腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



今日は久しぶりに“映画と腕時計”。

今日ご紹介するのは巨匠オリバーストーン監督と名優マイケル・ダグラスが再タッグ。
2010年に全米、翌2011年に日本で劇場公開された『ウォール・ストリート』。

こちら↓


『トランスフォーマー』シリーズや『イーグル・アイ』、『インディジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』などでお馴染の俳優シャイア・ラブーフが若手金融マンとしてM・ダグラス演じるゴードン・ゲッコーと対峙する21世紀のマネーゲームを描くスリリング・サスペンス。


O・ストーンとM・ダグラスの“再”タッグということで、実はこの作品、1987年に公開された『ウォール街(Wall Street)』の続編です。

前作の若手金融マン役はチャーリー・シーンでした。
今回の作品にもチラリとカメオ出演してます。


ストーリーは...
若くしてウォール街での成功を手にした金融マン、ジェイク(S・ラブーフ)。
美しい恋人と結婚秒読みという幸せな日々がある日一変する。
勤務先の投資銀行が突然破綻したのだ!資産を失い、父と慕っていた経営者は自殺。それが卑劣な陰謀によるものだと知った時、ジェイクは復讐を心に誓い、かつてカリスマ投資家としてその名を轟かせたゴードン・ゲッコー(M・ダグラス)に近づく...


前作の最後でゲッコーがインサイダー取引と証券詐欺罪で捕まりますが、8年の懲役の後出所するところから始まります。

冒頭、20世紀フォックスのタイトルコールが終わり、本編が始まって38秒、いきなりゲッコーの腕時計が出ます。
これ↓


カルティエのサントス(金無垢)。

連邦刑務所から出所する際、預けていた持ち物を1つづつ返してもらうシーン。

看守「絹のハンカチ1枚...ネクタイ1本...腕時計1個...指輪...金のマネークリップ、紙幣なし...携帯電話」



刑務所に入っていた年月の長さを携帯1つで見事に表現(笑)



そしてジェイクの務める投資銀行の経営者ブレトンが地下鉄に投身自殺する日の朝、彼の寝室のシーン。(25分40秒)
こちら↓


ベッドのサイドテーブルの上にオメガのデ・ヴィル。

分かりにくいですが、間違いなくオメガ。
アップ↓


やっぱり分かりにくい?



サブプライムローンを発端とする金融市場の崩壊“リーマン・ショック”後のウォール街に何が起きているのか!?
2度のアカデミー賞に輝く巨匠オリバー・ストーンが、金融界を取り巻くリアルな世界をスリリング&ドラマチックにあぶり出した超一級エンターテイメント!


できれば前作を最初に観ていただきたい。



今日の格言:   金は天下の回りもの



M・ダグラスは年を追うごとに悪役が板に付いてくるなぁ、と思う腕時計修理専門店トゥールビヨン店主
ということで、明日は定休日でございます。

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