腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



今日が土曜日の気がして仕方がない店主です。

曜日の感覚が薄れゆくGW中盤戦。


昨日の夕方、ゴルフから帰ってきたら実家の母親から呼び出しを食らいまして。

何事かと電話したら、どうやら今まで使っていた携帯電話(もちろんガラケー)の調子がどうも悪いので、お友達と一緒にソフトバンクのショップに行って新しいのを貰って帰ってきたと言います。

新しいのを貰って帰ってきた?

機種変更したのね。

ん?

よくよく話を聞いたら「新しい電話番号に変わった」と言う。

え!?

新規で契約した!?


慌てて実家に行き、詳しく話を聞くと、やはり新規で携帯を契約してきたようだ。

今までの古い方の携帯電話は店主が契約して母親に持たせていたものなので、それを解約するには本人(店主)がショップに行かないといけない。


どうして一言の相談もなく勝手に契約したのか?
どうして機種変じゃなく新規なのか?
番号が変わるということは皆に「番号が変わった」と連絡を入れないといけないということを知っているのか?
今まで店主が払っていた通話料を今後は自分で払わなければいけないということを分かっているのか?

コンコンと言って聞かせたが、イマイチ理解していないようで。


とりあえず昨日契約した駅前のソフトバンクショップへ行き、店員さんに事の顛末を説明したが、やはり新規で契約した携帯は解約できず、古い方を解約することになった。

で、店内で受付の順番を待っている間に母親がまたまた素っ頓狂なことを言いだした。

新しく契約した携帯の色(薄い金色)が気に食わない。
店の人が勝手にこの色を出してきた。
本当はピンク色が良かった。

店員さんに「無理かと思いますが、昨日契約した携帯の色の変更は可能ですかね?本人はピンク色がいいと言ってるんですが」と聞いたがやはり返事はNO。

古い携帯の解約手続きをし、電話帳データを新しい方に移してもらって店を後にした。


家に帰ってもう一度

どうして一言の相談もなく勝手に契約したのか?

と諭すように問いただしたが、「車を持っているお連れさんがたまたま家に遊びに来てて、携帯の調子が悪いと話をしてたらお店まで連れて行ってくれた。よく分からんうちに新しいのを貰って帰ってた」と言う。

契約したのはお母ちゃん本人でしょ?

さぁ?

契約書にお母ちゃん直筆のサインがしてあるやん。

あれ?ほんまやわ。

支払はカード払いになってるけど、クレジットカード渡した?

さぁ?

カード番号の下4桁も契約書に書かれてるやん。サイフの中のカード見せてみ。

カードなんか出したかなぁ?

ほら、このJCBカードやん。下4桁が同じ。昨日店の人に渡したでしょ?

さぁ?


暖簾に腕押し、糠に釘。

昨日のソフトバンクショップの記憶がほとんどない。


とりあえず、新しい携帯に電話帳の名前と電話番号を移してもらったから、順番に電話掛けて皆に「番号が変わった」と連絡を入れんとあかんよ、と言ったら。

うん、皆から電話が掛かってくるまで待ってるわ。

いやいや、皆は新しく変わった番号知らんから相手からは掛かってこんよ。

ふ~ん。


だめだこりゃ(><)


電話帳の一番最初に姪の名前があったので、電話してみる。

暫く呼び出し音が続いて「...はい?」と警戒心バリバリの声音。
そりゃそうだ。

経緯を話して登録の変更をお願いした。


で、今、姪に話した通りに他の人にも順番に電話するんやで。

わかった!


本当に分かってるのか...


契約書にサインしたことも、クレジットカードを渡したことも覚えていない...

これが携帯電話の契約だったらからよかったものの、印鑑や水晶の玉、何とか還元水、未公開株、実体のない通貨の契約なんかだったらどうなっていたか...

嫌な汗が背中を流れます。


今、このブログを書きながら、ふと母親の携帯に電話したが、古い携帯とボタンの配置も全く同じで使い方も全く同じの新しい携帯電話を「なんやよう分からん携帯やわ」と呑気に言っていた。


「とにかく何か分からんことがあったら、まず僕に連絡してな」と、3度ゆっくり言ったが、最初の2回は「ん?」と言われた。

3度目にようやく「分かった。ありがとう」と言ってもらえた。


胸が詰まる思いです。



実家に帰る頻度を多くしたいと思う腕時計修理専門店トゥールビヨン店主

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