田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

3月8日に航空自衛隊入間基地一般開放がありました

2025-03-10 12:16:09 | その他

 キュン♥パスの旅シリーズ継続中ですが、ちょっと面白いイベントに参加してきたので報告します。3月8日(日)1300~1600というピンポイントで航空自衛隊入間基地の一般開放がありました。これは毎年の恒例行事ではなく、突発的な行事でした。C-1輸送機の引退が近いので、その記念行事ではなかろうかと思います。広報関係予算が余ったので年度末消費をしようとしたんじゃないの?なんて勘ぐるのは止めにしましょう。

 開放イベントは雨天決行との事で、荒天による代替日の予定はありません。8日は午後から雨予報の出ているどんよりした曇り空でした。

 

 大々的な開催規模の航空祭とちがって、今回のイベント規模は滑走路地区での航空機地上展示のみで、飛行展示はやらないなど小さ目です。基地への入・退場もこの北門1か所に限定されていました。最寄りの駅は西武線の稲荷山駅です。駐車場はないので公共交通機関を使ってくださいとアナウンスされていましたが、自転車とバイクは基地内に駐輪スペースが用意されていていました。

 

 この建物は何かというと、「入間ターミナル」です。航空自衛隊の輸送機の定期便などに乗る乗客、もちろん自衛官ですが、の搭乗手続きや待機するための施設です。基地祭の時はもちろん閉鎖されていましたが、今回は休憩場所、トイレ、救護所として活用されていて、一般人も中に入れました。

 

 ターミナルのすぐ横の地面にあった、柄マンホールの蓋です。基地内にしかないので、この様な一般開放の時しか見られません。

 滑走路に面した広いエリアに規制ラインが張られて、その向こうに多数の飛行機が展示されていました。規制ライン最前列、つまり撮影の特等席は早い時間に入場した観客が陣取っていて動きませんでした。まあ、お祭りの時に人が写ってない被写体を求めるのがそもそも無理なのでとやかく言う気はありません。

 

 1機だけ規制線のこちら側に展示してあるC-1がいました。機体のすぐ周りに規制線がありますが、かなり近くまで近寄れました。

 

 こうして後部の格納庫扉が開いた状態で停めてありました。

 

 機体の中をのぞくことも出来ました。

 

 後部ゲートを全開するとこんな感じになります。民間航空機と違って内側にはクッション的な内装はありません。

 

 一番手前に居たのはこいつ、C-1輸送機のファミリー機体のEC-1電子訓練支援機でした。電子戦の訓練支援に特化した機体で、存在するのはこれ1機のみ。詳細な諸元や性能が公開されていない程の機密機体ですが、けっこう近くで見られる。機体後部が普通のC-1とだいぶ違ってます。

 

 鼻先もだいぶ違います。鼻先や尻、それに機体随所にある黒い出っ張りは電子線関係の機材ですが、もちろん詳細は不明です。この頭の形から「カモノハシ」と呼ばれているようです。

 でも、ここまで寄ってよく見ると、カモノハシよりアザラシとかトドなんかの海獣類に似ていると思います。髭あるし。

 

 ただ並んでいるだけだと、航空自衛隊関係者もさすがにアレだと思ったのか、滑走路を一番向こうまで滑走して、戻って来るサービスをしました。主翼のフラップが展開状態になっているのが見えます。

 

 滑走路の端まで行って帰ってきたので頭の向きが変わっています。

 

 もう一機、引退に際して特別塗装されたC-1も滑走路を一往復しました。

 

 滑走路の先端部は下り傾斜になっているようで、機体が地平に隠れていきます。

 

 帰ってきました。

 

 駐機している他の飛行機の向こう側を通過します。走行展示したのはこの2機のみでした。

 

 駐機していた他のC-1の後ろを通過します。垂直尾翼に書かれているのは部隊のマークと機体番号です。引退間近の1002番機には「C-1 FOREVER」の文字も見えます。

 

 走行展示が終わったら、また静止して被写体になっていました。

 

 滑走路地区の奥の方には入間基地のその他の所属機が駐機していました。しかし、C-1メインのイベントなのであまり注目している人は居ませんでした。奥C-1・1031番機、手前U-4です。

 

 そして、YS-11です。これも電子戦関係の機体なのか何やら黒い出っ張りが付いています。

 

 こちらはノペッとしたYS-11です。すでにプロペラも外してあります。

 

 大型消火器と脚立が並んでいました。

 

 この様な基地公開だからこそ機体に近づけるので、普段なら見ることがない機体のマーキングなどの詳細が分かります。

 機体表面のカーブの形状です。意外と波打っているのが分かります。模型製作時の参考になるでしょうか。

 

 例の入間ターミナルの2階に上がって見ました。説明がないので良く分からないですが、これは子供が遊べるようです。誰も遊んでいませんでしたが。

 

 2階の窓から見た滑走路です。C-1が並んで駐機しています。この高さでは機体の上面迄は見えませんでした。この後雨が降り始めました。

 

 以上、入間基地の急な一般開放見学記事でした。青空だったらもっとよかったのに。


旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥早割パス 通称キュン♥パスの旅 その3

2025-03-10 06:31:29 | 旅行

 積雪のため只見線が止まり・・正確には運休区間が出たので・・3時間弱の時間が空きました。そこで、少しだけでも会津観光をする事にしました。とは言え僅か3時間なので、ポイントを絞って見る必要があります。非常に大雑把に言うと会津若松での観光は、「戊辰戦争」と「野口英世」なのではと思います。もちろん他にも魅力的なポイントはありますが、時間的制約で諦めました。そこで、戊辰戦争の観光ポイントとして「鶴ヶ城(国指定史跡・若松城跡)」を見に行くことにしました。戊辰戦争観光のポイントとしては「飯盛山」も有名ですが、両方を回る余裕はありませんでした。

 

 鶴ヶ城は駅からは少し離れています。そこで駅前バスターミナルからバスで移動します。来たのは観光用周遊バスのハイカラさんでした。あれ?古びた案内看板ではボディーカラーは青かったけど、これは赤い。小型のボンネットバスです。形だけレトロ風のボンネットではなく、ちゃんとフロントのボンネット部にエンジンが載っていました。あまり車に詳しくない人向けに説明しますと、普通に前が平面のバスは車両の最後尾の床下あたりにエンジンがあります。1日乗車券は¥600でしたが、1回乗車は距離に関係なく¥210です。城迄の往復だから普通に乗車したほうがお得でした。

 

 車内のバス降車ボタンも赤べこ君デザインでした。

 

 目的地の鶴ヶ城入口で下車しました。この交差点を信号を渡って正面の道を進むと、すぐに堀に行き当たります。

 

 交差点角にあるこの重厚な造りの商店は、見た目で酒屋かと思いましたがなんと菓子屋でした。

 

 雪の残る道を進むと城跡の表示と水のある掘り、その向こうには石垣が見えます。

 

 経路上にあったお土産物屋さんの店頭には、少し色あせた顔出し看板がありました。戊辰戦争で戦った「白虎隊」と「娘子軍」(どう読むのだろう?)です。

 

 いよいよ城跡の正門(大手門)に着きました。表面をきれいに整えた大きな石を積んだ石垣が見えます。

 

 雪のせいなのか、大きな松の木が折れていました。

 

 再建された天守が見えてきました。この天守は昭和40年にコンクリートで再建されたものです。多くの人は「城」と言えば、この「天守」を思い浮かべると思いますが、これは城を攻められた時に立て篭もる要塞であって、政治をする場所ではありません。そもそも領内はおろか城迄も攻め込まれている段階でその戦はほぼ負けが確定です。だから戦国時代以降の平和な時代には、領主がそこに入るのは縁起が悪いからと、天守があっても一歩も踏み入れさせてもらえない殿様もいたようです。

 

 城跡の案内図です。ぐるりと堀が残っている城跡で、その城跡が国指定の史跡になっています。再建された天守以外に茶室もあります。

 

 歴代城主の家紋です、見慣れた家紋もありますね。

 

 天守を見上げるここが写真撮影のスポットになっています。熱心に自撮りしている観光客が多数いました。コンクリート製の再建で、いわゆる現存天守ではありません。ですが、この天守は戊辰戦争でボコボコに壊れた際の写真が残っていたので、それを基に外観を忠実に再現したものです。その時に壊さないで直して残しておけば現存13天守になったのに・・とは今だから言える事です。

 

 積雪ですぐ前まで近づけませんでしたが、恐らく撮影用の背景です。

 

 こんなポスターが張ってありました。何かのゲームかな?僕は知らない。で、そのクリアファイル4枚が付いた入場券(天守の見学券)が¥4000か、通常の入場券が¥520だから差額は¥3,480。これが高いと感じるか、妥当だと感じるかはその人次第でしょう。あー、これも性的問題摘発警察に見つかったらうるさそうですね。

 

 入場券販売所のすぐ横にも赤べこ君がいました。触っちゃダメとの事です。

 

 ここが天守の入り口です。そもそも天守の再建が昭和40年であり設計はそれよりも前ですから、当然のように現在では当たり前のバリアフリーではありません。とにかく階段しかありません。リフトもエレベーターもない。それをどう考えるかは観光とか行政の仕事です。では、見学しましょう。

 

 その4に続く。


旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥早割パス 通称キュン♥パスの旅 その2

2025-03-07 07:27:43 | 旅行

 快速あいづ1号に乗りました。警戒されたほどではないにしろ、この雪の中での定時運行はさすが日本の鉄道は凄いです。

 僕らの日帰り旅行は3月5日でした。この記事を書いている時点で、翌6日に連結器の故障で新幹線が一時運行停止したとニュース報道がありました。まあ、ケガ人は出なかったようだし、旅行当日に当たらなくて良かった。

 

 快速あいづ1号の車窓から見た磐梯山です。山頂は雲に隠れちゃってます。

 

 終点会津若松駅に着きました。雪による運航停止が無ければここから只見線に乗り換える予定でしたが、止まっているものはどうしようもない。グタグタ文句言っても動くわけでもないし、自然の力には逆らえないですね。そこで柔軟に予定変更しました。ホーム正面の階段は乗り換え専用で、改札口に行くには階段を回り込んで先に進みます。

 

 終点駅なので、線路も行き止まりの端頭式ホームです。

 

 改札手前の少し広くなっている場所に、記念撮影コーナーがありました。顔出し看板や背景があって、右にあるはっぴは記念撮影で自由に使ってよいそうです。

 

 こんなポスターがホームの壁に貼ってありました。右・撮り鉄マナーの向上を訴える物です。こんな感じで軟らかく訴えても、効き目なんてないだろうな・・残念だけど。左・観光イベント告知ですが、カップ麺のコマーシャルですら性的だと難癖つけられる時代に、かなり挑戦的(挑発的?)ですね。変な性的問題摘発警察に見つからないことを祈ります。

 

 赤べこ君がいました。顔(鼻先)がでかい!骨組みに和紙を張った張り子です。

 

 ホームから撮った車両の写真を何点か紹介します。

 これはJRではなく、会津鉄道の車両ですね。

 

 左側は会津鉄道のホームです。

 

 さて、予定変更で周辺を観光する時間が少し出来ました。改札を出て見ましょう。

 改札口の外にあった撮影スポット。右手前の台に座って撮影すると、車内から外を見ているような雰囲気で撮れる仕掛けのようです。

 

 和風の外観の会津若松駅舎です。

 

 ここにもいました赤べこ君。こいつは張り子ではないので雨に濡れても大丈夫。左手前にあるボタンを押すと、しゃべったり、ちょっと歌ったりします。

 

 蒸気機関車の動輪がありました。SL運行記念と碑文がありました。そうすると、SL磐越物語の運行開始時に設置された物でしょうか。

 

 そして会津と言えばこれ、「白虎隊士の像」です。戊辰戦争やら白虎隊については解説すると長くなってしまうので、興味があったら調べてみてください。

 

 隊士の像のすぐ横にある「あいずっこ宣言」です。

 

 この立派な建屋は、観光案内所かなと思ったら、横断地下道の入口でした。

 

 観光に便利なまちなか周遊バスがありました。1日乗車券が¥600でした。ハイカラさんとあかべぇの2種類あるのか。

 会津の街をそれなりに観光しようと思ったら丸々1日必要ですが、さすがにそこまで時間の余裕はない。そこで代表的な観光地の鶴ヶ城だけ見ることにしました。そうなると周遊バスに乗るのが便利です。

 

 その3に続く。


旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥早割パス 通称キュン♥パスの旅 その1

2025-03-06 12:17:42 | 旅行

 え~、久しぶりに鉄旅の話です。3月5日(水)の平日、日帰りの鉄旅に出かけてきました。今回使ったのはJR東日本で発売している「旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥早割パス」です。名前がそもそも長いって~の。しかも通称と言うか略称が「キュン♥パス」で、なんで真ん中にハ~トなのだ!と憤ってしまうのでした。この切符はなかなかクセの強い切符で、まず「えきねっと」に会員登録していないと購入自体が出来ない。そう、登録もしていないのに、毎日最低3回は「退会通知のメール」が届くあの「えきねっと」です。勿論僕は登録していない。ではどうやって購入したのだ!と疑問を生じますが、今回の旅の相棒が僕の分もまとめて手配してくれたのでした。その他、条件を列挙すると以下の通りです。

利用期間  2025年2月13日(木)~3月13日(木)<土・日・祝を除く平日限定>

発売期間  利用開始日の1ヶ月前から14日前まで

購入方法 「えきねっと(Web)」限定発売

発売価格 【1日間用】10,000円【連続する2日間用】18,000円※おとな用のみ設定(こども用はありません。)

 あと、幾つかの注意書きもありましたが、この記事が出る時点でもう購入できないので省略します。冬と春の「青春18切符」の隙間に鉄道利用客が落ち込むのに対応していると思われます。「キュン♥」なのは、発売時期がバレンタインデーに被っているので、恋人カップルにどーぞという事だろうと思います。その切符をいい歳したおっさん2人組で使う身になって見ろ!!JR東日本。因みにこの切符は昨年度から発売されている季節切符で、今年で2回目になりました。

 僕の旅の始めは例によって西川越駅。業務委託駅ですがこの時間は無人。旅の行程は相棒が練り上げてくれたもので、新幹線乗りたい、只見線も乗りたい!と大変大雑把な僕の要望を最大限に考慮したものになっています。早割切符なので、半月以上前に行程を組んで買いましたが、旅当日になっての大雪・・・積雪で只見線が止まっている。そこはそれで柔軟に行程を変更しよう。ただ、押さえてある新幹線の指定券は使いましょう、勿体ないから。

 

 キュン♥パスはフリータイプの磁気券なので、自動改札があれば無人駅でも大丈夫なのですが、西川越駅に自動改札なんてない。そこで、一応どこから乗ったのか証明するために、この赤い「乗車駅証明書発行機」で乗車証明を手に入れておきました。

 

 改札はこの交通系カード読み取り機のみで、磁気券は読み取れません。

 

 薄く雪が積る中、川越線の列車が入ってきました。見ての通り単線です。

 お隣が川越駅、そこで乗り換えて大宮駅に向かいます。川越駅では乗り換え時間が数分しかなかったので、写真を撮っている余裕がありませんでした。

 

 大宮駅の新幹線ホームで、相棒と待ち合わせです。新幹線改札を通る際に、有人改札で、「無人の西川越駅からキュン♥パスを持って乗りました、一応これが乗車証明です」と言ったら、「あっ、大丈夫ですよ~、そこの自動改札通してください」と親切に対応してもらえました。

 新幹線の改札内にこんな模型が並んでいました。そこそこデカい。「触るな」と注意書きが下がっています。そりゃあ、小さな子供は触っちゃうだろうな。

 

 大宮駅は東京駅・上野駅からの北海道(山形・秋田)・上越・北陸(長野経由)新幹線がすべて通る駅です。だからホームで見ているとひっきり無しにいろいろな車両が見られるので楽しいです。ただ、新幹線ホームってだいたいが高架なので、吹きっ晒で寒いです。

 

 ホーム上からでは安全柵などがあって、こんな感じにしか車両は撮れません。いいんだよ、別に撮り鉄をうならせるような写真を撮ろうなんて最初から考えてないし。鉄道会社に迷惑かけてまで撮りたいとも思わないし。

 

 ホーム上には駅弁屋がありました。階段下の通路にはコンビニ売店もありました。最近、車両内での飲食は迷惑行為だとか書き込んでいる輩もいるけど、ホームで弁当や飲み物売ってるのに、それを車内で食べて何が悪いんだ?それとも待合室用なのか?でも、待合室内で食べたって文句言うんだろうな~。

 

 さて、乗るのは、8時32分発つばさ127号。座席指定券は取ってあるから安心です。

 

 ホーム上で相棒と無事に合流して待つ事しばし、僕らの乗るつばさ127号が入線してきました。この形式の車両も引退が近いそうで、わざわざこれに乗るための指定券チョイスでした。目的地は郡山駅、乗車時間は1時間と少しです。

 

 郡山駅のホームでもいろいろな新幹線が見られました。

 

 連結した車両が上り・下りで並んでいました。

 次は磐越西線で会津若松駅に移動します。乗り換え時間が少しあるので売店で買い物したり構内を見て回ったりしました。

 

 地方限定のお土産が並んでいました。

 

 ホーム上にあった売店は無人店舗でした。この無人店舗を今回の旅で頻繁に見ました。交通系カードがあれば手軽に買い物できるのですが、現金には非対応です。僕は今回はフリー切符の旅だからスイカを持ってきていない。だから買い物ができない。意外と不便だぞ、このシステム。

 

 平成25年の大河ドラマ「八重の桜」の放送時に生まれたキャラクター「八重たん」です。懐かしく感じる人も多いのではないでしょうか。

 

 ホームに降りるエスカレーターの壁には両側に会津関連の情報が展示されていました。

 

 その中に見つけました・・・・右から2番目の女性の写真。リアル八重たんです。まぁ、その、あっちはゆるキャラですから。

 

 さて、快速あいづ1号で、会津若松駅を目指しましょう。

 

 その2に続く。


「寄」と書いて「やどりぎ」と読むのだ。 寄蝋梅園

2025-03-03 12:07:10 | その他

 「寄」と書いて「やどりぎ」と発音します。木の種類で「やどりぎ」と言ったら「寄生木」と書くのが普通だと思いますが、これが地名となると「寄」となります。それが神奈川県松田町寄です。その寄に大規模な蝋梅園があるのだ!という情報をつかみ、見に行きたいと思っていました。寄蝋梅園では蝋梅祭が1月18日(土)から2月16日(日)迄の間で開催されていましたが、僕がやっと訪れたのは祭終了から1週間以上が経った2月28日(金)でした。何だ、また蝋梅の話か・・・と思わずにお付き合いください。

 寄に行くには国道246を「松田ランド(バス停)」の交差点を曲がって山に分け入ります。この「松田ランド」がなかなかに曲者で、付近にそれらしい「ランド」は全く見当たりません。僕の記憶では、ここの交差点に少し大きなドライブインがあって、サウナとかもあったような覚えがあります。特に遊園地と言う訳ではなくそれが松田ランドでした。現在は完全に更地になっています。

 

 寄に着きました。これが寄自然休暇村の管理棟です。蝋梅祭も終わっているし、特に案内看板もなかったので、取りあえずここで聞いてみる事にします。因みにここは、宿泊もできるようです。

 

 観光案内版です。こうして見るといろいろと観光施設が点在しているようです。

 

 前庭に小さな花をつけた低木がありました。

 

 三又でした。和紙の原材料になる木です。お札の元ですね。

 

 こんな看板も出ていました。ゆるキャラの「山野ヒルくん」です。頬に傷もあるし、ちょい悪ですね。

 

 管理棟の前にある駐車場に車を停めて蝋梅園について聞きました。得た情報は、祭は終わっているが蝋梅園はまだ開いている。車は前の駐車場に停めていい。急坂を歩いて8分ほど登ると蝋梅園に着く。経路に「土佐原のしだれ桜」の案内看板があるので、それに従って進めば大丈夫。という事でした。

 

 道幅が狭くて凄い急こう配の道です。角々に案内看板が出ていて、矢印で方向を示しているので、それに従って進めば大丈夫です。

 

 途中でベンチのある休憩スペースがあるほどの急坂でしたが、軽く汗をかいた頃に蝋梅園入口に着きました。ここにもトイレがあります。4台ほど停まれる駐車スペースもありますが、ここまで車を上げるのは、運転が苦手な人には無理かもしれません。祭り開催中は車両乗入れはできなかったと思います。

 

 祭り期間中は、ここで入園料を徴収していたようですが、この時期は整備協力募金を任意で払えばいいようです。僕は500円を募金しました。

 

 斜面は急ですが、広い園内に約2万本の蝋梅が植えられています。経路があって、それに沿って進むと、ぐるっと一周して見学できるようになっています。

 

 どうも「松田町寄ロウバイ園」が正式な表記のようです。

 

 少し進むと「イノシシエリア」の看板が出ていました。猪が出る注意かと思いましたが、そうではなく園内のエリアの区分のようです。

 

 さすがに盛りは過ぎましたが、蝋梅特有の甘い香りが濃厚に漂っています。

 

 シカエリア、タヌキアリア・・と続きます。特に名称の付け方に法則はないようです。

 

  早咲きの桜がもう咲いていました。桜のピンクと蝋梅の淡い黄色が共演しています。

 

 園内の一番高い辺りがメジロエリアでした。

 

 蝋梅もまだまだ咲き残っていました。

 

 こちらは蝋梅と白梅です。

 

 坂を下り始めてキジエリアでした。

 

 ここにも白梅と蝋梅がありました。季節は完全に梅の時期になっています。

 

 最後がリスエリアでした。この先が入り口でした。斜面を登り、下り、ぐるっと回って一周しました。

 

 空が青いです。寄は山深い場所にある大きな集落でした。低山登山のベース基地にもなっているみたいです。看板にあったしだれ桜が、もうすぐシーズンを迎えるでしょう。

 また見に行こうかな。