健康維持のため毎日1~2時間程度、自宅の周辺を散歩しています。ただ歩くだけでは飽きてしまうので、カメラを持って目についたものを写真に撮っています。いきなりカメラの話になります。少しだけ専門的な用語も出ますが特に説明は加えないので、そのあたりに興味の無い方は読み飛ばしてください。
最近持ち歩いているのはこのカメラです。デジタル一眼レフのEOS60DにSIGMAの望遠ズームレンズを付けています。焦点距離は70~300mmで、35ミリフィルムカメラに換算すると112~480mmになります。EOSの二桁ナンバーの最新機種は90Dなので、4代前の旧型という事です。近年はカメラメーカー各社はレフからミラーレスに移行していますので、その点でもかなりの旧型と言えるでしょう。で、レンズの方は動作未確認の品を、ネットオークションで格安で手に入れました。レンズは綺麗との事でしたが、オートフォーカスが動きませんでした。調べたらこのレンズはAF不良が持病のようなので、まあ、こんなもんでしょう。レンズは極めて綺麗だったから、マニュアルフォーカスで写真を撮ればいい。昔は全てマニュアルフォーカスだった訳だし。
枯れちゃっているの判定しにくいですが、多分セイタカアワダチソウです。風に吹かれて揺れているのでピント合わせはちょっと大変でした。・・何でこんなに合わせにくいんだろう?ピント合わせの腕が落ちたか・・確かに老眼は進んでいますが。はっと、気が付きました、AF用のフォーカシングスクリーンの全面マットはピントの山がつかみ難いんだと。
それと気が付けば、慎重に合わせれば何とかなる。しかし時間が掛かる。最近のカメラのピント合わせって、実はすごいんだと改めて思い知らされます。これは椿に似ていますが山茶花(サザンカ)です。椿の花は丸ごとポテっと落ちますが、サザンカは花弁が1枚ずつ散ります。
紅葉が進み枯れ始めたメタセコイアの葉です。ピントは中央部の葉に合っています。被写界深度が浅いので、それ以外の部分はボケて写ってます。
野良の黒猫さん。よく見ると耳が桜耳になっているので地域猫です。そこそこ人慣れしているのか、かなり近くまで寄れましたが、触らせてはくれませんでした。
白猫さんも桜耳でした。この子は全く近寄らせてくれませんでした。「ニャーッ」と呼び掛けると「ニャ」と短く返事をしてくれます。返事はしてくれるけど近寄らせてはくれない不思議なネコさんです。
赤く色づいた実だけがよく目立つカラスウリです。
水上公園には大きなプールと、これも大きめの池があります。冬の時期プールはルアー釣り堀になっていて、釣りの客以外立ち入れませんが、池の方は周囲の散策が出来ます。多くの水鳥さんが居ます。
見慣れない白い鳥さんがいました。2~3日前はいなかった。ユリカモメです。
池のほとりの地面で数羽が休んでいました。ユリカモメって東京の臨海あたりにいつでもいるんだと思っていましたが、調べたら渡り鳥さんでした。
飛んでいるユリカモメです。早く動き回る被写体にピントを合わせるのは、なかなか難しい作業でした。最近ピント合わせは全てカメラまかせで楽をしていたツケです。
地面を歩いているカモさん。僕のすぐ近くをよちよち歩いています。
鳩はやたらいます。こいつらもあまり人を怖がらなくて、じっとしているとかなり近くまで寄ってきます。
この大きめの黒いやつはカワウです。一羽だけいました。ボート桟橋の縁でじっとしていました。
飛んでいる鳥はピント合わせのいい練習になります。だんだん往年の感じが戻ってきました。
これはバッテリーカーです。100円入れると何分か動きます。アンパンマン(カーではなく本人)とスペースシャトル(もう現物は退役しちゃってるけど)と消防車の3種類です。時々このアンパンマンが大きな声を出すのでびっくりします。
ハゼの実をついばんでいるのはヒヨドリさんです。ハゼの実は和蝋燭の原料になります。
スズメさん。ごく当たり前見られる鳥だと思っていましたが、最近都市部では絶滅危惧種だそうです。
そして、この時期にもう蝋梅が咲いていました。これはびっくりです。蝋梅は名前に梅と付きますが、梅の仲間ではありません。甘い香りがします。
手動でピント合わせ、つまりマニュアルフォーカスで写真を撮っていると、微妙にピンボケの写真もたくさん撮れました。このピント合わせ作業が面倒くさいと感じるか、面白いと感じるかは人によるでしょう。僕は面白いです。しばらくはこのセットで写真を撮り歩くと思います。