐機している展示機が多数ありました。その中の一つ戦闘機F15です。入間基地に所在する主要な部隊は「第2輸送航空隊」で、航空輸送が任務です。戦闘機は所在していませんが、他の基地から飛来して展示されていました。

 

 同じく戦闘機F2です。これらの戦闘機は地上展示のみで、飛行展示はしませんでした。

 

 陸上自衛隊の偵察ヘリコプターOH1です。航空祭に一部陸上自衛隊の部隊が参加予定で、その関係でしょうか。この他に警察のヘリコプターも居ました。

 

 どうしても地上展示されている航空機に人気が集中しますが、むしろ貴重なのは基地の施設が公開されている事です。こちらの飛行機格納庫は救護施設として使用されていました。飛行機やヘリコプターは他でも見る機会がありますが、基地の施設、しかも内部を見られるのはこの時だけです。

 

 こちらの格納庫は扉が全開で、中に展示物がありました。大型輸送機が出入りするので間口が広く、天井が高い。しかも柱や間仕切壁が無くて広大な内部空間です。

展示飛行は0900から順次行われます。滑走路の手前の広大な敷地に陣取って期待して待ちました。

 

 その2に続く。