腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



来週のシンガポール旅行(4月13日~17日)に向けて準備を着々と進めています。

カオルを預けるカメ専用のペットホテルの予約も入れたし、空港でレンタルできるWiFiルーターも予約した。

スマホの自撮り棒も買った。(シンガポールでは規制されてないはずだが)


先日、旅行代理店の担当者さんから電話がかかってきて

代理店さん「無料でついている半日観光の中のラッフルズ卿上陸地点の像なんですが、現在改装工事中で、像に工事用の囲いが張られていて像が見えないらしいんです」

仕事中の携帯に掛かってきたもんだから、よく聞き取れず

店主「え?ラッフルズが何ですって?」

と言いながら、内心

...まさか、またラッフルズホテルの外壁工事か!?...

と焦った。


タイのバンコクからマレー鉄道に乗り、途中スラートターニやコ・サムイ、バターワース、ペナン、クアラルンプールなど所々でぶらり途中下車しながら、最終目的地のシンガポールに入ったのが1991年2月12日。

当時の日記が出てきました。
これ↓


バンコクのホアランポーン駅から終点シンガポール駅まで約40時間の列車の旅。

日記の中はこんな感じ↓

切符や入場券などがホッチキスで留めてある。

“コーク”ってのがイラッとする(笑)

さらにこんな一文も↓

23歳の青二才が小生意気な事を書きやがって!(笑)


で、何故「またラッフルズホテルの外壁工事か?」と焦ったかというと、1991年にホテルの大改装工事で全面にシートが張られていて全くラッフルズを見れずにホテルの前で呆然と立ち尽くしたという経緯があったからでして。

代理店さんの電話をよくよく聞き直したら、ホテルとは全く別の場所に立っているラッフルズ卿の像に囲いがされていて、ホテルは全然関係ないとのこと。

いや、ホッとしました。


ぼちぼち旅の日程表を作らなきゃなぁ...

などと思いながら旅日記をめくっていたら



誰?

1988年に初めてフィリピンに行き、マニラからセブ島に飛んで、セブの空港を出たところで捕まったタクシーの運転手だ。

やたら日本語が上手で「こんにちは、日本人?セブは初めて?」と近寄ってきた。

「海が綺麗」「ダイビングをしたい」「日本人があまりおらず観光地化されていない」という条件でどこかお薦めのことろは無いか?と尋ねたら

GILDO GINOOさん「そうだなぁ~、それならモアルボアルがいいよ。でもセブシティの反対側で結構遠いから、バスに乗りな。バスターミナルまで俺のタクシーに乗せてやるよ」

走っている間も「いや~、最近ガソリン代が高くなっちゃってねぇ~、困っちゃうよ」などと聞いてもいないことをベラベラ喋りっ放しだったと記憶している。

タクシーに乗ったと思ったら数分でバスターミナルに着いた。

タクシー代は50ペソだった。


セブシティからモアルボアルまで3時間もバスに乗って20ペソ...


おい!こら!GILDO!
何がジャパニーズインタープリターやねん!
ぼったくりやがったな!(笑)

後で気付いたが、バスターミナルは空港の近くにあったようです。



では、修理品のご紹介。
こちら↓
タグ・ホイヤー 2000エクスクルーシブ Ref.WN2110 200m防水 自動巻き

大阪府吹田市在住のY様所有。
分解掃除、テンプ調整、パッキン交換、防水検査を行いました。

2009年6月に一度OHさせていただいていて、今回が2度目のお預かり。
いつもご贔屓にありがとうございます。

1998年から発売が開始された2000シリーズのエクスクルーシブ。
2000クラシックと比べると、ブレス駒が堅牢になり、ブレスピンも太く改良され、強度がUPしています。
Y様大事にお使いくださいませ。


来週の旅行にもこの旅日記を持って行こうと思っている腕時計修理専門店トゥールビヨン店主
何年も経って見返すと結構笑えます。

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