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腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



ご無沙汰しておりました。

一部の方には大好物のこのシリーズ、“映画と腕時計”が1年以上ぶりに戻ってまいりました。

お待たせいたしました。

その間映画を全く見ていなかった訳ではないことだけお伝えしておきます。


で、本日ご紹介の映画がこちら↓


『アンノウン』(2011年公開)

今や中年オヤジが主人公のアクション映画には欠かせなくなったリーアム・ニーソン主演のサスペンスアクション。

リーアム・ニーソンと言うと、真っ先に思い浮かぶ映画は『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のクワイ=ガン・ジン...

と言う人はまだまだ浅い。

『シンドラーのリスト』のオスカー・シンドラーだ、と言う方...

まずまず。

店主は1990年に公開されたサム・ライミ監督の『ダークマン』(ペイトン・ウェストレイク)を思い出します。


それはさておき、『スター・ウォーズ』シリーズ以降、老体を鞭打ったハードアクション系に数多く主演(出演)しているリーアム・ニーソンが今回も体当たり演技で謎に迫ります。


<あらすじ>(まだ観てない人はすっ飛ばしてください)
ベルリンで自動車事故に遭ったマーティン・ハリス博士(リーアム・ニーソン)。
意識を取り戻した彼が目にしたのは、自分のことを忘れてしまった妻(ジャニュアリー・ジョーンズ)と、彼になりすました別の男(エイダン・クイン)だった。
警察には相手にされず、謎の暗殺組織には狙われ、彼は次第に孤立し、憔悴しながら追っ手から逃げ続ける。
やがて思いがけぬ味方(ダイアン・クルーガー)を得たハリスは、危険を顧みず謎に飛び込む。
自分は正気なのか、自分は何者なのか、一体どこまで行けば真相にたどり着くのかと、絶えず自らに問いかけながら...

結構後半まで何が何だか分からなかったが、そういうことだったのか!と分かるとそれまでの伏線が見事に繋がり、ハタと膝を打ちます(笑)

展開もスピーディだし、ハラハラ感も十分。

88点差し上げます!
結構な高得点だが、単に店主の好みの問題なので点数は当てにしないでいただきたい。


で、肝心の腕時計は冒頭から13分05秒に出てきます。
こちら↓


意識を取り戻した病院のベッドの上で、妻からプレゼントされた時計だということを看護婦さんに伝えるシーン。

裏ブタには↓

(13分29秒頃)

エリザベス・ハリスからマーティン・ハリスへと刻印されています。
結婚して5年と言っていたので下の数字は結婚記念日でしょうか。

その贈られた時計がこれ↓

ROLEX シードゥエラー ディープシー Ref.116660

ケース径44mmの大型ケースに、特許取得の新機構リングロックシステムにより驚異の3900m防水を実現したプロフェッショナルダイバーズ。
ケース左サイドには、飽和潜水時に時計内部に溜まったヘリウムを排出するための専用バルブを備えています。
搭載ムーブメントはパラクロムヒゲゼンマイを採用したCal.3135。

2008年から発売が開始され、現行モデルですので今も販売されています。
正規価格113万4000円。


一時は謎を解き明かす仲間になってくれたタクシードライバーの女性ジーナ(ダイアン・クルーガー)に助けてくれたお礼として「売ったら結構な値段になる」と言ってあげてました。
(最終的には返してもらいましたが)

マーティン・ハリス様、大事にお使いくださいませ。


次回の“映画と腕時計”はいつになるのかは誰にも予測できないと思われる腕時計修理専門店トゥールビヨン店主
意表を突いて2日続けてかもしれない...

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