今年の10月12日(土)~12月15日(日)の間で「埼玉ミュージアムカード」が配布されています。これがちょっと変わっていて、主催しているのは「埼玉県博物館連絡協議会・西部地域会議加盟館園25施設」です。つまり埼玉県下全域でやっているのではなく、県内西部地域にある加盟施設25館(園)でやっている、ちょっとローカルなイベントです。カードは各施設で2000枚印刷されて、無くなり次第終わりとなっていますが、期日指定がある以上は残っていても12月15日で配布終了するのでしょう。他のイベントと期間や実施地域が被るので、3種類くらいのイベントを掛け持ちで参加しています。
12月5日(木)の午後に少し時間があったので、近場の2施設でミュージアムカードをもらってきました。
まず訪れたのは跡見学園女子大学花溪記念資料館です。女子大に付属する美術系の資料館で、平日しか見学できません。25ある施設には、ここのように平日のみ開館の施設が少しあって、カード集めの高い敷居になっています。
正門の受付で資料館を見学したいと申し出て、入門手続きをしてから学内に入ります。敷地の少し奥にあるこの建物の1階に資料館はありました。見学は無料でした。
窓張りのポスターがありました。女子大学だけあって花村紅緒さん(はいからさん)ですね。
玄関ホールを入ると、床置きの案内看板がありました。特に受付とかはなく、少し分かり難い・・つまり入り難い・・感じがしました。ホールの壁際に学内の敷地から出土した土器が展示されています。
ミュージアムカード配布中!ののぼりも出ていました。肝心のカードは、この入り口横の誰もいないカウンターの上に置かれていて、一人一枚ご自由にどうぞとなっていました。
館内ホールにもはいからさんがいました。これは人間大のパネルで、横とか前に立って記念撮影が出来るようになっていました。
館内の展示物は撮影禁止だったので写真はありません。一通り見学して退館しました。
次に向かったのは三芳町立歴史民俗資料館です。
こちらの入口にもミュージアムカード配布中!ののぼりが出ていました。入館無料です。これは嬉しい。民俗資料館などはこのように無料の所と、100~200円程度の入館料を取る施設がありますが、いずれにしても安いです。
駐車場に火の見櫓がありました。民俗資料としての展示物なのか、現役なのかは不明です。
屋外に展示されていた大八車です。交通標識以外で実物を見る機会は極めて少ないです。
同じく屋外展示の力石(”りきいし”ではなくて”ちからいし”)です。余興で力競べ(ちからくらべ)をするための物で、明治~大正期に使われた記録が残っているそうです。80キロ~100キロ越くらいの重さです。
馬の埴輪です。足が長い。
近寄って見たら、尻穴がありました。・・・なんでだろう?
ここも館内の展示物は撮影禁止でした。敷地内に古民家が建っています。
これは民俗資料として移築保存されているもので、旧池上家住宅です。江戸時代後期~明治の頃に建てられた大型の民家だそうです。資料館の開館中は開けられていて、上がり込んで中を見学することが出来ます。
平日だからか、こちらは案内とか管理の人は不在でした。上がり込んで畳に寝転ぶこともできます。室内は飲食禁止と表示されていましたが、この縁側では飲食しても良いそうです。何も用事が無い時は、こんな場所でお茶でも飲みながら半日くらいボーっとしたいです。
今回ゲット!できたカードはこの2枚です。見ての通り、縦か横かのデザインは施設に任されているようです。配布期間ももうすぐ終了ですが、全部は集まりませんでした。11月末で冬季休館に入った施設があって、そこが入手できなかったからです。まあ、全部集めたところで何か特典がある訳でもなく、得られるのは「集めたぞ!」と言う達成感だけだから、まあいいか。でも、こんなことが無ければ女子大学内の資料館なんか絶対行かなかったし、良いイベントだと思います。
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