プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「大相撲夏場所中日」

2021-05-16 09:05:31 | 日記
昨日は、良いお天気でした。
私は早めに用事済ませて、夕方からはテレビ三昧。
大相撲→プロ野球と楽しみました。

巨人•阪神戦が迎えて2000試合。
元巨人ファンとしては、久しぶりにテレビ見ながら、V9巨人に想いを馳せていました。
にしても、話題の阪神のルーキー•佐藤輝選手凄いですね。

で、大相撲夏場所も前半戦を終了して、今日が中日です。
予想通り、照ノ富士が磐石の強さを見せて
ただ一人全勝。
調子を上げてきた貴景勝が、星の差1つで追う展開。
正代も2敗ですが、このまま無傷で進むとは考えにくい。
朝乃山は、既に3敗。
こちらは、良くて2桁でしょう。
寧ろ、先場所終盤戦で自滅した高安に期待。
昨日、全敗の北勝富士に逆転負けしたのは痛かった。
既に星2つの差。
照ノ富士 貴景勝との直接対決はあるものの
逆転優勝は厳しいでしょうが
大関復帰に向けて頑張ってもらいたい。

初日の解説で北の富士さんが
「全勝なら照ノ富士横綱昇進も•••」
と仰っていましたが、さあ、どうなるか。
後半戦も、目が離せません。

「ハナコ」「千両みかん」 「立川志の輔薫風独演会」

2021-05-15 08:46:49 | 日記
緊急事態宣言は延長されましたが
劇場は再開。
久しぶりに落語会に行ってきました。

「立川志の輔薫風独演会」
国際フォーラムホールCでの公演。
正月恒例のPARCO公演が中止になってしまったので
今年になって初めての志の輔らくごです。

例によって、演者と演目。
厄祓い神楽 和力
ハナコ 志の輔
中入り
ジャズピアノ 桑原あい
千両みかん 志の輔

ゲストお二方は、初めて拝見しました。
厄祓い神楽 このご時世にピッタリ。
桑原あいさん ネットで調べたら、まだ20代のお若いピアニスト。
ニュー•シネマ•パラダイス 素敵でした。
終演後の規制退場でも、この方のデイ•ドリーム•ビリーバーがBGMで流れた。
この曲、古くは、ザ•モンキーズ 或いは忌野清志郎さんのナンバーとして
有名なんだそう。
私、セブンイレブンでしか知らなかった^_^

さて、肝心の志の輔師匠
「ハナコ」
まずは、この公演が実現できるまでの顛末。
舞台裏は大変だったよう。
「ハナコ」は、作られた当時は「偽装」をテーマにしていましたが
最近は、日本の「予め文化」にスポットを当てている。
志の輔らくご 進化を遂げています。
「千両みかん」は、番頭を思い込みの激しい男としたのが出色。
この設定で、サゲの面白さも増しました。



折原一 「傍聴者」

2021-05-14 09:58:42 | 日記
折原一さんの「傍聴者」です。
この方の作品は、独特ですね。
毎回、最後のどんでん返しを楽しみに読んでいますが
今回も、なかなかの終わり方でした。

婚約者を練炭自殺に見せかけて殺害する女性のお話
牧原花音という30過ぎの女性。
彼女の毒牙にかかってしまったのが、等々力謙吾という男性。
親の財産を引き継ぎ、多額の現金を持っていた等々力。
婚活サイトで知り合った花音との結婚を決意するが
車中で練炭自殺を遂げる。
息子の死の真相を知りたい母親は
学生時代の親友だった池尻淳之介に、調査を依頼する。
フリーライターの池尻は、花音の闇に迫り、逮捕に貢献する。

物語は、花音の裁判
裁判を傍聴する4人の女性たち。
池尻の著した手記。
これらを中心に展開していく。

ラスト50ページ 
物語が急展開していくのが
この作者の真骨頂。
今回も、どこに収束するのだろうと
ハラハラドキドキさせてくれました。
読み応えのある作品でした。

西村晃&春川ますみ 「散歩する霊柩車」

2021-05-13 09:30:32 | 日記
また、古い映画のお話です。
文芸座で上映された「散歩する霊柩車」
「赤い殺意」と同じく西村晃と春川ますみが夫婦役で出演しています。

物語
タクシー運転手の麻見(西村)は、ある日、妻のすぎ江(春川)が浮気していることに気づく。
問い詰めるが、敵もさるもので、ならば男のところに行くと居直る。
痴話喧嘩。
悲しいかな、小男の麻見より、グラマーなすぎ江の方が強い^_^
やがて、浮気がバレたすぎ江が自殺したことにして
浮気相手を脅そうという悪い企みが、夫婦間でまとまる。

喪服で霊柩車に乗る麻見。
運転手役が渥美清というのも、何か起こりそうで不気味。
浮気相手の北村(曽我廼家明蝶)から500万円はせしめたものの
同じく浮気相手の山越(金子信雄)のところに行ったときに
この狂言を考えたのは、山越だと分かる。

この後も、物語は二転三転。
90分に満たない映画ですが、内容は充実していました。
ラスト、西村晃を待ち受ける悲運は、ブラックユーモアたっぷりで面白かったです。

まんじゅう大帝国 「笑いの学校」

2021-05-12 09:56:49 | 日記
まんじゅう大帝国という爆笑問題の事務所に所属する若手漫才師が
爆笑問題 神田伯山 ナイツ•塙 事務所の先輩であるウエストランド 春風亭昇太 島田洋七(B&B)らに
その極意を聞きに行くという企画の本。
漫才 講談 落語 
斯界の第一人者の話だけに、みな興味深く、面白い本に仕上がっていました。

皆さん、歯に衣着せず、本音で物を言うので迫力がありました。
例えば、爆笑問題•太田は、今売り出し中の神田伯山について
「慶安太平記」という演目について、このように語っています。
「談志師匠の講談と聴き比べると、力の差が歴然としている」
その理由について
「講談って、全部ナレーションでト書きなんだよ。落語はセリフなんだ。
談志師匠はその中間で、セリフになったりト書きになったりするから、
元の講談より全然面白い」

談志師匠を聴いていた私としては、深く納得できる一文でした。
このように、とても内容の濃い一冊。
読み応えありました。