腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



アルバム『Press to Play』に収録されているどの曲を聴いても瞬時に当時を思い出すことができる。

外の蒸し暑さと対照的に冷房が効きすぎた部屋、街角で売っている“臭豆腐”の刺激的な香り、軽トラで売っているマンゴーやブドウやバナナ、黒煙を吐きながら爆走するバス、無数のバイク...

台北での2年目の生活に入った19歳の少年は前年に寄宿舎のルームメイトになったマレーシア華僑のサイモンが勉強机のラジカセでかけていた『The Beatles(1962-1966)』通称“赤盤”に衝撃を受け、それ以来ビートルズにドップリはまってしまった。

台北の西門町(東京で言う所の原宿、大阪で言う所のアメ村)の店でビートルズ、ジョン・レノン、ジョージ・ハリソン、そしてポール・マッカートニーのカセットテープ(当時はカセットからCDに切り替わる前の丁度過渡期だった。そしてもちろんテープは海賊版)を買い漁った。
残念ながらリンゴ・スターのものはない。

学校の夏休みや冬休みに大阪へ帰る度にビートルズに関するCDやギタースコアを買って台北に戻った。

『Flowers In the Dirt』に収録の“Distractions”や『Off the Ground』の“I Owe It All to You”などポール独特のメローな曲を聴くと今でも自然と目頭が熱くなります。


10代の後半から20代半ばまでの濃厚な青春時代のBGMとしてビートルズは欠かすことができない。


今夜ポールに会えます。


『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』の中の“When I'm Sixty-Four”はポールが10代後半に作ったと言われる「64歳になっても僕を必要としてくれるかい?」と問いかけるラブソング。

ポール・マッカートニー御年72歳。(再来月には73歳)


まだまだ必要です。



身を挺して守る所存でございます(笑)



では、修理品のご紹介。
こちら↓
オメガ スピードマスターデイト 自動巻き

大阪府松原市在住のN様所有。
分解掃除、リュウズ交換、プッシュボタン×2交換、テンプ調整、パッキン交換、防水検査(日常)を行いました。

カレンダー(日付)付きのスピードマスターです。
硬質なサファイアガラスを採用した上級モデル。
黒の文字盤にシルバーのインサークルが格好いいですね。
N様大事にお使いくださいませ。


ビートルズナンバーが中心のセットリストになると予想されるが、生“Yesterday”が聴けるかもと思うと今から鳥肌が立つ腕時計修理専門店トゥールビヨン店主
ということで、明日は余韻に浸りながらのお休みです。

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