プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

お家でまったり映画鑑賞 N・サイモン「おかしな夫婦」

2017-01-26 11:13:38 | 日記
去年の暮 銀座の山野楽器でセールしていた映画を、何本かまとめ買い。その中の1本、「おかしな夫婦」楽しみました。脚本がN・サイモン 監督がA・ヒラー 主演がJ・レモンと来たひには、こちとら堪えられません。「おかしな夫婦」というのは、言うまでもなくN・サイモンのヒット作「おかしな2人」にあやかってつけたタイトルでしょうが、今では、分からない人が殆どでしょうな。原題は「THE OUT-OF-TOWNER」因みに、同じサイモン作品 同じA・ヒラー監督で、「おかしな2人」のもう一方、W・マッソーの主演で「おかしなホテル」という作品もあります。こちらは、確か「プラザ・スイート」が原題だったかな。
さて、「おかしな夫婦」オハイオに住むジョージ(ジャック・レモン)とグエン(サンディ・デニス)の夫婦。ジョージに、ニューヨーク本社栄転の可能性が。最終面接を受けるために、2人はニューヨークへ。が、その旅は、トラブルの連続で・・・というお話。まず、ニューヨークが悪天候で着陸地が変更。そこからニューヨークへ向かう最終列車に乗り遅れ、タクシーで1つ先の駅へ先乗り。ここでのタクシー運転手とのやり取りが笑える。ようやく着いたニューヨークは、大雨。しかも予約しておいた高級ホテルは、時間に間に合わなかったので、既に部屋はキャンセルされている。明日の面接に備え、何とか休みたいジョージ。怪しい男の口車に乗り、全財産を盗られてしまう始末。警察に行き、被害を訴え、パトカーで休息所へ連れて行ってもらえることに。が、そのパトカーは、途中で強盗とカーチェイス。次から次へ、これでもかと起こる不幸の連鎖はさすがN・サイモン。「都会はコリゴリ」と、栄転を断り、子供たちの待つオハイオへ戻ろうとした飛行機の中、ラストに超ド級のトラブルが・・・
J・レモンという役者さん 哀愁が漂い、不幸がよく似合います。そういう意味では、今回はハマリ役。楽しませてくれました。

森繁 伴淳 フランキー「駅前旅館」

2017-01-25 10:57:07 | 日記
渋谷「シネマヴェーラ」の特集「名脇役列伝 浪花千栄子でございます」より「駅前旅館」です。
私が子供の頃、オロナインの宣伝に、浪花千栄子さんが出ていらして「ナンコウキクノでございます」と言うのがあったのを覚えています。これが、浪花さんの本名だと知ったのは、つい4、5年前のことでした。まさかねぇ~。「南口キクノ」というのだそうです。ついでに書くと、亡くなったのが、66才とのこと。もっと老けたイメージでしたよね。ちょっと驚きました。
さて、「駅前旅館」勿論、原作は井伏鱒二。未だに新潮文庫で残ってますもんね。大したものです。映画は1958年の作品ということ。
舞台は上野。旅館の番頭次平(森繁)が主人公。旅館のなかで産声をあげたという男。上野一筋で40有余年の人生。ただ、旅館自体は様変わり。かつての客引きではなく、修学旅行の団体などの客が、メインとなってきています。同じ番頭仲間で伴淳 添乗員役でフランキー堺が共演しています。旅館の女中さん 小料理屋のおかみ·お辰(淡島千景)らの生活を追いながら、映画は進んでいきます。次平さん、なかなかのモテ男  かつて芸者だった女性(淡路恵子)らが、彼を巡って恋の鞘当て。が、いつもの森繁さんとは違い、この番頭さん、かなりの硬骨漢で、色仕掛けにも首を振りません。そうこうするうち、彼の人生に変化が起こります・・・
話の筋よりも、森繁 伴淳 フランキーの上手さが見所たっぷり。楽しませてもらいました。

デ・ニーロの下ネタがみどころ「ダーティ・グランパ」

2017-01-24 10:23:37 | 日記
ロバート・デ・ニーロとザック・エフロンが共演する「ダーティ・グランパ」です。下ネタオンパレードの作品。それはそれで、楽しみました。
奥さんに先立たれたディック(デ・ニーロ)孫のジェイソン(ザック・エフロン)と旅に出ます。が、ディックの目的は1つだけ。「ナンパ」「年を考えろ」と、結婚を間近に控えたジェイソンが非難すると「死んだ婆さんも、あとは好きに生きろと言ってくれた。オレは、40年婆さん一筋に生きてきた。だから I WANT FUCK I WANT FUCK・・・」と連呼します。これは笑った。おあつらえに、ジェイソンの友人の女子大生と出会います。「年寄りと寝るのが好き」と、挑発的なレノーア。ターゲットは決定!ディックは猪突猛進。真面目な弁護士・ジェイソンも、グランパに感化されていきます。
デイトナ・ビーチで、大麻などのパーティを繰り返し、警察の厄介になるジェイソン! 一方、実は昔は秘密工作員だったというディックは、チンピラ相手にひと暴れ。この辺りは、デ・ニーロ カッコイイ!の一言 宴の後、連れ合いを亡くした爺さんと結婚を間近に控えた孫の運命は一変します。
ただただ下ネタ満載の映画。なぜ、デ・ニーロとザック・エフロンが出演したのか不思議な気がします。ま、国民性の違いもあり、半分以上はスベった感もありますが、私としては、料金分(ただし、割引ですが・・・)は、楽しめた映画です。

思わず一気読み スコット・スミス「シンプル・プラン」

2017-01-23 10:48:38 | 日記
このところ、出歩くのを控えております。なんか寒さが身に染みるんですよね。懐も寒いせいでしょうか?(笑)で、その分 本読む時間が増えております。子供のころ、よくテレビとかで見ましたよね ロッキングチェアで葉巻くゆらせながら、ブランデー飲んで、読書に耽る大人の様子。いざ、自分がその年に近く(アラカンの今は超えたかも)なってみると、そんな優雅なものではなく、布団にくるまって読んでるんですけどね(笑)
今回はスコット・スミスの「シンプル・プラン」です。20年以上前の作品ですが、タイトル通りシンプルな話ですので、決して古びてはいません。昔買ったんですが、なぜかそのままになっていて、先日年末の大掃除で、これまたなぜか見つかり、読むことに・・・結構面白くて、一気読みしました。
お話は、ある年の大晦日。主人公のハンク その兄ジェイコブ 兄の友人ルーは、偶然小型飛行機の残骸を発見します。中を覗いてみると、パイロットの遺体と古ぼけたバッグ。中には400万ドル以上の現金が・・・ハンク達は相談した結果、捕まる危険がないと分かった時点で、金を山分けすることに決めます。つまり、ただ時が過ぎるのを待っていれば「濡れ手に粟」のはずだったのですが・・・
ハンクたちの運命は、あれよあれよという間に急展開していきます。作者の筆は冴えわたります。皮肉なラストまで、私、思わず一気読みしました。寒い毎日 読んでいる間は、心が熱くなりました。

稀勢の里おめでとう! 白鵬時代は変わるのか?

2017-01-22 10:56:39 | 日記
ついについに 稀勢の里が初優勝! 館内の興奮ぶりは、凄かった。ようやく、新しいヒーローが誕生したというところでしょうか。
勝負事というのは、1つ流れが変わると、一気に変わってしまうもの。この優勝で、白鵬時代も終わりを告げる可能性はあるのでしょうか?
私、結論から言うと、まだ白鵬中心の時代は続くと思います。ただ、今までのような「絶対王者」とはいかないでしょう。というのも、今場所負けた荒鷲 昨日の貴ノ岩戦を見れば分かる通り、白鵬の強さを肌で知らない世代が増えてきている。今までは、土俵に上がっただけで位負けする力士が殆どだったんですがね。しかも、相対化に白鵬の力自体も、衰えてきている。となれば、今場所のように大事な勝負どころで、星を落とすことも増えるでしょう。ただ、安定感という意味では、やはり、まだまだ第一人者。そこは譲らないと思います。
稀勢の里を筆頭に、御嶽海 玉鷲らが牙城を崩そうと攻めてくる。そこを、どう白鵬が防ぐのか? そのあたりを楽しみに見ていきたいと思います。