プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

いよいよ 悲願達成か? 稀勢の里残り7日間の大勝負

2017-01-16 09:59:24 | 日記
さぁ、大相撲 面白い展開になってきました。誰もが、白鵬 稀勢のマッチレースと思っていたのが、まさかの白鵬敗戦。勝ったのは、荒鷲。初顔合わせには、無類の強さを見せる白鵬 最後に負けたのが、モンゴル出身の翔天狼 今回も、モンゴル出身の荒鷲。皮肉な結果です。
星一つの差。稀勢の精神状態考えると、ちょっとトップに立つのが早すぎた感もあります。しかし、そんなことは言ってられない。なんとか残り7日間、勝ち抜いてほしいものです。対戦相手考えると、横綱大関を除くと、番付順に勢 遠藤でしょうか? 昨日の隠岐の海戦見ても分かる通り、直近の対決で負けた相手には、意識過剰となる稀勢の里。それだけに、遠藤戦が、大きなキーポイントとなるでしょう。
白鵬との直接対決は、13日目。そこまでは、星一つの差を保つことが最低条件。少しでも、精神的に優位な状況で、直接対決を迎え、その先に見えるものは···テレビ桟敷の応援にも力が入ります。

「鬼平犯科帳 盗賊婚礼」25年前の怖い鬼平に遭遇!

2017-01-15 12:06:57 | 日記
今年一番の寒気ということ。確かに寒い。そんな訳で、昨日は夕方には、自宅に戻り、まずはテレビ桟敷で相撲観戦。稀勢の里良いですね。白鵬とのマッチレース。このところの天敵·栃ノ心 ライバル日馬富士も休場。風は吹いていると思いますが···
さて、その後は、録画しておいた「鬼平犯科帳 盗賊婚礼」楽しみました。92年の作品とのこと。吉右衛門、まだ50の坂を越えたばかりで若い。私、当時は見ていませんでしたから、「鬼」の一面を見せる長谷川平蔵 新鮮でした。
薬種問屋へ盗賊が入ります。翌朝まで、店の者が誰も気付かない見事な手口。彦十(猫八)など感心しきりですが、鬼平に一喝されます。現場に残してあった千社札から一文字の弥太郎(三ツ木清隆)の仕業と分かります。一方、おまさ(梶芽衣子)は、長島の久五郎(中村橋之助=現芝翫)の姿を見かけます。鬼平は、おまさに久五郎に密着するように命じます。ここで、おまさ、久五郎に正体が暴露そうになるのですが、ここでも、鬼平は一喝。その迫力は凄い。
結局、この久五郎の線から、彼のお頭·鳴海の繁蔵(寺田農)が、自分の妹と弥太郎を、親同志の約束事だと夫婦にしようとし、そこから江戸でお勤めをしようとする繁蔵の策略が明らかになります。久五郎の一言から、弥太郎の婚礼の場に踏み込むことに成功した鬼平。盗賊どもをお縄にします。
とにかく、まだ若い吉右衛門の迫力ある鬼平のカッコいいこと。ただただ、見とれてしまいました。

やはり、女の子に肩入れしてしまう「アイ・イン・ザ・スカイ」

2017-01-14 12:31:11 | 日記
「アイ・イン・ザ・スカイ」観てきました。「現代のドローン戦争の実態を描く、衝撃の軍事サスペンス」という触れ込み。確かに、ラスト近くは異様な緊迫感があって盛り上がりました。
イギリス、ロンドン。軍の諜報機関のキャサリン大佐(ヘレン・ミレン)国防相のベンソン中将(アラン・リックマン)と協力して、ドローン偵察機で、テロリスト捕獲作戦を指揮しています。6年間の苦労が報われ、ケニア・ナイロビの隠れ家に潜むイギリス女性のテロリストと、過激派組織アル・シャバブの大物メンバーを発見。彼らが自爆テロを実行しようとしていることを突き止めます。もともとは、彼らを捕獲する作戦だったのですが、殺害する作戦に変更します。ここに至るまでに、殺害を主張する軍人 人道的立場から認められないとする政治家らが入り混じり、なかなか結論が出ません。自爆テロの準備が、整ってきます。苛立つ大佐。ようやくアメリカにいるドローン・パイロットのスティーブ(アーロン・ポール)に発射命令を出せたと思ったら、殺傷圏内にパンを売るアリアという少女の姿が・・・事態は、逆戻りしてしまいます。自爆テロが行われれば、80人規模の子供たちが犠牲になる可能性が80対1 どちらを選ぶのか・・・決断の時が迫ります。
私、最初にこの映画の予告編観たときは、当然80人の安全を優先すべきだと思いました。大佐の発射命令にスティーブが従わないシーンもあるのですが、この時も「なぜ? 発射すべきでしょう」と思いました。が、いざ、その場面になると、やはり、幼気な少女に肩入れしてしまうんですよね。映画の中にも「可憐な少女だからといって、判断を誤ってはならない」というセリフがあるんですが、うん、やはり、肩入れしてしまうのも無理はない。そんな気にさせる映画でした。

売れない芸人の生態を描いた「ねぼけ」

2017-01-13 13:56:24 | 日記
新宿の映画館で「ねぼけ」観ました。モーニングショーで、朝10時半開映。さすがに、ちょっと早い。まさに前半は、ねぼけ眼で観ていました。
主人公は、三語郎という若手落語家。お世辞にもカッコいいとは言えない、冴えない落語家ですが、何故か女にはモテモテ。弟弟子の女を寝取ったり、別に同棲している女性もいるのですが、殆どヒモのような生活。だらしない奴の方が、母性本能をくすぐるのでしょうか? やっぱり、私のようにしっかりしている男は、女性に縁がないのかな(笑)
閑話休題。この三語郎、人生にも落語にも、きちんと向き合わない男で、周囲に迷惑かけまくり。が、ある日、同棲している女が姿を消してしまったことから、ようやく一念発起して···
終映後、ロビーに出ると、主人公三語郎役の友部康志という役者さんが、観に来たお客さんひとりひとりに、挨拶していました。どうやら、三語郎とは違い、しっかりした人のようでした。

スクリューボール・コメディのお手本 H・ホークス監督「特急二十世紀」

2017-01-12 10:56:30 | 日記
渋谷のシネマ・ヴェーラで上映中の「山田宏一セレクション H・ホークス監督特集」より「特急二十世紀」です。1934年の作品。ジョン・バリモアとキャロル・ロンバードの共演。スクリューボール・コメディのお手本のような映画です。
天才的舞台演出家のオスカー(バリモア)彼は、ズブの素人だったリリー(ロンバード)を、チョークを使う独特の演技指導で、ブロードウェイのトップ女優に仕立て上げます。オスカー&リリーのコンビは、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。ブロードウェイを席巻します。
が、ここで一つ問題が。オスカー 天才ではあるのですが、性格が偏執的 ついていけなくなったリリー。2人の間は険悪に。で、折れたのがオスカー。仲直りしますが、実はオスカー 探偵に依頼して、彼女を監視していたのです。それが暴露て、2人は破局。彼女は、ハリウッドへ向かいます。
何年かの月日が流れ、リリーはハリウッドでもトップスター。一方、オスカーは落ち目の三度笠。破産寸前に。逃げるようにして、公演地のシカゴから、ニューヨークへ戻ろうと「特急二十世紀号」に乗ると、なんと、同じ列車にリリーも。さぁ、リリー奪還作戦の始まりです。
オスカーとリリーの関係を縦糸に、ほとんど役に立たないオスカーの2人の部下 「二十世紀号」に乗り合わした狂人など、登場人物が面白い。さすがです。上映時間も90分ちょい。一気呵成に観てしまう名作です。