春の田切駅大掃除旅5 最終回

　切石駅から天竜峡駅へ向かう。


　切石に天竜峡行きの列車が入ってきた。カーブでは遠心力に対応するために「カント」と呼ばれる傾斜が付けられる。つまりカーブの外側のレールが、内側のレールより高くなるのだが、当然車体もカーブの外側が高くなる。この高低差もホームとの隙間を広げる要因になる。



　下山村駅の待合が建て替えられているのを車内から撮影。飯田市内巡回ループ電車と競争の出発駅としてあ～るのOVAに出てきた駅だが、こうしてまたOVAの風景が無くなった。



　天竜峡駅に着いた。飯田春の観光祭りの幟がはためいていた。かつてこの幟の場所にキヨスクと駅そば屋があったのだ。



　駅前の様子。シャッターが降りている場所はお土産物屋とパン屋だったかな？があった。今は両方やっていない。そば屋は写っている店の他にもう1件すぐ近くで営業している。駅前も寂しくなったものだ。



　駅前に駐まっているタクシー。ドアのストライプに注目すると、リニアモーターカーの車両だ。地元の期待の表れだろう。



　天竜峡駅のすぐ前のスーパーマーケット「キクヤ」さん。おにぎりやパンにお菓子、ジュースやビールなど買い出しに重宝した店だが・・・



　この3月末で閉店になった。特に食糧事情の悪い飯田線の南部地域で、更に食糧事情が悪くなった。



　駅のホーム1番線にある天竜ライン下りを宣伝する2人組。この2人だけは昔から変わらない。



　駅から天竜川方向を見る．かつてここには大きなホテルが3件あった。今は全て無い。建物もすべて解体されて更地になった。

　ここで、僕は反転して岡谷の向かう電車に乗った。他の同行者は中部天竜方面に南下する。
今回も良い旅でした。