腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



島袋君と一二三君の対決。

第92回全国高校野球決勝戦、興南高校対東海大相模。

どちらのエースもプロのスカウトが大注目。
ややトルネードの島袋君かサイドスローの一二三君。

今のジャイアンツにはどちらも喉から手が出るほど欲しい人材のはず。

今日は巨人×阪神もデーゲームだし、どちらも目が離せない。


と、スポーツネタ(特に野球)ばかりだと面白くない方もいらっしゃるので、今日は真面目に腕時計い関するネタを。


この夏、時計の内部に湿気が入った、水が入ったという内容の修理以来が結構多かったです。
(と書いているうちに、今も一件受けました。)

今年の関西は、今のところ突然のゲリラ豪雨ってのはまだ少ないですが、海や川などの水辺のレジャーで腕時計を水に浸ける機会が多い夏場はそれだけ水没の危険性も高くなります。


時計で一番水気に弱い箇所はズバリ、“リュウズ周り”。
時間や日付を合わせるための3時側に付いているツマミ部分です。

このリュウズがねじ込みロック式のタイプなら少々泳いでも大丈夫なんですが、ねじ込み式になっていないタイプの時計でジャブジャブ水遊びしたら大概がアウト。

時計のガラスの内側が曇る、内部に水滴が入っている等の症状がある場合は、一刻も早く機械乾燥させないとサビの原因になります。

大至急修理に出して下さい。


「腕に着けてると曇るけど、外して置いておくと曇らないから...まぁ、いいや」


これ危険。
ある日突然動かなくなり、電池切れかな?と思って時計店(修理店)へ出すと、開けてビックリ!

中がサビでボロボロ...
って可能性もあります。

機械乾燥のみで大丈夫であれば1000円~2000円程度の修理料金で済みます。

とにかく一秒でも早く乾燥させることを強くお薦めします。


腕時計を着けたままお風呂に入っている...

ダメ!

基本的にお湯はダメなので、お風呂や温泉には着けて入らないで下さい。

何故か?

①内部に熱がこもり、外気温との差で内側が結露する
②熱によりパッキン等のゴムが劣化する
③熱により機械油が流れてしまう

が主な原因。

あと、液晶表示の時計などは液晶パネルが壊れる。
や、温泉などは金属を腐食させる成分が入っていることがあるので、金属ブレスや時計本体をボロボロにしてしまう、等々。


まだまだ厳しい残暑が続きます。
水辺でのレジャーの機会も多いでしょう。
大切な時計です。
精密機械の一番の大敵は水気や湿気。
腕時計の防水性能を過信してはいけません。
いくらダイバーウォッチだからと言ってもリュウズのネジがちょっとでも緩んでいたら一発で水が入ります。
水中でクロノグラフのプッシュボタンをカチッと押したら、一発で水が入ります。

正しく使ってレッツ エンジョイ ウォータースポーツ!


時々真面目な内容になる腕時計修理専門店トゥールビヨン店主のブログ
滅多な事では真面目になりませんよ~(笑)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )